マーケティング、売上アップをサポート

宮治税理士が親身になってお客様の会社に利益をもたらすご提案をお約束します。

社長と社員の間に横たわる溝を埋めるには?

 

※初めてこのサイトを利用される方はまず無料の会員登録が必要となります。
会員登録をしないとお申し込みできませんのでご注意ください。

<池田篤史氏 プロフィール>
アルマ・クリエイション株式会社 マネジングディレクター
「人間学×マーケティング  未来につづく会社になるための論語と算盤」(致知出版)著
18年間、20校以上のビジネススクール、社会人スクールの経営責任者およびマネジメントに従事。担当した全校を赤字から黒字化、健全経営へ転換。質の高い教育と持続的経営のバランスをとる経営手法で、3万人超の受講生、ビジネスパーソンのキャリア開発をサポート。企業のみならず、学校法人の生徒募集、経営支援においても効果をあげるマーケティング計画を立案・実行してきた。
神田昌典氏主宰400社の中小企業の経営者が集う次世代マーケティング実践会「(通称)The実践会」を含む、中小企業、中堅・上場企業の経営コンサルティングを行う「事業創造コンサルティング部」事業部長。
経営トップ・幹部の意思を、組織に浸透させていくプロセス構築・実行支援で、多数の実績。継続的な結果を生むため、デジタルツールとアナログツールを活用しながら、組織内で循環するコミュニケーション・チャンネル構築に秀でる。

草津町長に学ぶシャンパンタワー理論

  2019/04/15

3月28日放送の『カンブリア宮殿』では「逆襲温泉スペシャル~日本の宝を磨いて、町を変えろ!~」というテーマで群馬・草津温泉と新潟・湯沢温泉の再生の取り組みが取り上げられていました。

このうち草津温泉は1000年以上の歴史があると言われる名湯で、昔からずっと観光客で賑わっているものとばかり思っていました。

しかし実際には1980年代に大規模ホテルを次々に建設したものの、その後のバブル崩壊により観光客は激減、廃業した宿と空き地の町となっていました。

その建て直しを行ったのが、現町長の黒岩信忠さんです。

それまで歴代の町長は旅館組合から選ばれていましたが、黒岩さんは草津町出身で中学卒業後、燃料商を起こし、東京の竹下通りにビルを持つまでに成功した叩き上げの実業家です。

黒岩さんは町長に当選するとすぐに改革を断行します。

草津温泉と言えばその中心にある「湯畑」が有名ですが、町長就任時には湯樋はボロボロに老朽化し、また周りには廃業した旅館の跡地が無計画に駐車場になっていたりととにかく全く魅力的ではありませんでした。

そこで、まずはこの中心にありシンボルでもある「湯畑」及びその周辺の整備に巨額の投資を断行します。

というのもまずは「湯畑」が魅力的になりそこに人が集まるようになれば、必ずそこを起点として周りの温泉宿やお土産屋さんなどにも人が流れていくとにらんだからです。

名付けて「シャンパンタワー作戦」。シャンパンタワーの一番上のグラスにシャンパンを注げば、どんどん下のグラスにも流れていくという例の理論です。

ビジネスの世界ではお馴染みの理論ですが、行政の人がこういうことを言うのはなかなか珍しい気がします。

実際、「中心地に駐車場がある方が便利だから無くされると困る。客が減ったらどうするんだ」とか「中心地ばかりえこひいきして不公平だ」という不満の声も挙がったそうですが、自分の信念を貫いて決行。

多くの政治家はここで日和ってしまい撤回しますが、そこを押し通したのも黒岩さんのスゴいところです。

結果として、湯畑及びその周辺を徹底的に整備することによって、目論見通りまた人が集まりだします。

さらには老朽化していて魅力を失っていた旅館や商店なども改装するとお客が来るということが分かり、次々にリニューアルをすることに。

そうやって町全体で魅力を高めた結果、観光客が増え一時期は60億近くあった町の借金も10年かからないで半分近くまで減らすことに成功します。

このお話は温泉の、しかも行政の事例とはなりますが、ビジネスにも十分に使える話です(というか、そもそも黒岩さんがビジネスの理論を行政に持ち込んだ)。

ビジネスをしているとあれもこれもやりたくなるものですが、まずは中心にありシンボルとなるもの、すなわちシャンパンタワーの一番上にあるグラスに集中することが大事です。

さて、あなたのビジネスにおける「湯畑」は何でしょうか?

大企業のクラウドファンディング活用に思う

  2019/04/13

3月19日放送の『ガイアの夜明け』では「”ヒット商品”の新・方程式」というテーマで、大企業によるクラウドファンディングの活用事例が取り上げられていました。

国内No.1の実績を誇るクラウドファンディングサイトを運営する「MAKUAKE(マクアケ)」は3年前に大企業の新規事業・新商品開発を後押しするチームを立ち上げました。

クラウドファンディングを活用したい大企業は商品企画の段階から全面的にMAKUAKEスタッフのサポートを受けることができ、これまですでにライオンやシャープ、富士通など名だたる企業が利用しているそうです。

近年業績が低迷する大企業では「イノベーション」が叫ばれてきましたが、いざアイディアを出すと「前例がないから」「本当に採算がとれるか分からないから」とボツになるケースが度々ありました。

そこでアイディアも技術もある人はスピンアウトして起業し、それこそクラウドファンディングで資金調達をして画期的な商品を生み出すというケースをよく見るようになりました。

実際に家電やITサービス系などでこういう話はよく聞きますよね。

しかし、そうなると大企業ではイノベーションが起こらないどころか優秀な人材が流出してしまうわけで、長期的に見るとかなりのマイナスです。

それをクラウドファンディングを活用することで優秀な人材の流出を防ぐことができると同時に、ニッチな商品でも事前にマーケットの潜在ニーズがどれぐらいあるのか(またはないのか)を確認できるというのが大きなポイントではないかと考えます。

