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読書会で「人生100年時代」を生きる指針を得ませんか?

 

ニッチェに学ぶ「まず自分たちが楽しんじゃおう」

  2019/07/19

7月15日放送の『芸人先生』はニッチェを講師に迎えての「まず自分たちが楽しんじゃおう」講座でした。

今回の生徒も埼玉にある某遊園地のスタッフさんです。

そんなスタッフさん達のお悩みが「どうすればもっと良い接客ができるか」というもの。

こちらの遊園地は古い施設が多いですし、屋内施設が少ないので夏は暑く冬は寒いですし、坂道が多くて移動が大変と、マイナスに感じられる要素が沢山あります。

そこでまずニッチェのお二人からの提案が「ありのままを受け入れよう」というもの。

ニッチェのお二人はもともと女優になるために上京しましたが、そんな中、「どうやらこの持って生まれた顔には人を笑わす力があるらしい」ということに気づきます。

そこで、そのことを受け入れてお笑い芸人となり、それを全面に出したネタをするようになったことで人気が出るようになったのです。

さらに、そのことを踏まえて「誰かに言いたくなるように発信しろ」という提案もされます。

一見マイナスに思える要素もプラスに捉えて人に話したくなるようにアピールすることで、拡散され話題になるというものです。

番組ではお笑い芸人のゆってぃさんのサイン会に誰も来なかったと投稿したらめちゃくちゃバズッたという事例を紹介していました。

普通だったら「誰も来なかったら恥ずかしい」となるべく目立たないようにするものですが、それをネタにして自ら積極的に発信することで逆に話題になるというのはまさに「ありのままを受け入れ」て「誰かに言いたくなるように発信する」事例と言えます。

営業コンサルタントの和田裕美さんはこれを「正直マーケティング」と名付け、十勝川温泉の事例を紹介していました。

北海道は昨年の震災により一時期観光客が激減し、十勝川温泉でもキャンセルが相次ぐ厳しい状況でした。

そこで「元気ないです、十勝川温泉」という自虐的なポスターを作成したのですが、これがなかなかの内容です。

”お客さんが減って暇なので、こんなことになっています”というノリで、

「仕込みの時間なのに、新メニューどんどん考え中。試食がぜんぜん止まりません」

「お部屋空いてるんで、英語の勉強はじめました。みなさまを知性と美ボディで、OMOTENASHIいたします」

「見回りついでに、入浴しちゃいました。スタッフみんなで美肌になるか実践中」

「ヒマ過ぎちゃって、サービス向上」

という文章が並ぶポスターですが、これがSNSで拡散されたことによって話題となり、集客に繋がったそうです。

やはりポイントは「お客さんが減って暇をしている」というマイナス面だけではなく、「だから新メニューをじっくり考えています」「だから英語力UPの勉強をしています。海外のお客様も安心してお越しください」といったようなプラス面もしっかりと伝えていること。

ここはマイナスをプラスに捉える陽転思考力が問われるところです。

地震を楽しむというのは難しいですが、でも、こういう困った状況の中でもどうやって自分たちが楽しみ、ポスターを目にした人に楽しんでもらうかという視点で考えるとチャンスが広がるのかもしれませんね。

みなさんのビジネスで一見するとマイナスだけどプラスに転じられるものって何でしょうか?

名指導者・尾花髙夫さんのメッセージとは?

  2019/07/18

去る7月17日に、元プロ野球コーチ・尾花高夫さんを講師にお迎えしてJPSA札幌支部特別講演会を開催しましたが多くの方にご来場いただき、大いに盛り上がりました。

尾花さんと言えば、現役時代は投手としてヤクルトスワローズで通算112勝を挙げ、その後コーチとしてヤクルトスワローズやダイエー・ソフトバンクホークスなど複数の球団でリーグ優勝7回、日本一4回を経験されています。

今回の講演会では、ご自身がどのようにプロの世界で100勝以上できる投手となることができたのか、また、指導者としてどのように選手を育成してきたのかをお話しいただきました。

尾花さんは社会人野球を経てドラフト4位でヤクルトに入団しましたが、プロに入って3日で先輩ピッチャーを見て「とてもじゃないけど、おれなんて通用しない・・・」と挫折します。

150キロの球をバンバン投げこむ先輩たち。そして何よりもそれだけのスピードがありながらも勝てない姿を見て、「140キロそこそこの自分なんて通用しない」と落ち込んでしまったわけです。

しかしそんな先輩の中でも特別スピードがあるわけでもないのに抜群のコントロールを持ち毎年10勝以上している安田猛選手に注目し、「自分が目指すのはこれだ!」とコントロールを磨くために投げに投げたそうです。

