1月12日放送の『がっちりマンデー!!』では「2020年、スゴイ社長が気になるスゴイ会社!」というテーマで、スゴイ社長達が「このビジネスは可能性がある!」という会社を紹介していましたが、これがビジネスの時流、トレンドを掴むのに最適な内容でした。

まず、日本交通の川鍋会長が紹介したのが、電動キックスケーターのシェアリングサービス「Luup」です。

シェアリングサービスは車や自転車など主に交通手段・乗り物を中心に成長している分野ですが、電動キックスケーターはすでにアメリカやヨーロッパなどで2年前から爆発的に普及しているということで、今後日本でのヒットが見込まれるサービスとなります。

で、肝はこの電動キックスケーターというのが今ではメジャーとなった車や自転車のシェアリングサービスの隙間を埋めるものだという点です。

今から車や自転車のシェアリングサービスを始めようとするとすでに競争が厳しくなっているので、余程の特徴がなければ市場を奪うのは難しいところです。

シェアリングサービスという最近流行りのビジネスモデルの中でも隙間(ニッチ)を狙っていくという点で学び多き事例と言えます。

※なお、日本では電動キックスケーターは原動機付きバイクに該当するということで、まずは安全に運用できるか実証実験を行ってから本格稼働する予定だそうです。

続いてゴディバジャパンのジェローム・シュシャン社長が紹介したのが、日本初のラグジュアリービール「ロココトーキョーホワイト」を販売しているメゾン・ロココです。

1本1,500円~2,000円もするという高級ビールですが、これは一般販売されておらず、高級レストランに行かないと飲めないものとなります。

今まで高級レストランで乾杯用のお酒といえばシャンパンしかなかったのですが、「とりあえずビール!」の文化が根付いている日本では、高級レストランに相応しいビールを開発すればニーズがあるのではないか?ということで開発したところ、実際にめちゃくちゃ売れて「がっちり!」なんだそうです。

これもまた隙間(ニッチ)というか、「高級レストランの乾杯といえばシャンパン」という固定概念の裏を行く発想で、シャンパンに対してシャンパンで勝負するのではなく、高級ビールで勝負するというポジションをちょっとズラした戦い方が見事な事例と言えます。

最後にニトリホールディングスの似鳥会長が紹介したのが、日本で初めてサブスクリプション型で離乳食を販売するメーカー「MiL」です。

まだ20代のご夫婦が始めたサービスですが、販売開始からわずか半年で累計5万食も売れているんだとか。

野菜の離乳食を手作りしようとすると茹でて、裏ごししてとなんだかんだで30分ぐらいかかってしまいます。

かといって市販のものは保存の関係で生野菜のような栄養分を入れるのはなかなか大変。

そんな隙間(ニッチ)を狙い、必要な野菜の栄養が入った離乳食を冷凍して毎月届けて、忙しいママさんに少しでも楽をしてもらおうという趣旨で始めたサービスが世のママさんたちに刺さったということになります。

今回紹介されたサービス・商品はいずれも既存市場の隙間(ニッチ)を狙ったものと言えます。

ビジネスモデルとしてはシェアリングサービスやサブスクリプションサービスという最近のトレンドのものとはなりますが、大事なのは「どのポジションを狙うか?」で、あとはそれに合わせてビジネスモデルを当てはめるという順番になるかと思います。

ビジネスモデルありきだと牛角みたいに失敗しちゃいますからね。

というこういうことを学べ、しかも自分のビジネスへと落とし込みまでできるのが、1月30日に開催する「一番化戦略式アイデアの見つけ方ワークショップ」です。

全くの0からビジネスを立ち上げるのは至難の業ですが、既存ビジネスの隙間を攻めて新しいビジネスを立ち上げるというのは考え方次第で十分に可能なことです。

その「考え方」について一番化戦略コンサルタントの高田稔先生にガッチリを教えてもらい、そして実際に手を動かして新しいビジネスモデルを考えていくのがこのワークショップです。

このワークショップに参加することで、今回紹介した商品・サービスに匹敵するようなアイデアが生まれるかも!?

≪一番化戦略式アイデアの見つけ方ワークショップ≫

〇日時:2020年1月30日(木)10時~17時

〇会場:寄りそうコンサルタントグループ

〇参加費:55,000円

〇詳細・お申込みはコチラから