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25歳の若社長に学ぶ中小零細企業の生き残り策

 

はなわに学ぶ「自虐は愛される」

  2019/08/07

7月29日放送の『芸人先生』ははなわさんを講師に迎えての「自虐は愛される」講座でした。

今回も生徒は岡山県にある様々な企業の社員さんたち。

「岡山は単なる通過点」「広島や兵庫と比べて知名度が低い」などのお悩みを抱えているのですが、なんと言っても今回の講師であるはなわさんは佐賀県出身。

やはり知名度の低い佐賀県の「あるある」を歌にした「佐賀県」で大ブレイクしましたが、実際にそれで佐賀県を訪れる人が増えたそうです。

そこではなわさんからの教えが「自虐はセールスポイントの裏返し」というものです。

はなわさんは今年公開されて大ヒットした映画『翔んで埼玉』の主題歌「埼玉県のうた」を作りますが、「どんなに歩いても海がない」「住みにくい県1位は埼玉」などかなり自虐的な歌詞となっています。

といっても単にバカにしたりネタにしているわけではありません。

「埼玉の人におすすめのスポットを聞いたら鉄道博物館 まさかの屋内」「深谷市の名物 深谷レンガは なんと東京駅のレンガにも使われてる そんな深谷駅は東京駅と瓜二つ だけどよく見たら レンガに似せたタイル」など自虐しつつも愛されポイントもアピールした内容となっています。

はなわさんいわく「良いところを自慢しても全然刺さらないし、むしろハードルが上がる」。

カリスマ・コンサルタントの和田裕美さんは自虐的なCMで成功した事例として「サファリリゾート姫路セントラルパーク」を取り上げていました。

こちら、大阪から約1時間で行けるのですが、ネット上で行った意識調査では半数の人がその3倍の3時間かかると回答したことから、自ら「日本一、心の距離が遠いサファリパーク」という超自虐的なキャッチコピーをつけています。

しかし、これが話題となり来園者数が激増したそうです。

実際サイトを見てみると「寂しそうに立っている園長」の画像や、「遠くの山奥にあるサファリパーク」の画像などかなり楽しんで(開き直って)自虐的なネタをちりばめており、一見の価値ありです。

陰で言われている悪口を自虐ネタにすることで公認のネタとなり悪口ではなくなるというロジックで、これはなかなか面白い視点です。

私も色々と学ぶのが大好きで、ついたあだ名が「学びの変態」ですが、今では自ら積極的に使っています。

単なる学び好きだと下手するとちょっと意識高い系、とっつきにくい印象があるかもしれませんが、自ら「学びの変態」と名乗ることによって「”変態”って面白いですね!」と言ってもらえるしインパクトもあるので覚えてもらいやすくもなっているので、「自虐は愛される」は実感しているしだいです。

特に我々士業のような「先生業」が一分の隙もない感じだとかなり絡みづらくなってしまいますから、何か自分の愛されポイントについて自虐的にアピールしてみてはいかがでしょうか?

日韓関係の悪化からビジネスを考える

  2019/08/06

ご存知のように日韓の関係が悪化の一途をたどっています。

政治的な話しはここではしませんが、とにかくこの影響により日本を訪れる韓国人の数が激減しているそうです。

大韓航空はそれを踏まえて9月から釜山―札幌線(新千歳空港)の運行停止を決定しましたし、それ以外にも日韓の直行便の運航停止が決まっています。

ところで、訪日外国人客に占める韓国人の割合は全体の約25%で、中国人に次いで2番目に多い数となっています。

※2018年の日本政府観光局のデータで754万人

ということは、そこが激減してしまうことでインバウンド消費に与えるインパクトは結構なものになります。

そしてインバウンドによる経済効果が大きい地域の筆頭格がここ北海道です。

私は日常的に外国人観光客と接しているわけではないのであくまでも肌感覚ですが、確かに韓国人の数は減ったように思われます(あまり韓国語を聞かなくなりました)。

こうなってくると大変なのが、インバウンドを主なターゲットとしたビジネスです。

ホテル、飲食店、お土産屋などで特にインバウンドに特化したようなビジネスはかなり売上が厳しくなることが予想されます。

ここ北海道は外国人観光客の人気が高いエリアではあるのですが、だからといってそこだけに特化してしまうと、今回のような事態になるとめちゃくちゃ影響を受けてしまいます。

