2019年春にTBSで放送されていたドラマ『わたし、定時で帰ります。』。
それを半年以上経った今更ではありますが、ようやく録画していたものを全て視聴しました。遅っ!(笑)
「お前はそんなにドラマばかり見て暇なのか?」というツッコミが入りそうですが、もちろんこの時期の税理士が暇なわけがありません。
時間は作り出すものです(キッパリ)。
まぁとにかく番組はとっくに終わっているので本当に今更感が半端ありませんが、以下このドラマの概要です。
”「長時間労働」、「サービス残業」、その先に起こりうるかもしれない「過労死」。長時間労働の是正や雇用形態にかかわらない公平な待遇を目指す「働き方改革」が近年、多くの関心を集めている。
本作は、同名小説を原作に、特に注目を集めている「残業問題」を切り口として、単なる制度改革ではなく働く人々の意識改革=社会人の持つべき“ライフワーク・バランス”について描く。
厚生労働省が声を上げても、「理想と現実は別、残業は仕方ない」と諦めている人や、「残業する美学」を持つ人々も多数存在するのが今の日本社会。
本ドラマは、そんな現代の日本で“定時で帰る”“残業しない”をモットーに生きる新世代のワーキングガールを主人公に、曲者ぞろいのブラック上司や同僚たちの間で奮闘しながら、毎日に小さな奇跡を起こす。現代社会が抱える、曲がった仕事観や恋愛・結婚観、人間関係、ブラック企業問題、孤独死などの身近にある様々な社会問題を考え直し、「何のために働くのか?」「自分を大切にすること」「仲間を大切にすること」などのシンプルなメッセージを伝えていく。
”主人公・東山結衣は過去にあるトラウマを抱え、以来「必ず定時で帰る」というモットーを貫くワーキングガール。
「仕事は命を懸けるものではない」という思いを持ち、誰よりも集中して仕事を終わらせ、プライベートも大切にする。
美味しいものを食べて美味しいと感じるといった“普通の感覚”をきちんと大事にする32歳の独身OLだ。
結衣は、同僚たちの様々な悩みに寄り添い、時に振り回され、そして解決していく。
そんな彼女の背景には、新人時代のトラウマや、ワーカホリックだった元婚約者の存在があった…。”
ちょっと概要説明が長くなりましたが、登場人物が曲者揃い。
・ちょっと注意するとすぐ「辞めようかな~」と言い出す新入社員
・「私が新人の頃はこれぐらいやるのが当たり前だった」と自分の価値観を後輩に押し付ける先輩社員
・育休明けで頑張らないと居場所がなくなるという焦りで空回りしてしまう女性社員
・仕事ができすぎるため色んな仕事が集まってきて頑張りすぎて倒れてしまう社員
「あ~こういうのあるあるだわ~」と思いながら観ていましたが、そんな中でもユースケ・サンタマリアさん演じる徳永部長は定時に帰る主人公・東山に対して「みんな残業して頑張っているのに定時に帰っちゃうの?みんなのことはどうでもいいの?自分さえ良ければいいの?」と発言しちゃうなかなかのオールドタイプ。
しかも確実に赤字になる納期がタイトな案件を受注してきて「みんなで残業すれば終わらせられるから頑張ろう!」と言い出す始末。
終盤には「何のために働くのか?」というテーマについて働く側からのメッセージが発せられますが、これは働く人だけでなく、経営者側も常に考えるべきテーマと言えるでしょう。
今後は法律の縛りもあって、そもそもそんなに残業できなくなりますが、根本的に「なぜ働くのか?」をしっかりと定義し、共有していない職場は社員に選ばれなくなっていくことでしょう。
経営者の皆さん、社員さんから「何のために働くんですか?」と聞かれてちゃんと答えられますか?
「給料払ってるんだから働くのは当たり前だろう!」とか言ったら最低ですよ。
ということで、色々と考えさせられたドラマでしたが、残念ながらとっくに終了しています(笑)。
気になる方はParaviで!
なお、余談となりますが、恋愛面のお話についてはちょっとモヤモヤしたものを感じたのは私だけでしょうか・・・?
↑公式サイトよりお借りしました