2月2日放送の『坂上&指原のつぶれない店』では「〇〇すぎてつぶれないか心配な店」ということでユニークなお店が何軒も紹介されていましたが、その中でも特に衝撃的だったのが「コーヒー1杯に1時間かかる」という大阪八尾にある喫茶店「ザ・ミュンヒ」。

宮下草薙の草薙君がレポートに訪れると、店内に置いてある食器の自慢話が始まったり、海外の番組に出演した際の映像を見させられたり、自作の詩(ポエム)を聞かされたりとこの時点でオーナーの田中完枝さんの個性炸裂です。

ようやくコーヒーを淹れることになりますが、なんと20杯分のコーヒー豆を使っており、お湯を注いでから抽出され最初の1滴目が出てくるまで30分もかかるというものです。

最終的に1時間かけてようやく1杯が完成するのですが、さらにオーナーの田中さんが味見をし、「これは客に出せるレベルだ」と判断してようやく客が飲めるんだそうです(ということはここでアウトとなるともう1時間待たないといけないのかな?)。

すでに「こだわり」を超えた「変態的」なニオイを感じますが、さてそこまで変態的に仕上げたコーヒーはというと、レポート役の草薙君いわく「黒糖のように甘い!」んだとか。

う~ん、コーヒー1杯に1時間も待てないけど、ちょっと飲んでみたいかも・・・。

さらにこれで終わりではなく、さらに2杯のコーヒーを抽出し、味の変化を楽しむ3種類のコーヒーがセットになっていて、これでお値段7,250円です。

コーヒー3杯でこのお値段!

ということで、「コーヒー1杯に1時間もかけるのでつぶれないか心配な店」ということなのですが、全然客が入らなくてつぶれそうなどころか、多いときは1日10人以上も客が来るかなりの人気店なんだとか。

番組ではポエムの部分などを面白おかしく強調していましたが、実際オーナーの田中さんのコーヒーへのこだわり方は本当に変態的で、1kgのコーヒー豆にたった100ccの水を使って抽出する超濃厚な「スパルタン」というコーヒーなんかもあったりします。

さらにそのスパルタンを20年間超低温で熟成させた「熟成樽仕込み氷温コーヒー20年物」はなんと1杯10万円なんだとか!

そりゃここまで圧倒的に突き抜ければ熱烈なファンもできるというもので、足繁く通う常連客も多いんだそうです。

このブログでも度々「そこまでやるか!」という事例を取り上げてきましたが、今の時代のキーワードは「変態」です。

変態的にこだわり、突き抜けることによって圧倒的なオンリーワン&ナンバーワンのポジションを築き上げることができます。

そうすれば熱烈なファンもできますし、しかもそうそう簡単には真似されません。

あなたにも何か変態的なこだわりはありませんか?

それはもしかするとビジネスになるかもしれませんよ。