北海道にそういうお店があるのか分かりませんが、仮に韓国人観光客に特化したお店があるとしたら、下手したら潰れるレベルだと思います。

実は一番化戦略コンサルタントの髙田先生はいつもブートキャンプの際に「インバウンドに頼り過ぎたビジネスモデルは危険!」とおっしゃっています。

やはり今回のような政治的な要因で人が減ってしまう危険性がありますし、昨年発生した北海道胆振東部地震のように自然災害が要因で人が減ってしまう危険性もあります。

実際、昨年の地震の際にはしばらく観光客が激減し、多くのビジネスが打撃を受けました。

もちろん訪日観光客を増やすというのは国を挙げた方策であり、今後確実に伸びていく分野であることは間違いないのですが、その一方でインバウンド消費は水物であり、政治的要因や自然環境的要因によって大きく変動するという不安定要素も抱えています。

今回は分かりやすい事例としてインバウンドを取り上げましたが、どんなビジネスも外部環境の影響を受けています。

それをどのように分析し、対応・変化していくのか?

それを考えるためにはその土台となる原理原則を学ぶ必要があります。

その原理原則を身に付けずにどれだけ考えても「下手の考え休むに似たり」となってしまいます。

ではどうやってその原理原則を学べば良いのか?

その1つが前回もお知らせした『競合他社と圧倒的に差別化する「アイデアの出し方」セミナー』です。

2時間のセミナーですのでエッセンスとはなりますが、髙田先生にコンパクトにお話しいただく予定です。

そしてもう1つがご存知『戦略マーケティング・ブートキャンプ』です。

こちらは5時間かけて戦略マーケティングの代表的なフレームワークについてガッチリと学ぶことができるセミナーとなります。

様々なフレームワークを学んでいただきつつ、それらをどうやって有機的に使いこなすのかという部分まで掘り下げて解説していただきます。

インバウンド向けのビジネスをしている方はもちろん、そうじゃない方にもこの機会にぜひ身に付けていただきたいと思います。

≪競合他社と圧倒的に差別化する「アイデアの出し方」セミナー≫

○日時:2019年8月26日(月)15時~17時

○会場:札幌市中央区南1条西5丁目 愛生舘ビル6階 愛生舘サロン

○参加費:3,000円(当日現金にてお支払ください)

○主な内容

どんな時代でも使える「考え方のフレームワーク」とは?

・業界1位のヒントは他業界にあり

・自社の強みが「収益」に変わる一番化戦略とは?

・「アイデアの出し方」の重要な9つのポイントとは?など

詳細・お申し込みはコチラから

≪戦略マーケティング・ブートキャンプ≫

○日時:2019年8月27日(火)10時~16時

○会場:札幌市中央区南1条西7丁目12番地 都市ビル7階 宮治理陽税理士事務所

○参加費:5万円(要事前振込)

詳細・お申し込みはコチラから

競合他社と圧倒的に差別化するアイデアの出し方

  2019/08/05

先日の北海道新聞に『「ジタハラ」道内まん延』という記事が掲載されました。

働き方改革関連法の施行により会社は「残業時間の短縮」を掲げるものの現場ではむしろ人手が不足していて残業することで何とか仕事を回している状況。
上司に残業時間を伝えると「明日に回せるだろ!」と怒鳴られ、結局5月の連休も会社に申請せずに出勤して何とか仕事を終わらすも体調を崩しうつ病と診断される。

「勤務先は働き方改革でブラック企業と化し、心も体も壊れた」

う〜ん、結局誰のための働き方改革なのでしょうか?
と言ってもすでに法律は施行されていますから、それについてどうこう言っても仕方がありません。

それよりも問題なのはこのような現場の状況を放置している上司や経営陣と言えます。

今の体制で現場の仕事が回らないと分かっているのにただ単に「早く帰れ」や「明日に回せるだろ!」というような上司や経営者は
『私は全く頭を使って考えるということのできない無能な上司・経営者です』
と言っているようなものです。

