勝間和代さんの最新刊である『勝間式ネオ・ライフハック100』が7月29日に出版となりました。

それを記念したオンライン講演会が同日に開催となったので参加したのですが、1時間半の講演会の中で非常に印象的だったのが「頑張るのは禁句にしましょう!」という発言でした。

「頑張ることを禁句にする」

「頑張らない」

そう聞くと、真面目な日本人は

「ちゃんとしていない」

「手を抜いている」

「いい加減」

とネガティブなイメージを持つかもしれませんが、もちろん勝間さんが言いたいのはそういうことではありません。

勝間さん自身、バリバリ仕事をこなし、家事も育児もし、と頑張っていた時期もあったそうですが、「これでは身体がもたない」と「どうすれば頑張らなくても回せる環境・仕組みを作れるか」を考える方向にシフトし、実践されたそうです。

そう、「努力よりも環境整備」なのです。

私が毎週欠かさず観ているドラマの一つが『私の家政婦ナギサさん』なのですが、製薬会社で働く主人公のメイは仕事が忙しく、そして家事が超絶苦手ということもあり、部屋の中がぐちゃぐちゃになっていました。

しかしおじさんの家政婦であるナギサさんに家事をお願いすることになり、仕事に集中することができるようになります。

そう、別に女性だからと言って家事をしないといけないという決まりがあるわけではないので家政婦さんにお願いしたってOKなのです。

ちょっと前に「ポテサラおじさん」というのがネット上で話題になりましたが、家事に育児に忙しいお母さんはスーパーでポテサラを買ったって全然OKなのです(本当に他人にとやかく言う権利はありません)。

ちなみに我が家では私が全く料理ができない人間なので、料理は妻がしてくれますが、妻も仕事をしているので「今日は食事作れないので、自分でよろしく」という日も結構あります。

で、それは私にとっては何の問題もなく、どこかで食べてくるなり何か買ってくるなりすれば良いだけの話です。

むしろ頑張って食事を用意したけど、そのぶん仕事のクオリティが下がって相手に迷惑をかけてしまうという方が問題です。

これは別に「家事は頑張らないけど、仕事は頑張る」という意味ではありません。

家事でも仕事でも(子供がいる方は育児でも)、頑張るポイントと頑張らないポイントを明確にし、頑張らないポイントは頑張らないというのを徹底することが大切です。

例えば先ほどのポテサラの例で言えば、「ポテサラを作ること」は頑張らないけど、「美味しく身体に良いポテサラを売っているお店を探すこと」は頑張ろうという具合です。

しかし、結局家事にフォーカスした内容になってしまったので、次回は「仕事における頑張らないポイント」について書いてみたいと思います。