以前「断る勇気を持ちましょう!」という記事(コチラ)で、

「こういう人とはお付き合いしたいと思いません」という具体例をいくつか挙げました。

・「とにかく安く」という人

・脱税志向のある人

・時間にルーズな人(しょっちゅうドタキャンする、約束の時間を忘れる)

・自分を特別扱いしてほしい人(常にその人の依頼を最優先して欲しい人)

・ちょっとした用事で呼びつける人

 

まずシンプルに「とにかく安く」という人は萎えます。

「1円でも支払う料金を少なくしたい」という人とは気持ちよく仕事をする気になれませんので、仮に顧問契約をしたとしてもLose-Loseの関係になるだけでお互いにメリットがありません。

脱税志向があるのは論外として、それ以外の

・時間にルーズな人

・自分を特別扱いしてほしい人

・ちょっとした用事で呼びつける人

というのは基本的には「時間泥棒」だと思っています。

私が開業した直後に、どういう関係でのお問い合わせだったかは忘れてしまったのですが、「一度事務所にお伺いしてご相談させて欲しい」ということで時間を取っていました。

しかし、直前になって「仕事が入って都合が悪くなったので日程変更させて欲しい」と連絡が入りました。

で、その後も何回か同じことが繰り返されて、結局その方とは会うこともなくそのままとなってしまったのですが、当然アポを入れた1~2時間というのは他の予定を入れないようにしています。

ということは1~2時間の時間を奪われているということになります。

何回も日程変更をされたのでおそらく当時の私はその都度1~2時間予定を空けて待機していたと思います。

開業当初は今よりも全然ヒマでしたから、それでもそんなに大きな問題になりませんが、今そんな形で1~2時間も奪われたらたまったものではありません。

仮にタイミングが合って話をする機会があり、顧問契約に至ったとしても、頻繁にドタキャンされてはかなわないので、結果としてお会いできなくて良かったのだと思います。

また、「自分を特別扱いしてほしい人」というのもとても厄介です。

以前勤務していた事務所で事務所に電話をかけてきて、担当者が不在だと「大至急折返し電話が欲しい」というお客様がいました。

たまたまその電話に対応した私は素直に担当者に電話をかけて「大至急って言っています」と伝えたのですが、その担当者に

「そうか、分かった。でもそのお客さんな、大した用事じゃなくても必ず『大至急電話が欲しい』って言う人なんだわ」

と言われて「なんだそれ!?」となったものです。

こういう人はオオカミ少年のように周りの信頼を失ってしまうので十分にご注意を。

あとは打ち合わせをしている最中にやたらと電話が鳴って対応するというのも、今目の前で打ち合わせをしている相手を蔑ろにする行為だと言えます。

もちろん本当に緊急のやむを得ない事情があるときというのもあるでしょう。

事故に遭った、ご家族に何かあったなど、そんなシチュエーションでもドタキャンするな、電話に出るな、なんてことを言うつもりはありません。

しかしそうでないのに相手の時間を奪う時間泥棒は相手との信頼関係に亀裂を入れる行為だということを肝に銘じておきましょう。