こういう人に限って「うちの会社にはロクな人材がいない」と言ったりしますが、
『そりゃ、あなたみたいな無能な人のもとに優秀な人材なんて来るわけないでしょう』
と言ってあげたい。

働き方改革で労働生産性が求められる世の中になりましたが、馬鹿の一つ覚えで「早く帰れ」「それは明日でもできるだろ」と言っていても何の解決にもならないし、優秀な人はとっとと辞めていってしまいます。

ではどうすれば残業時間を短縮しながらも高い生産性をあげることができるのでしょうか?

そのヒントを得ることができるセミナーを企画しました。
題して『競合他社と圧倒的に差別化する「アイデアの出し方」セミナー』。

講師はご存知【一番化戦略コンサルタント】高田稔先生です。

この内容のセミナーが東京の複数の商工会議所で開催されていますが、全会場があっという間に満席になったという超人気のセミナーとなります。

戦略マーケティングの原理原則を活用した「アイデアの出し方」をぜひ学んでいただき、「ジタハラ」とは無縁のビジネスモデルを構築していただきたいと思います。

原理原則をしっかりと学び【頭を使い行動する】ことで、冒頭に取り上げたようなブラック企業が1社でもこの世から無くなることを願っています。

≪競合他社と圧倒的に差別化する「アイデアの出し方」セミナー≫

○日時:2019年8月26日(月)15時~17時

○会場:札幌市中央区南1条西5丁目 愛生舘ビル6階 愛生舘サロン

○参加費:3,000円(当日現金にてお支払ください)

○主な内容

◆どんな時代でも使える「考え方のフレームワーク」とは?

◆業界1位のヒントは他業界にあり

◆自社の強みが「収益」に変わる一番化戦略とは?

◆「アイデアの出し方」の重要な9つのポイントとは?など

鎌倉の銭洗弁財天宇賀福神社がスゴイ!

  2019/08/03

今回は久々に趣味100%の神社ネタをお届けしたいと思います。

平日のビジネス系のネタよりもこちらのネタを楽しみにしている方もいるということで(それはそれでどうなのか)、皆さんお待たせしました!

先日鎌倉に行く機会があったのですが、やはり鎌倉と言えば神社仏閣。

昨年鎌倉に行った際には鶴岡八幡宮や鎌倉宮、荏柄天神社などを巡ったのですが、その際に行きたかったのに時間の関係で行けなかった神社があります。

それが、銭洗弁財天宇賀福(うがふく)神社です。

鎌倉駅から徒歩20分。

単純に行って帰ってくるだけでも40分もかかるので前回は断念しましたが、金運アップの超パワースポットということで今回はしっかりと時間を取って参拝することができました。

さて、こちらの神社。

駅から徒歩20分ということでまあまあの距離なのですが、それよりも大変なのが、神社の手前から始まる急な坂道です。

基本徒歩でガンガン神社巡りをしているし、定期的にスカッシュという超ハードなスポーツをしているので割と足腰には自信のある私なのですが、「うわ~、これはキツイ・・・」というぐらいの急勾配です。

しかもその日はかなり蒸し暑い日だったので汗だくになりながら坂道を登っていきます。

↑なかなか伝わらないかもしれませんが、かなりの急勾配です

 

やっと到着した神社の入り口はなんと洞窟になっています。これは雰囲気があります。。。

洞窟を抜けると・・・結構広い境内と、なんといっても参拝客の多さに驚きます。

こんなアクセスの悪く、しかも急な坂道があるにも関わらず、こんなに多くの人が来るんだ。

しかも結構若いカップルや外国人観光客の姿も目立ちます。

それだけパワースポットとして有名ということですね。

さて、「銭洗」というぐらいですから、「お金を洗うと金運がアップしますよ」という話しなのですが、こちらではルールが定められています。

まずは社務所にて100円を納めると、ローソクと線香をいただくことができます。

そこでまずはローソクと線香を神様に献灯します。

種火となる大きなローソクがあるのですが、若いカップルが2組ほど、この大きいローソクを見つけられずに「え、何で火をつければいいの?」とウロウロしていたので、「そこにあるローソクですよ」と教えてあげましたが、そう言っている私も初参拝です(笑)。

