前回餃子の無人販売所についてご紹介しました(コチラ)が、やはり他の食品にも同じような手法は取り入れられつつあるようです。
昨年の12月17日放送のWBSでは「チェンジ!売り方の常識」という特集でサラダの無人店舗が取り上げられていました。
昨年11月に丸の内にオープンしたサラダ専門の無人店舗「クリスプ・ステーション」は従来の無人店舗とは一味違います。
こちらは店員さんはもちろんレジもない店舗です。
お客さんは冷蔵庫から自分が食べたい商品を取り出し、持って帰ります。
そしてその日のうちに容器のカバーに印刷されたQRコードを読み取り、クレジットカードなどで決済すればOKというシステムです。
事前の会員登録なども不要で、簡単に決済できます。
ずっと北海道に住んでいる私には想像もつきませんが、丸の内のランチタイムと言えばどこに言っても混んでいて、お弁当を買うのにも一苦労するんだとか。
そうやって並ぶことなく、すぐに食事をすることができれば時間を有効活用できますから、これはありがたいサービスと言えます。
あとは決済しない人の対処法がどうなっているのかが気になるところですね。
また、番組では札幌にある無人のアパレル店も取り上げていました。
こちらは子ども向けのアパレル商品を取り扱った24時間営業の完全無人店で、会員登録をすればいつでも利用することが可能で、会計もセルフレジでキャッシュレス決済をするだけです。
24時間営業ということで、働くお父さん、お母さんにとっては仕事が終わった後に時間を気にせず買い物をすることができるという点が支持されています。
そしてもう1点、無人であることの最大のメリットが接客されることなく買い物ができるというものです。
この無人アパレル店「マンハッタンストア ムジン」を運営している会社の社長さん自身、接客されることがとても嫌いで、ゆっくり買い物をすることを考えると接客はなくてもいいのではないか、との考えからこのお店を立ち上げたそうです。
いや~素晴らしい!
私も過度に接客される(話しかけられる)のが超絶苦手なのでよく分かります(コチラご参照のこと)。
また、こちらの会社ではネット販売にも力を入れており、こちらのお店はネットショップに誘導するショールーム的な意味合いもあるということで、そういう意味でも非常に戦略的なお店だと言えます。
ということで、扱う商品やハイテク・ローテクの違いはありますが、現在様々な業界で無人店舗が取り入れられつつあるようです。
あなたのビジネスにも活かせる要素はありませんか?