その結果、抜群のコントロールを身につけられ、現役時代一度も押し出しフォアボールをしたことがないという尾花さんただ一人だけの記録を持っています。

そうやって、現役時代、挫折を味わいながらも、どんな投手を目指すのかという目的を明確にし、そこからの逆算で目標を定め、計画を立て、そしてそれを実行するという成功の方程式を忠実に守ったことによって通算112勝もあげることができたのです。

そんな経験を持っているからこそ、コーチになっても、「この選手の素質を活かすにはどんな選手を目指せばいいのか?」というスタンスで選手に関わるようになります。

ここで生きてくるのが選択理論的な関わりです。

「俺はお前はこういうタイプの投手になるのがいいと思うから、つべこべ言わずにこのトレーニングメニューをやれ!」というものではなく、「どんな投手になりたいのか?」「そのためにどんなトレーニングをしたらいいのか?」を問いかけて、相手の自主性を大事にします。

でもいきなり「毎日200球投げ込みます!」となってしまうと逆に肩を壊す危険性もあるので、「だったらまず段階的に50球投げ込むことから始めてみたら?」と適度な負荷になるように調整してあげます。

こういう関わり方って会社の上司としてもとても素晴らしいと思いませんか?

この会社の中でどんな人材になりたいのか?そのためにどんなことに取り組むのか?その方向で合っているのか?負荷のかけ方は適切なのか?

そういったことを自分と同じ目線でフォローしてくれる上司がいたらめちゃくちゃありがたいと思います。

そう、これが講演会のタイトルにもある「部下がみるみる成果をつくりだす一流を育てる方程式」なのです。

残念ながら講演会に参加できなかった方にはぜひとも尾花さんの著書『部下がみるみる成果をつくりだす一流を育てる方程式』をお読みいただきたいと思います。

 

「先延ばしは1冊のノートでなくなる」Expert Caffe開催決定!

  2019/07/17

本日も読書会の開催情報をお届けします。

東京は表参道の会場とオンラインで繋ぎ、著者によるミニ講演会と読書会を楽しむことができるという一粒で二度美味しいイベント、それが「Expert Caffe(エキスパート・カフェ)」です。

今年3月には神田昌典さんの著書『インパクトカンパニー』の出版を記念したExpert Caffeが開催され、札幌会場も大いに盛り上がりました。

さて、今回のExpert Caffeで取り上げる本は大平信孝さん著『先延ばしは1冊のノートでなくなる』です。

本書は2017年に発売されたのですが、どんな本なのかAmazonから引用したいと思います。

(ここから)

あなたの「本当にやりたいこと」を先延ばししない方法とは?
あなたの「本当にやりたいこと」を達成する、本気で行動を変えたい人のための、先延ばしをやめるノート術をこの1冊に濃縮!
自分の本当にやりたい「ぶっとんだ目標」と、確実に行動する「10秒アクション」をノートに書くだけのストレスフリーな新習慣。
トップモデルやオリンピック選手も実践! 日本大学の馬術部を優勝にまで導いた画期的メソッドがついに登場!
誰でも簡単にできる! 「行動イノベーションノート」の新習慣
仕事に追われ、大切なこと、本当にやりたかったことを先延ばしにしていませんか?
・目の前のことに精一杯で、未来が見えず「やる気になれない
・日々の雑務に追われ「自分のやりたい仕事に時間を取れない
・仕事が終わらず残業・休日出勤続きで「成長を感じられない
・「いつかいつか」と思っていて、「失敗するのが怖くてチャレンジできない
・そもそも「自分の本当にやりたいこと」がわからない
そんな多くの人の持つ先延ばししがちな悩みが確実に解決できるノート術とは?
ノートに、
1 昨日したことを書いて……
2 昨日したことの感想を書いて……
3 目標実現のために、今日やりたいことを書いて……
4 今日、10秒でできることを書いていく
たったこれだけで、あなたが、実は先延ばししていた「本当にやりたいこと」を実行できるようになるのです!
著者のもっとも効果のあるメソッドがつまった、実践的で簡単にはじめられる本著は、目標を持って前に進む人や、成長のために日々をがむしゃらに頑張る人にとって、生涯の友となりうる1冊だ!
「本当にやりたいこと」を実行すれば、毎日がこんなにもうまくまわりだす!
ワクワクとやりたい気持ちが止まらなくなる、「行動イノベーションノート」があなたの行動を革新する!

(ここまで)

ということで皆さんは「本当はこれをやりたいんだけど、仕事や日々の雑務で忙しくて・・・」と先延ばしにしていることはありませんか?