その後、神様をお参りしたらいよいよお金を洗います。

境内にある洞窟には「銭洗水」という清水が湧いていますが、この水は神仏に捧げれば国家安泰になるという神のお告げを受け、源頼朝が見つけた霊水です。

私もしっかりとお金を洗ってきました。

↑こちらが銭洗をする奥宮です

↑雰囲気があります

↑こちらでお金を洗います

 

私は何度も書いているように「御利益ありき」の考えではないのですが、といって御利益を否定しているわけでもありませんので、御利益があると言われれば喜んでやります。

あとは実際に金運がアップして洗ったお金が何倍にも増えるようにやることをしっかりとやるのみです。

また、水の神様を祀った「上之水神社」「下之水神社」や七福神を祀った「七福神社」という境内社がありますが、大抵の参拝客はお金を洗って満足してこれらの社に足を向けませんが、やはりこういった境内社もしっかりと参拝したいところ。

ちなみに銭洗弁財天宇賀福神社の近くには葛原岡神社と佐助稲荷神社がありますが、こちらも結構アップダウンがあるので体力を使いますが、ぜひ一緒に参拝したいところです。

もちろん私は全て参拝しましたよ。

  神社

着ない服を捨てずに活かせる新ビジネスが面白い!

  2019/08/02

7月23日放送の『ガイアの夜明け』は「”眠った服”の活かし方」というテーマで、タンスの肥やしとなっている服の有効活用をビジネスとしている2社の取り組みが取り上げられていました。

その中でも私が注目したのが、大阪に本社を置く「ホープインターナショナルワークス」の取り組みです。

同社は2016年大阪に「Salon du reDESIGN Closet.net」という店舗をオープンさせますが、このお店は客のどんな要望にも対応する「洋服リフォーム」のお店となります。

と言っても普通のリフォームとは次元が違います。

「体型が変わり履けなくなった思い出のジーンズをバッグに仕立て直して欲しい」という依頼にも対応しますし、平野ノラの衣装のような「バブル時代に流行した肩が張った形のスーツ」が持ち込まれれば、今風の柔らかいシルエットに仕立て直したりするのです。店名にも入っていますが「リフォーム」というよりは「リデザイン」といった感じですね。

「着ていたときの思い出が詰まった服だから捨てるにはしのびない。でもタンスの肥やしにしておくのも・・・」という想いに応えた非常にユニークなサービスだと思います。

このビジネスモデルは非常に将来性のあるものだと勝手に思っているのですが、なぜそう思ったのかちょっとまとめてみたいと思います。

①簡単にマネされない

このビジネスモデルは買取をしているわけではありませんが、買取の方はかなりのレッドオーシャンと言えます。

番組ではもう1社、「どこでも買取り」ができるというサービスで反転攻勢を狙うリサイクルチェーンも取り上げていました。

これは古着の買取査定ができないような人でもアプリを使えば簡単に査定ができるという仕組みを活用するビジネスモデルとなりますが、「誰でも簡単にできる」ということは将来もっと便利なサービスが登場したときにそちらにお客を奪われる可能性が大きいということになります(もちろんこの会社を否定する意図はありません)。

その点、この洋服リフォームは誰でもできるものではありませんので、そうそう簡単にライバルが参入してこない優れたビジネスモデルと言えます。

②AIに仕事を奪われない

ファッション・アパレル業界の仕事のどれぐらいの部分が将来AIに仕事を奪われるものなのかは門外漢の私には分かりませんが、この洋服リフォームビジネスは完全に手作業のため、まずAIに仕事を奪われることはありません。

