前回「コロナウイルスによる外国人観光客の激減に起因する業績悪化のニュースをよく見る」と書きましたが、つい先日、ラオックスグループが約140人の希望退職者を募ることになったというニュースが報じられました。

ラオックスと言えばインバウンド事業に特化しているビジネスモデルで、ここ札幌でも駅前の一等地や狸小路にお店を構えています。

おそらく「爆買い」があった頃は業績も絶好調だったのでしょうが、2019年12月期の連結業績は営業損失が31億300万円、経常損失が36億7200万円とかなり厳しい状況です。

さらに追い打ちをかけるように今年に入ってからのコロナウイルス問題により、外国人観光客が激減し、さらなる業績悪化の可能性が高いことから今回リストラに踏み切ったという流れとなります。

「中国からの訪日観光客に依存する体制からの転換が必要と判断し、新たな事業体制の構築に向けた組織・人員の見直しを図る」ということですが、リストラをするということでは遅きに失すると言わざるを得ないでしょう。

色々なニュースで「業績悪化により1000人の人員整理」などという文言をよく目にしますが、当然退職する人ひとりひとりに生活があるわけで、そのリストラにより人生が狂ってしまう人も出てしまいます。

今回のように「もうダメだ!」となってから「うちの状況分かるよね。早期退職に協力してね」とリストラをするのではなく、まだ体力のあるうちに業態転換を図り、退職ではなく配置換えをすることで社員の生活を守りながら、別事業にシフトしていくという流れを作るのが経営者の務めと言えます。

とは言うものの、後になってから言うのは簡単。

実際、爆買いで業績好調。しかも、今後も国を挙げてインバウンドを強化していくという追い風吹きまくりの状況であれば、そこに一点集中したくなるのも分からなくはありません。

「なんで今目の前のビジネスが超順調なのに、別業態のビジネスのことを考えないといけないの?」という話ですよね。

そんなアクセルべた踏み、イケイケドンドンなタイミングにこそ必要なのが、冷静な視点からアドバイスしてくれるコンサルタントの存在です。

一番化戦略コンサルタントの高田稔先生はそんな冷静なアドバイスをしてくれる貴重な存在です。

事業立ち上げのタイミングでは一点集中、軌道に乗ったら別の柱も作ることによるリスク分散といった具合にステージに合わせて的確なアドバイスをしてくれます。

毎月札幌にお越しいただき、ブートキャンプやグループコンサルをしていただいていますが、私も隣で聞いていて「絶妙だな~」と毎回感心している次第です。

手綱を締めるのか緩めるのかは経営者のさじ加減となりますが、ぶっちゃけ経営幹部ではそのさじ加減は分かりません。中小企業ならなおさらです。

となると経営者の判断に委ねられるわけですが、さじ加減を間違えると今回のラオックスのようになってしまいます。

そうならないためにも冷静に第三者的視点からアドバイスをしてくれる参謀を活用しませんか?

そんな企業の参謀役である高田先生がお越しになるのは今週21日、22日となります。

21日には最新刊『一番化戦略式アイデアの見つけ方』の読書会&講演会、22日には戦略マーケティング・ブートキャンプを開催します。

参謀が必要な経営者はぜひともご参加ください。

《『一番化戦略式アイデアの見つけ方』読書会&講演会》

〇日時:2020年2月21日(金)19時~21時

〇会場:札幌市中央区南1条西5丁目 愛生舘ビル6階 愛生舘サロン

〇参加費:3,000円(書籍付き)

〇詳細・お申込みはコチラ

《戦略マーケティング・ブートキャンプ》

〇日時:2月22日(土)13時~18時

〇会場:寄りそうコンサルタントグループ

〇参加費:55,000円(要事前振込)

〇詳細・お申し込みはコチラから