そんな先延ばし癖をたった1冊のノートで解消できる驚きのメソッド。

Expert Caffeではまず会場で本書を読んだ上で、著者である大平さんに直接質問することができます。

本を読んで疑問に思ったことをその場で著者に直接質問することができる。こんな場はなかなかありませんよ。

≪「先延ばしは1冊のノートでなくなる」Expert Caffe≫

○日時:2019年8月27日(火) 19時~21時(開場18時45分)
○会場:札幌市中央区南1条西5丁目 愛生舘ビル6階 愛生舘サロン
○参加費:3,000円(当日現金にてお支払願います)
○持ち物:「先延ばしは1冊のノートでなくなる」大平孝信著、筆記用具
※会場でのお貸し出し、販売は行いませんので必ずお持ちください
※本講演会は終了致しました。

『人生100年時代の稼ぎ方』読書会を開催します!

  2019/07/16

ベストセラーとなった『ライフシフト』に出てきた「人生100年時代」のインパクトは大きく、「どうやら今後は100歳まで生きられるようになるらしい」という認識を持つようになりましたが、その一方でやれ「AIに仕事を奪われるけど、仕事どうする?」だの、やれ「年金だけだと生活費が2,000万円も足りないけど、お金どうする?」だのといった不安の声もよく聞きます。

長生きできることを素直に喜べないってなんとも悲しい話しじゃありませんか。

しかし、そんな中、1冊の本が話題となっています。

それは『人生100年時代の稼ぎ方』。

著者は経済評論家の勝間和代さん、営業とコミュニケーションの専門家である和田裕美さん(芸人先生でもおなじみ)、そして戦略的マーケティング・多文化・多国籍コミュニケーションの専門家である久保明彦さんの3名となります。

もともとは2018年に北海道は釧路市にて開催されたエンジン01文化戦略会議にて行われた特別講座だったのですが、それをベースとして今年6月にアチーブメント出版より発売されたのが本書『人生100年時代の稼ぎ方』です。

上記のような人生100年時代における仕事の不安、お金の不安をどう解決するかについて書かれたまさに今の時代に必要とされている1冊と言えます。

この本をぜひ多くの人に知って欲しい!そして共に「人生100年時代」を希望を持って迎えたい!

そんな想いから、本書を課題図書とした読書会を開催することとしました。

例によって事前に読む必要は一切無し。

その場で読み、他の参加者と対話(ダイアログ)を行い、今のあなたにとって必要な情報を得ていただき、最初の一歩を踏み出すまでのお手伝いをさせていただきます。

 

【人生100年時代の稼ぎ方概要(Amazonより)】

「コントロールができない不確かなものをよりどころにせず、安定性よりも将来性が高い方へBETし続けることです」経済評論家 勝間和代

 

「何でも屋のジェネラリストではなく、置き換えできないスペシャリストに。人材価値は変わったのに“ゆでガエル”のままでは生き残れるわけがない」ウィリアムズ・リー・タグ代表 久保明彦

 

「人は“買うモノ”を選ぶだけではなく、“モノを売っている人”を選ぶもの。だからこそ、選ばれる条件を持っている人がどんどん際立ってくる時代です」ビジネスコンサルタント 和田裕美

 

2018年秋に開催された「エンジン01 in 釧路」。
2万人を動員した知の交流がテーマの一大シンポジウムにおいて、特別講座「人生100年時代の稼ぎ方」が話題をさらった。
お金と仕事に対する不安感がピークを迎えた今、三人の著者が熱く語った、力強く稼ぐための人生戦略とは! ?
大人気講座の内容を大幅に加筆して、完全収録!

AI時代、シンギュラリティ時代、高齢化時代――
「今の仕事のままでいいのか」
「これからどんな仕事を選べばいいのか」
「自分はこれからどんなことを身に付ければお金が稼げるのか」
「転職すべきか、独立すべきか」

人生の岐路を迎えたとき、力強く後押しをする一冊。

【アチーブメント出版より】

AI時代に突入し、社会構造が大きな転換期を迎えると同時に、「仕事がなくなる」という不安が生まれ、必然的にお金に対する不安感がピークを迎えています。
このまま仕事をし続けることができるのか?
長い老後、年金もあてにならなくなって、お金が足りなくなるんじゃないか?

