帝国データバンクによると2019年のパン屋さんの倒産件数が過去最多となったそうです。

2019年の倒産件数は31件で、前年比2.1倍となり、初めて30件を突破しました。

パン屋さんといえば近年は「乃が美」や「乃木坂な妻たち」といった高級食パン屋や、コッペパン専門店「でぶぱん」のようなユニークなコンセプトのパン屋が行列のできる人気店として注目を浴びており、成長産業というイメージがあるかもしれませんが、そのように注目を浴びている裏で、倒産件数が過去最多という厳しい現実が浮き彫りとなった形です。

帝国データバンクはこう分析しています。

”同業間の競争激化により売上不振に陥る業者も少なくない。加えて、薄利多売のビジネスかつ原材料・人件費の高騰や廃棄ロスで採算が悪化。特に家族経営の業者は、後継者問題や店主の病気・体調不良、重労働による人手不足も重なり、懸念材料が内包している。”

なるほど、確かに。

と思うのと同時に、これってパン屋に限らず、家族経営している飲食店全般に当てはまるのでないかとも感じます。

家族経営の蕎麦屋、定食屋、ラーメン屋などなど。

昨年の消費増税のタイミングには地域に愛された老舗店が「今までもギリギリでやってきたけど、消費税が上がるともうやっていくのは厳しい。跡取りもいないしここで店を閉めます」と廃業されるという記事をよく見ました。

倒産件数は31件となっていますが、廃業や休業を合わせると、きっと日本全国でかなりの数の飲食店が惜しまれつつお店を閉めているのではないでしょうか?

またこの話は割と経営者が年配の方という前提となりますが、もちろんそれだけでなく、若い方で希望を胸に起業したものの売上不振で資金繰りが回らず廃業したというケースも多いことでしょう。

最近では前述の「でぶぱん」ようなインパクトのあるお店が増えていますから、こう言ってはなんですが「その辺にあるようなお店」をオープンしてもかなり厳しい戦いになることは目に見えています。

市場が賑わって参入者が増えている中で、どうやって選ばれる存在になるのかという戦略をしっかりと練った上で起業しなければ成功はおぼつかないと言えるでしょう。

ということで、戦略と言えば一番化戦略コンサルタント・高田稔先生による「戦略マーケティング・ブートキャンプ」です。

どんなに職人として一流でも、戦略マーケティングが三流では繁盛店にすることは叶いません。

「腕さえ良ければお客は必ず分かってくれる」というのは幻想です。

ブートキャンプでは戦略マーケティングの原理原則を徹底的にお伝えすることによって、戦略マーケティングの一流を目指します。

ぜひブートキャンプで戦略マーケティングも一流となり、繁盛店を作っていただければと思います。

《戦略マーケティング・ブートキャンプ》

〇日時:2月22日(土)13時~18時

〇会場:寄りそうコンサルタントグループ

〇参加費:55,000円(要事前振込)

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