また、場合によってはお客さんが持ち込んだ服を見て「こんなデザインにリフォームするのはどうですか?」と提案することもあるそうですが、これもAIが代替するのは難しいでしょう。

 

実際に、今までにないコンセプトの“お直し”を集客の起爆剤にしようと、百貨店も注目しており現在、西武池袋本店と、そごう千葉店の店内にも出店しているんだとか。

ただ当初想定していた以上の依頼が殺到し、作業が追い付いていないということで、この部分をどうカバーしていくかが今後の課題となりそうです。

とは言え、どうせ新しいビジネスを立ち上げるのであれば、こうやってお客さんに喜ばれ、かつ、そう簡単にライバルが参入してこないしAIにも仕事を奪われないようなものを考えたいものですね。

ビジネス選択理論能力検定準1級合格しました!

  2019/08/01

先日受検した「ビジネス選択理論能力検定準1級」の結果通知書が届きましたが、無事合格しました!

このビジネス選択理論能力検定準1級ですが、前回昨年11月に受検した際に筆記試験で8年振りにナイストライ(不合格)という土をつけられた因縁の試験だったのですが、今回しっかりとリベンジを果たすことができました。

ナイストライをネタにした記事(コチラ)で”途中で諦めたら失敗、成功するまでやり続ければ当たり前ですが成功が待っています”と書きましたが、我ながらきちんと有言実行できたなと自分で自分を褒めてあげたいところです。

さて、選択理論と言えばアメリカの精神科医である故ウィリアム・グラッサー博士によって提唱された心理学となります。

従来の心理学では「人は外からの刺激に反応して行動する」と考えられていました(これを外的コントロール心理学と呼びます)が、グラッサー博士は「外からの刺激は単なる情報に過ぎない。人は内発的動機付けによって自らの行動を選択する」とおっしゃいました。

今回私が勉強した「ビジネス選択理論」は”ビジネス”と付いているように、この外的コントロール、選択理論をビジネスの現場に当てはめた上で、どのように活用していくかについてフォーカスしたものとなります。

ビジネス選択理論では外的コントロールを基盤としたマネジメントのことを「ボスマネジメント」と言います。

これは売上や収益を重視するために、部下に対して威圧的だったり、外的コントロールを使うことによって職場の人間関係が破壊されてしまう危険なマネジメントスタイルとなります。

「ブラック企業」と呼ばれる組織のトップの多くはボスマネジメントをしているのではないでしょうか。

『下町ロケット』における帝国重工の的場俊一をイメージしてもらえると分かりやすいと思いますが、だいたいそういう企業が舞台のドラマなどで何かにつけ主人公の邪魔をしてくる嫌な上司などは大抵このボスマネジメントの使い手です。そして大抵は失脚します。

これに対してリードマネジメントは、選択理論を活用することで、職場における良好な人間関係の構築と、そして当然ながら成果もしっかりと求めることで、成果と人間関係の調和を目指すマネジメントスタイルとなります。

なので、単なる仲良しこよしを目指すわけではないという点が非常に重要です。

やはり『下町ロケット』で佃製作所は的場俊一の超外的コントロールに対し、「やっぱり理念が大事だろ!チームプレイでいい製品を開発するぞ!」と社員が一丸となって(途中いろいろと衝突はありましたが)対抗しますが、売上や利益が出なくても構わないというスタンスであれば、会社は倒産、社員は路頭に迷うことになってしまいます。

利益至上主義になることなく、選択理論に基づいたマネジメントが行われるため職場の人間関係は良好。でも、きちんと成果にもこだわるので、結果として売上や収益があがる。

そこを目指すのがリードマネジメントとなります。

私が今回準1級に合格したのは、このリードマネジメントについて一定の理解をしているという認定をいただいたということになりますが、これはもちろん「知っている」「分かっている」というレベルであり、実践できているかどうかは別問題となります。

私は「学びの変態」と呼ばれたりしますが、別に「資格マニア」「資格コレクター」なわけではないので、合格して満足するのではなく、「さすが準1級合格しているだけあって、リードマネジメントができているね!」と言っていただけるように実践にこだわっていきたいと思います。

