4月からスタートした『芸人先生 シーズン2』。

初回の先生は「すれ違いコント」でお馴染みのアンジャッシュ。

「ギュンギュンに尖らせるブランディング」というテーマで、アンジャッシュというコンビや渡部さん個人がどのように尖らせてブランディングしているのかが非常に学びとなりました(その時の記事はコチラ)。

他にも学びポイントがいくつかあったので、追加でシェアしたいと思います。

①「安定+刺激」の組み合わせで共感を生む

人は基本的に安定を求める生き物ですが、かと言って安定ばかりだとつまらないので時に刺激も求めます。

ということは、この両方を取り込んだ商品・サービスを上手く提供することができれば売上に結び付くということになります。

番組では和田裕美さんがその例として「流しそうめん」を挙げていましたが、これはもちろん安定:そうめん、刺激:流れるという組み合わせになります。

流しそうめんって面白いもので子供はもちろん、案外大人もテンション上がりますよね。

自分の仕事に当てはめると、税務・会計・労務といった部分は安定になりますが、これにどんな刺激をプラスすると魅力的になるのでしょう?

もちろん脱税とか税務調査とか倒産という刺激ではないですよ(笑)。

お客様の刺激となるべく色々な学びの場を設けるようにしていますが、ここをもっと追究していきたいと思います。それと同時に安定の部分をしっかりと安定させなければならないのは言うまでもありません。

②ダメ糧法

『芸人先生』では和田裕美さんが従来のビジネス用語では説明できないようなものについて新しい言葉を造ってしまうのですが、今回も早速出ました!その名も「ダメ糧(かて)法」。

渡部さんは「0から1を創るのはとても大変だけど、1から2、3、4は創っていける」とお話しされていましたが、このこと自体は「知っている」という人も多いと思います。

ではその”1”をどうやって創るのか?

アンジャッシュのコント会議の際には、ちょっと若い作家さん、もうちょっと言うとつまらない作家さんを入れて、どんどんアイディアを出してもらいます。

すると、つまらない作家さんなので、つまらないアイディアばかりが出てきます。

それをアンジャッシュのお二人が「もっとこうした方がいい」とやいのやいの言っていると、どんどんアイディアが広がって最終的に面白いネタができるんだそうです。

最初はダメダメなネタを糧にして発想を広げていくので「ダメ糧法」というネーミングになったのですが、そのままだとダメなアイディアをバサッと切り捨てるのではなく、その中に眠る宝の原石を見つけようと努力するのが1を2や3にする秘訣ということですね。

中小企業でアイディア出しの会議などがあって、社員がそのままだとダメダメなアイディアを出すと、ほとんどの経営者は「そんなのダメ!もっと良く考えろ!」と一刀両断してしまうと思います。

しかし、こうやってダメ糧法を駆使することによって、もしかするととんでもない商品・サービスが生まれるかもしれませんよ??

※そして、和田さん本人による補足解説(コチラ)がまた学びになります!