前回「別にマイホームが欲しいとは思わない」と書いたところ、

「え~本当!?」

というリアクションをいただいたのですが、本当に【今のところ】マイホームが欲しいとは思っていません。

私はストレングスファインダーでは「学習欲」がトップですし、選択理論心理学における基本的欲求の中でも「楽しみの欲求」がダントツに強いです。

とにかく新しいことを学ぶこと・知ることが大好き、興味を持ったものがあればそれに関する知識を増やし、

「お~、これとこれがここで繋がるんだ~」

となる瞬間がたまらなく幸せな人間なのです。

なので、豪邸や高級車に限らず、ファッションにも全然興味がありませんし(そのせいでファッションセンスは全くありません)、グルメにもあまり興味がありません。

稼いだお金で好きな本を読み、好きな映画を観て、好きなライブに行き、神社巡りができればとにかく幸せなのです。

付き合いの古い社長さんからは

「宮治君はタバコも吸わないし、お酒もそんなに飲まないし、ギャンブルもやらないしで、人生何が楽しいの?」

と真顔で聞かれるのですが、上記に関して全く願望にないので、何の問題もないわけです(お酒は飲みますが、タバコもギャンブルも今までの人生で全く興味がありません)。

ということで、私は「豪邸に住みたい!高級車に乗りたい!」という内発的動機づけ(モチベーション)で仕事を頑張っているわけではありません。

また、どんなにお金を稼げていても本を読んだり神社巡りをする時間が取れなければ非常にストレスとなります。

どうしても確定申告時期は一時的に業務量が増えてしまうので、そのような時間を取るのが難しいのですが、それでも「これが終わったらあの本を読むぞ!」というモチベーションで仕事を頑張っているわけです。

もしも私のような人間が「5億円の豪邸を建てるために年商○○円に向けて頑張るぞ!」という目標設定をしてしまうとそれは地獄です。

本当に自分の願望にあるものではない「豪邸」という目的からの逆算で目標設定しても、そもそも目的自体の方向が間違っているわけですから、その間違った方向に目標を設定しても、その目標を達成しようという真のモチベーションは生まれません。

無理して仕事を一生懸命頑張っても、そのことによって本当の自分の願望である本を読んだり神社巡りをしたりということができなければ「自分は何のために頑張っているんだろう」という葛藤に苛まれてしまうことになります。

ちなみに、稼いである程度お金が貯まったタイミングで、もしかすると「これだけお金があるんだったらやっぱり家を買おう」となるかもしれませんが、それは別に変なことではありません。

願望というものは貼り替わりますので。

とにかく大事なのはその時その時で自分が本当に求めているものが何なのか?をしっかりと考えて、周りの声や世間体に振り回されずに目標設定をするということです。

「高い山に登ることができた。でもその山は自分が登りたい山ではなかった」

なんて人生は悲しいと思いませんか?

※今回話しを分かりやすくするためにあえて目的と目標を曖昧にごちゃまぜにしていますが、実際には目的と目標は異なりますのであしからず。