そうしたお金や仕事に対してはもちろん、AI時代にはもっと重大な不安感――
「自分という人間は、何のために生きていくのか」という自分自身への不安感が頭をもたげてきます。

総じて社会不安が募っていく今、本書へまとめた
●当たり前と思っていた社会制度の認識をリセットする
●未来へ希望の持てる選択をし続ける
●年をとるほど幸福になる人生にデザインせよ
●人材価値におけるコミュニケーション力を甘くみてはいけない
●ジェネラリストではなくスペシャリストを目指せ
●「情報」は多角的に得る
●100年不変の「稼げる3つの条件」を備える

など、3人のスペシャリストからの力強いメッセージの数々がお金と仕事の不安と自我のゆらぎを霧散させ、人生の視界を気持ちよく晴らしてくれるはず。
仕事の選択、人生の選択にぜひお役立てください。

 

≪『人生100年時代の稼ぎ方』読書会≫

○日時:2019年8月25日(日)13時~15時(開場12時45分)

○会場:札幌市中央区南1条西5丁目 愛生舘ビル6階 愛生舘サロン

○定員:20名

○参加費:2,000円(税込・当日現金にてお支払ください)

○持ち物:課題図書『人生100年時代の稼ぎ方』、筆記用具

※会場にて本の貸し出しや販売は行いませんので忘れずにお持ち願います
※本講演会は終了致しました。

名古屋神社巡り

  2019/07/13

先日所用により名古屋に行ってきました。

名古屋と言えば「熱田神宮」。

ということで参拝してきました。

熱田神宮と言えばなんといっても三種の神器の一つである「草薙神剣」を祀っている神社であり、伊勢神宮に次ぐ格別に尊いお宮として熱い崇敬をあつめてきた由緒ある神社です。

また、織田信長が桶狭間の戦いの前に先勝祈願をしたとされており、境内にはその勝利のお礼として寄進した「信長塀」があり、戦国時代好きにも堪らないスポットと言えます。

境内にも境外にも本宮の他、別宮、摂社、末社がたくさんあり、合計45社が祀られているんだとか。

主なものだと、境内にあるもので別宮の八剣宮(はっけんぐう)、摂社の上知我麻神社(かみちかまじんじゃ)は御朱印をいただくことができます。

また、境外にあるものだと摂社の高座結御子神社(たかくらむすびみこじんじゃ)と同じく摂社の氷上姉子神社(ひかみあねごじんじゃ)も御朱印をいただくことができます。

このうち境内にある2社は当然参拝しましたが、境外にあるもののうち氷上姉子神社はちょっと遠かったので断念。それでも高座結御子神社は歩きで15分ぐらいかけて参拝することができました。

さらにせっかくだからと宝物館も見学しましたが、剣を祀っているだけあって、定期的に剣を作って奉納しているようで、様々な剣を見ることができました。重要文化財も沢山ありましたね。

また、参拝した際にはちょうど刀鍛冶のデモンストレーションも見ることができました。

ということで、熱田神宮だけでたっぷり2時間は滞在したのですが、せっかく名古屋に来たのであれば参拝しておきたいのが白龍神社です。

こちらは金運・仕事運の御利益に篤い超パワースポットとして有名で県外から参拝に訪れる人も多い知る人ぞ知る神社となります。

私は何度もブログで書いている通り、そんなに御利益を重視しているわけではないのですが、龍が好きなので絶対参拝しようと思っていました。

ありがたいことに龍神様のエネルギーをいただくことができました。名古屋に行かれる方はぜひともお立ち寄りください。

いつも神社巡りをする際には食事にはあまりこだわらないのですが、今回はせっかくなので名古屋飯を堪能しました。

小倉トーストのモーニング、ひつまぶし、海老フライ定食、矢場とんのみそかつ。

どれも結構なボリュームでしたが、神社巡りでかなり歩いたので差引カロリーゼロです(笑)。

↑まるや本店のひつまぶし

↑ BUCYO Coffee KAKOの小倉トースト

↑店名は忘れましたが巨大海老フライ定食。15cmぐらいありました

↑矢場とんのみそかつ

他にも有名どころの神社をいくつか巡ったのですが、行けなかった神社もあるので、また名古屋に行く機会があったらそれらの神社も巡りたいと思います。

 

  神社

24時間戦えますか?