残念ながら札幌では受検できませんが、ボスマネジメントが蔓延しているいまの時代、非常に求められているマネジメント手法を学ぶことができる意義のある試験ですので、ぜひ受験して欲しいと思います。

古坂大魔王に学ぶ「東京をすっ飛ばして世界へ発信」

  2019/07/31

7月22日放送の『芸人先生』はあのピコ太郎のプロデューサーとしてもお馴染みの古坂大魔王を講師に迎えての「東京をすっ飛ばして世界へ発信」講座でした。

今回の講義の舞台は岡山。

生徒の皆さんは「桃太郎ぐらいしかない」とかなり低い自己評価をされているのですが、実際岡山と言えば・・・桃太郎ぐらいしか思い浮かびません笑(岡山の方、すみません)。

しかし、ピコ太郎で世界的に大ヒットした古坂大魔王先生はこう言います。

「発信するのに場所は全く関係ない!むしろ地方でラッキー!」

地方だと競争相手が少ないし、またギャップがあるのでむしろ目立つことができる。

インターネット時代では岡山でも、東京でも、ニューヨークでも一緒!

まぁ確かにスマホで簡単に世界と繋がれる現代において情報発信するのに場所は関係無いと言えます。

とは言え、なんの考えも無しに情報発信しても全く目立ちません。

ここでのポイントの一つが「分かりやすさ+違和感+こだわり」です。

まず「分かりやすさ」ですがPPAPの動画は1分程度と短いです。いま我々はゆっくりと動画を見なくなっているので1分で終わるという分かりやすさが重要なわけです。

次に「違和感」ですが、これはなんといっても見た目ですよね。パンチパーマ、サングラス、ひげ、豹柄の衣装というコワモテな風貌でクネクネと踊る様はかなりの違和感です。

最後の「こだわり」ですが、歌っている内容自体はほぼ意味のないものですが、その後ろで鳴っているBGMはめちゃくちゃこだわっていて、世界的な音楽プロデューサーからも認められたほど。

「なんか変な恰好したおじさんが意味不明な歌を歌っているな~。ん?でもBGMがめちゃくちゃカッコいいぞ!」という感じで注目されて皆さんご存知の通り世界的な大ヒットに繋がったというわけです。

そしてもう一つのポイントが「バズるには多面的+一極集中投下」ということで、YouTubeにアップした動画をツイッターなどの様々なSNSで拡散したのですが、芸人仲間にお願いして同じ時間帯にシェアなどで拡散するようにお願いしたそうです。

やはり同じタイミングに何度も目にすると気になるもの。

確かにジャスティン・ビーバーの目にとまったこともバズった大きな要因ですが、偶然そうなったのではなく、きちんと戦略があったわけです。

最近ではバズらせるために過激な言動をしたり、あえて炎上するようなことをしたりとちょっとやり過ぎなのが社会問題になりつつありますが、人を不快にさせたり、誰かを傷つけたりするのではなく、古坂大魔王のように戦略的に工夫して欲しいところです。

さて、最後にカリスマ・コンサルタント和田裕美さんが「バイラル・マーケティング」の面白い事例として「メーク女子高生のヒミツ」というものを紹介していました。

バイラルすなわち「感染する」ということで、

・人から人に口コミで広がる

・思わず伝えたくなる仕掛けがある

・成功すれば低コストで効果大

といった効果が期待できるマーケティング手法となります。

私も見てみましたが「なるほど、そういうことか~」と思わず人に言いたくなりましたので、ご紹介したいと思います。

コチラで見ることができますので、興味のある人は見てみてくださいね。

多くの日本人にとって「海外」とか「世界」はすごく遠い存在という感覚がまだありますが、インターネットで繋がっているわけですから、確かに近いと言えば近いですよね。

世界に向けて発信するとしたらどんなことを発信しますか?

