12月16日放送の『カンブリア宮殿』は「驚きのアイデアで客を掴む 外食!反転攻勢スペシャル」というテーマでした。

その名の通り、ようやく緊急事態宣言が解除され、それまで営業自粛だ、時間短縮だ、アルコールの提供自粛だと両手両足を縛られていたような外食の反転攻勢ということで、今の時期、流行っているお店の裏側に迫る内容でした。

まず、取り上げられていたのが東京・渋谷にある「挽肉と米」というハンバーグ専門店。

オーナーのハンバーグへのこだわりが半端なく、究極の焼き立てのハンバーグが楽しめるお店として、食べログなどでもかなり高い評価を得ているお店となります。

オープンしたのが昨年の6月というコロナ禍の真っ只中だったのですが、そんなことはお構いなしとばかりに連日行列ができています。

さて、番組の中でオーナーの山本昇平さんは「コロナ禍でも客を掴んだ理由をどう把握していますか?」という村上龍さんからの質問に対して、

「ディズニーランドみたいだねってたまにお客さんから言われることがあるのですが、『ここでないと体験できない』というものが足を運ぶ価値になっているかなと思っています」と答えていました。

コロナ禍になってすっかりと外食に出かけなくなり、大手チェーン店でもどんどんお店を閉めている状況ですが、そんな中で「わざわざ行くことに価値がある」というお店は選ばれるということなんでしょうね。

番組を見て「このお店に行きたい!」と思いましたが、なにせカウンター席のみの小さなお店で、予約はできず、当日の朝に整理券が配られるシステムとなっており、遠征して行くにはなかなかハードルの高いお店となります。

ただ、そこにも山本さんの考えがあって、「できれば地元の人に繰り返し来て欲しい。そういうメインのお客になって欲しい層に使いやすい店であり続けるための選択肢」なのだそうです。

ちなみにこちらのお店のメニューは1つのみ。

この辺もかなりの尖り具合ですね。

また、VTRで串カツ田中の田中社長が非常に興味深い発言をされていました。

「協力金が終わって、変異株が来て、外国人も入国できない。多分本当の戦いはこれから。私だけでなく外食業界がここからが大変だと覚悟を決めて挑んでいると思う」

変異株の感染拡大状況によってはまた飲食店への自粛要請などが出るかもしれませんが、協力金が終了し、まさにここからが本当の戦いと言えます。

そんな中、「挽肉と米」のように徹底的にコンセプトを磨いたお店は繁盛しています。

逆にそうではないお店は今後厳しい戦いを強いられることでしょう。

本当の戦いに臨む準備はできていますか?