  2019/07/12

「働き方改革」の大号令のもとに労務法令が色々と整備されていますね。

残業時間の上限規制や5日間の有給休暇取得義務化などに代表されるように我が国における働き方改革とは「いかに労働時間を減らすか」に重きが置かれていると言っても過言ではありません。

もう何年も前から「ワークライフバランス」という言葉がありましたが、今まで長時間労働によってワーク(仕事)とライフ(生活)のバランスが合っていなかったのを、ちゃんとバランスを合わせましょうという流れとも相通ずるものがあると思われます。

確かに30年前には「24時間戦えますか」なんてCMソングもあったぐらいみんなが企業戦士としてモーレツに働いていましたが、それで家族をないがしろにした結果、熟年離婚をするケースなんかも見受けられ、「仕事ばっかりする人生ってどうよ?」という反省もあることでしょう。

ただここで勘違いしてはいけないのはワークライフバランスだからといって常に仕事とプライベートの割合はイーブンでなければならないということではないという点です。

要は1日24時間として睡眠時間や身支度の時間が8時間、仕事8時間、プライベート8時間という割合を常にキープすることがワークライフバランスであり、働き方改革で目指すものであるということではないということです。

特に新入社員がこの考え方を持つとかなり痛い目に会うと言えます。

仮に入社前にインターン制度などを利用していたとしても、やはりまだまだ半人前。

まずはいち早く戦力となるためにも、最初は結構負荷をかける必要があります。

自転車の漕ぎはじめにめちゃくちゃエネルギーを使うのと同じ論理です。

これは別に新人だから長時間労働をさせろという意味ではなく、定時に帰ってもいいけど、自主練は必要だよねという意味になります。

私が新卒でこの業界に入った時には税法はおろか、簿記の知識も乏しかったですし、ビジネスの仕組みなど知らないことだらけでした。

ありがたいことに上司からは「新人は残業なんてせずに定時にあがって、そのぶんしっかり勉強しなさい」と言ってもらえたので、素直に勉強に励んだものです。

平日の夜もそうですし、土日も図書館に籠って勉強していました。

当時の仕事(勉強も含む)とプライベートの割合は8:2ぐらいだったのではないかと思います。

当時は実家暮らしでしたが、毎日フルパワーで仕事と勉強をしていたのでいつも夜に寝落ちしては親に「布団で寝なさい!」と言われていたものです。。。

ただ、そうやって最初にめちゃくちゃ負荷をかけたお蔭で、その後自分のペースを確立することができましたし、なんだかんだで独立した今にも続く基礎を作ることができました。

もちろん今はそんなバランスにはしていません。

ただ、やはり冬場(12月~3月)の繁忙期には仕事とプライベートの割合は8:2ぐらいになります。この時期は趣味の神社巡りもほとんどできません。

でも繁忙期を過ぎた例えば今の時期なんかはもっとプライベートの割合を高めて神社巡りをしたり、ライブに行ったりと楽しみの欲求を満たしています。

法令順守は大事です。私も社会保険労務士として「残業時間の上限規制は無視してめちゃくちゃ働きましょう」なんて言いません。

ただやはり成長したいなら、ひとかどの人間になりたいのであれば、「ここはアクセルをベタ踏みするところだ!」という勘所で「働き方改革だから」「ワークライフバランスだから」とぬるいことを言っているようでは成就しませんよ、ということは言っておきたいと思います。

逆説的にはなりますが、こうやって一時期だけでもあえてバランスを崩して頑張ることによって、結果として将来ワークとライフのバランスを取れるようになると思いますよ。

「うちの社員は自主性がなくて指示待ちなんだよな」とお嘆きのあなたへ

  2019/07/11

JPSA札幌支部特別講演会の開催が迫ってまいりました。

指導者の道に入り20年以上のキャリアの中で、リーグ優勝7回、日本一4回を獲得された名指導者である尾花高夫さんが講師となります。

思い返せば昨年はスポーツ界のパワハラがぞくぞくと明るみとなり揺れに揺れた1年でした。

バカアホマヌケと罵倒するのはまだ序の口、人格否定、脅す罰する、手が出る足が出る、後ろからタックルしてこいなどのいわゆる「外的コントロール」がスポーツの世界にはまだまだ蔓延っていると強く印象付けるものだったのではないでしょうか?

「いや、スポーツの世界は結果が全ての厳しいものだし、悪質タックルはやり過ぎとしても多少罵倒したり手を出したりするのは仕方がないんじゃない?」

そんな意見もネット上でちらほらと見かけます。

もちろん選手が間違ったことをした時にそれを叱り、適切なフィードバックをするということは大事なことだと思います。

しかし、だいたい罵倒したり手を出したりするのは「なんで俺の言った通りにやらないんだ!」「お前みたいな下手くそがいるとチームに迷惑がかかるんだよ!」という思いが根本にあったりします。

つまりその選手のためというよりは自分のために、または自分の感情(イラッとした、むかついた、腹が立ったなど)を処理するためのものだったりするわけです。

昨年のスポーツ界の明るい話題に女子テニスプレイヤー・大坂なおみさんの活躍が挙げられますが、その躍進を支えたサーシャバイン元コーチは決して罵倒したり手を出したりせず、常に「君はできる!」と声をかけるタイプでしたが、それでもしっかりと成果を出すことはできるのです。

では、なぜ多くの指導者がそのような関わり方をしないのか?できないのか?