ヤタローグループ代表に学ぶ大胆サバイバル戦略

  2019/07/30

7月11日放送の『カンブリア宮殿』は「ビジネスに永遠はない!変幻自在で挑む大胆サバイバル戦略」というタイトルでヤタローグループ代表の中村伸宏さんを取り上げていましたが、かなり興味深い発言連発で面白かったので、今回取り上げたいと思います。

「大手とは同じ土俵で戦わない」

これがヤタローグループの最重要戦略となります。

もともとはパンメーカーであったヤタローの創業者の目に止まり、婿としてヤタローに入社した中村さんは社長就任後、ドイツ式の製法をウリにしたパン店「シャンボール」を出店します。

当時このようなパン屋さんは珍しく繁盛し、50店舗まで拡大します。

しかし、その後近隣にスーパーやコンビニの出店が加速すると、大手との戦いに敗れ直営店を相次いで閉鎖し、創業以来の赤字に転落することに。

ここで中村さんが行き着いた答えが「大手に勝つのではなく、大手を避けて負ける戦争をしない」というもの。

そこで目をつけたのが、当時下請けで作っていたバウムクーヘンです。

バウムクーヘンは機械化による大量生産が難しいお菓子で、大手が簡単に参入できません。

また、当時の日本に出回っていたのはぱさぱさしたあまり美味しくないものでしたが、試行錯誤の末にしっとりと美味しいバウムクーヘンを開発することに成功し、これが現在年間売上35億円を誇る「治一郎のバウムクーヘン」となります。

しかし実は中村さん、甘い物が苦手。バウムクーヘンもあまり好きじゃないんだとか。

「好きじゃないからこそ長続きしているんです。好きだとのめり込んじゃって『甘い』だの『酸っぱい』だの口を出しちゃう。『おいしい』『まずい』といろいろ注文を出して栄えた菓子店はありません。やはりお客様に問わないと」

ということで、ここは「へ~」ポイントですね。お客様ありきということで徹底したマーケットインと言えます。しかし甘いものが苦手なお菓子屋さんというものが成り立つんだと軽いカルチャーショックは受けましたが(笑)。

また、大手との戦いを避けるという戦略についてですが、「大手の資本・人材・組織のパワーと戦ってはいけない」とおっしゃっていますが、その一方で、「でもいずれは大手もニッチの分野にまで進出してくるので、なるべく大手から遠い場所や手法でやっていくことが大事」ともおっしゃっています。

そう、今の時代、大手も売上をあげるのに苦労していますから、今までだったら無視していたようなニッチな分野にも進出するようになっています。

だから中小企業は単なる「ニッチ戦略」ではなく、大手が簡単には進出できないような「超ニッチ戦略」を取る必要があると言えます。

という戦略を掲げている一方で、頼まれた仕事は何でも引き受けるため、お菓子屋だけでなく、宿泊施設や社員食堂、給食事業、老人福祉センターなどの経営も行っており、結構脈絡のない多角化経営をしていると言えます。

そこで番組ホストの村上龍さんから「選択と集中はどう考えているんですか?」と質問があったのですが、その答えもまた興味深いものでした。

「選択と集中というのは効率と金儲け。利益のための考え方だから嫌い」

「選択と集中」はビジネスの世界では割と一般的に使われる考え方ですが、それを嫌いという経営者は初めて見た気がします。

さらに人材に関する考え方も非常に興味深いものでした。

ヤタローには勤めていた会社の倒産、リストラ、早期退職などを経ての中途採用者が多いのですが、そのような経験を積んだ人というのは百戦錬磨の人材になるという考えを持っています。

逆にいいところ出の新卒者は幼稚園から塾まで両親のお金で勉強したので入社しても同じだと思っていて、育成に時間がかかると嘆いていました。

結局「失敗した人、苦労した人が財産」と明言していましたが、ホント、若い人は頑張らないといけないですね。

ということで、非常に気付きの多い回となりました。

なお、治一郎さんは残念ながら札幌にお店がないのですが、現在東急百貨店の催事に出店していますので、興味のある方は究極のしっとり感を味わえるバウムクーヘンを買ってみてはいかがでしょうか?

今日まで開催中だそうです。

私も早速買いに行って食べてみましたが、本当にしっとりしていて美味しかったですよ。

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