4月といえば年度替わりということもあり、この区切りで退職し、転職する人や独立する人も多いようです。

今はコロナショックで大変な時期ではありますが、新たな船出を応援したいと思います。

さて、私はと言いますと、2000年4月にこの会計業界に身を投じて丸20年が経ちました。

2000年に新卒で某大手会計事務所に入社し、社会人としてのイロハや税務、会計、労務のイロハを叩き込まれました。

今の自分のベースがあるのは間違いなくこの事務所で学ばせていただいたことという意味ではとても感謝しています。

ただし、この事務所で働きながら税理士試験勉強をするにはちょっと難しい環境だったということもあり、試験勉強をすることに理解のある事務所に転職することになります。

2番目に働いた事務所は当時まだ小さな事務所でしたが、どんどん新規クライアントを獲得し、職員を増やしと拡大路線を取っていたタイミングで、猫の手も借りたいぐらい忙しい事務所ではあったのですが、それでもありがたいことに税理士試験勉強を優先させたい私の希望を聞き入れてくださり、お陰様でしっかりと試験勉強に集中することができて、税理士に合格することができました。

その後2012年に独立し現在に至るわけですが、つまり社会人になってから今までこの業界一筋ということになります。

よく同業の方でも「もともと飲食店で働いていた経験があって飲食業界のことに精通した税理士です!」のように他の業界経験との掛け合わせでブランディングをされている方をお見かけしますが、そういう掛け合わせができるというのは羨ましいなぁと、ちょっと思うこともあったりします。

まぁしかし過去は変えることはできませんし、私は私で業界一筋20年というのを強みにしていくべきでしょう。

さて、20年間この業界にいて、様々な経営者と接してきましたが、経営者の悩み・関心事というのは大きく「お金」と「人」の問題に集約されると感じています。

まず「お金」ですが、なんと言っても売上があがって利益が出ること、つまりマーケティングです。

とにかくお客さんに商品・サービスを買っていただかないことにはビジネスは継続できません。

また、売上が上がったとしてもお金の使い方が行き当りばったりだと今度は資金繰りに窮することになります。

バブル時代には様々な投資話があったそうですが、そこにホイホイと投資した結果、資金繰りが悪化して倒産したという話はよく聞きます。

次に「人」ですが、これはとにかく採用と育成になります。

名もなき中小零細企業はそうそう優秀な人材を採用することはできませんし、採用した後も自動巻きで理想の社員に育つということはほぼ無いので、しっかりと手間暇かけて育成する必要があります。

その中でも優秀な人材には辞めてもらっては困りますから、辞めずにこの会社で頑張ろう!と思ってもらえるような仕組み・制度を作っていく必要があります。

で、私が直接お手伝いできるのは税理士として資金繰りの部分と社労士として労務に関する仕組み・制度作りとなります。

ここはなんと言っても20年の業界経験があるわけですから、その中で培ったノウハウでお役に立てるかと思います。

マーケティングに関しては残念ながら素人ですので、そこは一番化戦略コンサルタント・高田稔先生のお力をお借りして毎月札幌にお越しいただき、コンサルをしていただいています。

マネジメントに関しても色々と学んでいるのですが、社員に愛社精神を持ってもらい働きがいを持って長く働いてもらうには経営理念に基づいた理念経営が大事だと思っていますので、ここはぜひともアチーブメント社のコンテンツを共に学んで欲しいと思います。

選択理論心理学をビジネスに応用した形のリード・マネジメントという概念を学び実践することでそう簡単には崩れない組織を作ることができると思います。

当事務所のミッションは「学びの力で日本の廃業率を0%にし、社長も社員も幸せに成功する会社作りに貢献する」です。

この形で明文化されたのはここ数年の話ですが、でもこの想いはこの業界に入ってからずっと心にあったものです。

私が関わらせていただいたお客様が幸せな成功、「ビジネスはサクセス、プライベートはハピネス」を実現されるお手伝いをするべく今後も精進していく所存です。