答えは簡単で「他のやり方を知らないから」です。

現役を引退し、指導者の立場になった人が現役時代、罵倒されたり手を出されたりしていたのであればそのやり方しか知らないわけですから、自分が指導者になってもそのやり方を踏襲します。

そうするとその指導を受けた選手が指導者の立場になってもやはりそのやり方を踏襲し、さらにその指導を受けた選手が・・・というように負の連鎖が続いてしまいます。

そうやって現役生活を全うし、指導者としてその世界に身を置くならまだましな方で、だいたい来る日も来る日も罵倒され手を出されていれば、そのスポーツのことが嫌いになってしまうという人も多いことでしょう。

だからどこかでこの「外的コントロールによる負の連鎖」を断ち切る必要があるのです。

それを行ったのが尾花高夫さんです。

そのことにより冒頭に挙げたような成果を出されましたが、今後尾花さんの指導を受けた選手の中から、きっと外的コントロールを使わない指導者が現れることでしょう。

さて、ここまでスポーツの世界の話しをしてきましたが、これは職場の人間関係や親子関係などにも当てはまります。

今の時代でもまだまだ職場には外的コントロールが蔓延しています。

社長や幹部が怒鳴り散らす職場で最高のパフォーマンスを発揮する。う~ん、私には無理です。

きっと怒鳴られないように顔色を窺いながら、事なかれ主義的に無難に無難に仕事をこなすことでしょう。

間違っても自主的になんて仕事はできません。

さて、あなたの会社では社員は自主的に動いていますでしょうか?

「うちの社員は自主性がなくて指示待ちなんだよな・・・」と嘆いているのであれば、それはもしかするとあなたが外的コントローラーだからかもしれませんよ?

もしも今回の話しに少しでも思い当たる節があるのであれば、ぜひ7月17日の夜、かでる2.7にお越しください。

≪JPSA札幌支部特別講演会「部下がみるみる成果をつくりだす一流を育てる方程式」≫

○日時:2019年7月17日(水)18時45分~20時30分

○会場:札幌市中央区北2条西7丁目 かでる2.7 大会議室

○参加費:3,000円(税込・要事前振込)

○定員:200名

お申し込みはコチラよりお願いします。

参加費の振込方法につきましてはお申し込み後送られるメールにてご確認ください。

 

≪講師 尾花髙夫氏 プロフィール≫

明桜高等学校野球部総監督兼投手コーチ/一般財団法人日本プロスピーカー協会認定ベーシックプロスピーカー

1957年8月7日生まれ。和歌山県出身。PL学園高等学校から社会人野球の新日鉄堺へ進む。

1977年度ドラフト4位でヤクルトスワローズに入団。1991年まで在籍し同年現役を引退。

特に現役時代は、押し出しフォアボールをしたことが一度もなく、制球力を強みとしていた。

1995年以降、千葉ロッテマリーンズ、ヤクルトスワローズ、福岡ダイエー(のちのソフトバンク)ホークス、読売ジャイアンツでリーグ優勝7回、日本一に4回導いた手腕が評価され、2010年~2011年は横浜ベイスターズ監督に就任、自身初の指揮官を務めた。

2013年より読売ジャイアンツ二軍、投手総合コーチに就任。投手を育成し読売ジャイアンツのリーグ優勝に貢献し、その実績が評価され2016年より読売ジャイアンツ一軍コーチに就任。

2019年から明桜高等学校野球部総監督兼投手コーチに就任。

野生爆弾・くっきーに学ぶ「統一感を大事にせなあかん」

  2019/07/10

7月8日放送の『芸人先生』はお笑いコンビ・野生爆弾のくっきーを講師に迎えての「統一感を大事にせなあかん」講座でした。

今回の舞台は某遊園地だったのですが、これといった特徴があるわけでない、こう言ってはなんですが「その辺にある遊園地」です。

そこに強烈な個性の塊であるくっきーが講師としてやってくるというのが何とも面白いところ。

くっきーのお笑いの世界観は非常に独特なもので、ハマる人はめちゃくちゃハマり、ハマらない人には全くハマらない、「これのどこが面白いの?」となるような両極に振れるものです。