そう、大企業はわざわざ小さなマーケットに参入しても採算がとれないので、今までは大きなマーケットを主戦場としていました。

しかし、人口減少社会でマーケットも縮小傾向にあるので、多少小さなマーケットでも勝算があるのであればこうしたクラウドファンディングを活用して参入するメリットがあると考えるようになってきたのです。

となると大変なのは我々中小零細企業です。

中小零細企業の鉄則は「大企業と同じ土俵で戦うのではなく、大企業が参入しないニッチな市場で勝負せよ」というものですが、そのニッチな市場に大企業も参入してくるのです。

もしも今ご自身がビジネスをしている市場に大企業が参入してきたら、それに対して真っ向勝負を仕掛けるのは無謀というものです。

もしもそうなったとしたら完全撤退するのか?それともさらに大企業が参入できないようなニッチな市場にポジションチェンジをするのか?

そんなことを意識する時代に突入したのかもしれません。

-->

社長と社員の間に横たわる溝を埋めるには?

  2019/06/04

前回は5月28日に戦略マーケティング・ブートキャンプを開催したのですが、今月は6月13日、14日という結構短いスパンでの開催となります。 しかも今回は13日があっという間に満席となってしまったため、現在14日のみの募集と
…続きを読む

働き方改革で逆にストレス増加?

  2019/05/30

5月28日放送のWBSで「働き方改革でストレスが増加している」と報じられていました。 ご存じの通り、今年4月より働き方改革関連法が施行されており、大企業では残業時間の上限が規制されるようになりました。 また、規模を問わず
…続きを読む

地方のお茶屋さんに学ぶV字回復の秘訣

  2019/05/29

バラエティ色が強い番組ながらもビジネスヒント満載でおススメなのがTBSテレビ『坂上&指原のつぶれない店』です。 誰もが知っているお店や会社を取り上げることもありますが、そのタイトルの通り、地方にある「パッと見全然繁盛して
…続きを読む

名物店長に学ぶ繁盛店の極意

  2019/05/23

いつも見ているWBSの中でも特に楽しみにしているのが「THE行列」というコーナーです。 これはその名の通り全国各地の行列ができるお店を取材し、なぜ行列ができるのかを分析しているもので、マーケティングの視点から非常に勉強に
…続きを読む

機能を絞ってガッチリ!

  2019/05/21

5月20日放送の「がっちりマンデー!!」は「大手に負けない!一芸がスゴい家電メーカーが登場!」というテーマで、メジャーなメーカーではないものの、一芸に秀でたスゴい家電でガッチリと儲かっている会社が紹介されていました。 千
…続きを読む

なんで髙田先生とタッグを組むことになったの?

  2019/05/13

一番化戦略コンサルタントの髙田先生に定期的に札幌にお越しいただくようになって3年が経ちます。 よく「どういう経緯で髙田先生と知り合って、セミナーをやるようになったんですか?」と聞かれます。 髙田先生との出会いは4年前に遡
…続きを読む

中小企業の「売上思考」を身につける一番化戦略セミナー

  2019/04/19

来月末なのでちょっと先の話しにはなるのですが、なにせ10連休なるものがあるので(私はほとんど仕事をしていますが)、少し早めにご案内したいと思います。 ご存知”一番化戦略コンサルタント”髙田稔先生によるミニセミナー。題して
…続きを読む

著者”オンライン”参加読書会&講演会「人間学×マーケティング」開催決定!

  2019/04/18

※初めてこのサイトを利用される方はまず無料の会員登録が必要となります。
会員登録をしないとお申し込みできませんのでご注意ください。

<池田篤史氏 プロフィール>
アルマ・クリエイション株式会社 マネジングディレクター
「人間学×マーケティング  未来につづく会社になるための論語と算盤」(致知出版)著
18年間、20校以上のビジネススクール、社会人スクールの経営責任者およびマネジメントに従事。担当した全校を赤字から黒字化、健全経営へ転換。質の高い教育と持続的経営のバランスをとる経営手法で、3万人超の受講生、ビジネスパーソンのキャリア開発をサポート。企業のみならず、学校法人の生徒募集、経営支援においても効果をあげるマーケティング計画を立案・実行してきた。
神田昌典氏主宰400社の中小企業の経営者が集う次世代マーケティング実践会「(通称)The実践会」を含む、中小企業、中堅・上場企業の経営コンサルティングを行う「事業創造コンサルティング部」事業部長。
経営トップ・幹部の意思を、組織に浸透させていくプロセス構築・実行支援で、多数の実績。継続的な結果を生むため、デジタルツールとアナログツールを活用しながら、組織内で循環するコミュニケーション・チャンネル構築に秀でる。

-->

今年に入り、地元札幌に良質な学びの場を提供する活動の一環として著者参加読書会&講演会というものをいくつか企画してきたのですが、5月にも開催します! 今回取り上げる本は今年2月に致知出版社より出版された『人間学×マーケティ
…続きを読む

草津町長に学ぶシャンパンタワー理論

  2019/04/15

3月28日放送の『カンブリア宮殿』では「逆襲温泉スペシャル~日本の宝を磨いて、町を変えろ!~」というテーマで群馬・草津温泉と新潟・湯沢温泉の再生の取り組みが取り上げられていました。 このうち草津温泉は1000年以上の歴史
…続きを読む

大企業のクラウドファンディング活用に思う

  2019/04/13

3月19日放送の『ガイアの夜明け』では「”ヒット商品”の新・方程式」というテーマで、大企業によるクラウドファンディングの活用事例が取り上げられていました。 国内No.1の実績を誇るクラウドファンディングサイトを運営する「
…続きを読む