実際私も数年前のR-1グランプリでピンのネタを見た際にぽか~んとなったクチです。

また、彼は絵も描くのですが、その世界観も非常に独特。

でもニューヨークで行った個展では6点が売れて1,000万円の売上になったとか。

これまた私の感覚では部屋に飾りたいと思わないような世界観なのですが、でも世界にはそれに何百万もお金を出す人もいるわけです。

とにかくも、それぐらい我が道を行くくっきーからのアドバイスは非常に興味深いものでした。

まずその遊園地には統一感というものがありません。

そこで最初のアドバイスは「統一感がないと印象がつかない」というもの。

これはよく分かります。

それこそ某有名テーマパークは徹底的に世界観を作り込み見事な統一感を出しています。

これはテーマパークなどの非日常を楽しむ場では必須と言えます。

そしてその上で「非日常感を描くこと」によって違和感を作り出し、スルーさせずに印象付けることができます。

やっぱり非日常を楽しむ際には「なにこれ!?」というものが欲しいですよね。

個人的にふと思い出したのがラッキーピエロの大きな赤い椅子ですが、あれが入口にドンとあるとインパクトが大きいですよね。

全体の統一感を大事にしつつも違和感のあるフックとなるものを用意する。

そうすることによってリピートしてくれたり口コミしてくれるようになるのではないでしょうか。

もう一つのアドバイスが「ここだけで味わえるものを作ろか」。

人のマネじゃなく、自分のやりたいことをやれというもので、これは誰にも学ばずに独学で絵を描くようになったくっきーならではのメッセージと言えます。

前回のスピードワゴンの「好きなようにやろうよ」しかり、さらにその前の友近の「アナタのやりたいことは何ですか」しかり、最近の芸人先生のテーマは「自分がやりたいことをやって、それに共感してくれるお客といい関係を築け!」ということなのかなと勝手に推測しています。

私もマーケティングのセミナーに始まり、読書会やさらには神社巡りツアーまで色々と企画していますが、「学び」という統一感を出しつつも、自分のやりたいことをやらせていただいています。

それに対して「面白いね!」という人に参加いただき、クライアントになっていただくことで良好な関係を築くことができていますし、そうなるとお互いにストレスも少なくなるのでいいことずくめと言えます。

あなたのビジネスにおける統一感やここだけで味わえるものってなんですか?

士業の未来は、日本の未来だ。

  2019/07/09

7月5日にマネーフォワード社の主催で行われた「士業サミット2019」に参加してきました。

「士業の未来は、日本の未来だ。」をテーマに、今後クラウド化やAI化により加速度的な変化が予想される未来において、士業としてどう活躍していくか、また、どのようにクライアントに貢献していくのかを、様々な税理士事務所の事例も交えながら情報発信された非常に有意義なイベントでした。

このブログでも過去何度も言ってきたように、税理士業務や社労士業務などの手続き業務のほとんどは、将来確実にAIによって自動化していくものとなります。

というかこれだけやれクラウドだ、AIだ、ブロックチェーンだ、となっている時代なんだから、いい加減、医療費控除や年金、住宅ローン控除、ふるさと納税程度の確定申告程度であれば自動的に手続きができるようになってもらいたいと切に思います。

それはさておき、このようなテクノロジーを活用することによって次の2つの論点が発生すると考えられます。

一つは「どうやって活用することによって業務の効率化を図るか」。

そしてもう一つは「業務の効率化を図ったことによってどのように別の視点でクライアントに貢献するか」。

前者は言うなれば我々の側の論点となります。

税理士業界の一人当たりの労働生産性は非常に低く、労働時間の割にはなかなか給与が上がらないという傾向があります。

特に顧問料の単価が低いと数多くの担当を持たないとそれなりの給与水準にならないのですが、当然数多くの担当を持てば長時間労働になりますし、また、1件当たりのサービスの質も悪くなってしまいます。

労働環境が悪い→職員を採用してもすぐに辞める→残った人の負担が増える→さらに労働環境が悪くなる→さらに辞める→・・・

という負のスパイラルに陥っている事務所もあることでしょう。

この状況をクラウド会計などのテクノロジーを活用することによって改善することができれば、労働環境も良くなり、採用もしやすくなりというスパイラルに転換できるかもしれません。

しかし、今回のサミットで注目したのはもう一つの「業務の効率化を図ったことによってどのように別の視点でクライアントに貢献するか」という点です。

「先生がクラウド会計の導入を薦めたから導入して確かに多少便利にはなったけど、それだけなの?」ということではあまり意味がありません。

やはりよく言われるように「AIに仕事が奪われても人間にしかできないこと」でどう貢献するのかを考える必要があります。

その点で、今回東京や地元札幌の税理士事務所の取り組み事例をいくつか知ることができましたが、どれも非常に良い刺激となりました。

どの事務所にも共通していたのが「税理士は税金や会計のことだけをやっていれば良いわけでなく、クライアントの事業の発展のために何ができるのかを考え行動する必要がある」という理念です。

これは私も常々思っていることでしたので、大いに共感しながらも、そのために自分ができることは何なのかを改めて考える良い機会となりました。

私の場合は一つの大きな軸は「学び」ですから、これは今まで同様、良質な学びの場をクライアントに提供することによって幸せな成功に貢献していきたいと思います。

そしてもう一つがクライアント同士を結び付けるマッチングです。

今も都度やってはいますが、クライアントのお困り事に対して別のクライアントが解決策を持っているのであればそこを結び付けることによって両方のクライアントがハッピーになるわけですから、これはもっと大々的にやっていきたいと思います。

半日に渡るイベントに参加して改めて痛感したのは「旧態依然の税理士事務所を運営していたら確実に淘汰される」ということです。

これはもう間違いない。

もちろん私はそんな事務所運営をしたいとはこれっぽっちも思っていませんが、こうやって時々同業者に良い刺激を受けながら、どうすればもっとクライアントに貢献できるかを追求していきたいと思います。

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読書会で「人生100年時代」を生きる指針を得ませんか?

  2019/07/29

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以前ご案内の通り8月25日に『人生100年時代の稼ぎ方』という本の読書会を開催します。 先日日産の決算発表がありましたが、例の”ゴーン・ショック”の影響もあり、営業利益が前年対比で9割も減少するという大幅減益で、1万人以
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ニッチェに学ぶ「まず自分たちが楽しんじゃおう」

  2019/07/19

7月15日放送の『芸人先生』はニッチェを講師に迎えての「まず自分たちが楽しんじゃおう」講座でした。 今回の生徒も埼玉にある某遊園地のスタッフさんです。 そんなスタッフさん達のお悩みが「どうすればもっと良い接客ができるか」
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名指導者・尾花髙夫さんのメッセージとは?

  2019/07/18

去る7月17日に、元プロ野球コーチ・尾花高夫さんを講師にお迎えしてJPSA札幌支部特別講演会を開催しましたが多くの方にご来場いただき、大いに盛り上がりました。 尾花さんと言えば、現役時代は投手としてヤクルトスワローズで通
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「先延ばしは1冊のノートでなくなる」Expert Caffe開催決定!

  2019/07/17

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本日も読書会の開催情報をお届けします。 東京は表参道の会場とオンラインで繋ぎ、著者によるミニ講演会と読書会を楽しむことができるという一粒で二度美味しいイベント、それが「Expert Caffe(エキスパート・カフェ)」で
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『人生100年時代の稼ぎ方』読書会を開催します!

  2019/07/16

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ベストセラーとなった『ライフシフト』に出てきた「人生100年時代」のインパクトは大きく、「どうやら今後は100歳まで生きられるようになるらしい」という認識を持つようになりましたが、その一方でやれ「AIに仕事を奪われるけど
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名古屋神社巡り

  2019/07/13

先日所用により名古屋に行ってきました。 名古屋と言えば「熱田神宮」。 ということで参拝してきました。 熱田神宮と言えばなんといっても三種の神器の一つである「草薙神剣」を祀っている神社であり、伊勢神宮に次ぐ格別に尊いお宮と
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  神社

24時間戦えますか?

  2019/07/12

「働き方改革」の大号令のもとに労務法令が色々と整備されていますね。 残業時間の上限規制や5日間の有給休暇取得義務化などに代表されるように我が国における働き方改革とは「いかに労働時間を減らすか」に重きが置かれていると言って
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「うちの社員は自主性がなくて指示待ちなんだよな」とお嘆きのあなたへ

  2019/07/11

JPSA札幌支部特別講演会の開催が迫ってまいりました。 指導者の道に入り20年以上のキャリアの中で、リーグ優勝7回、日本一4回を獲得された名指導者である尾花高夫さんが講師となります。 思い返せば昨年はスポーツ界のパワハラ
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野生爆弾・くっきーに学ぶ「統一感を大事にせなあかん」

  2019/07/10

7月8日放送の『芸人先生』はお笑いコンビ・野生爆弾のくっきーを講師に迎えての「統一感を大事にせなあかん」講座でした。 今回の舞台は某遊園地だったのですが、これといった特徴があるわけでない、こう言ってはなんですが「その辺に
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士業の未来は、日本の未来だ。

  2019/07/09

7月5日にマネーフォワード社の主催で行われた「士業サミット2019」に参加してきました。 「士業の未来は、日本の未来だ。」をテーマに、今後クラウド化やAI化により加速度的な変化が予想される未来において、士業としてどう活躍
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