以前ご案内していた高田稔先生の最新刊『一番化戦略式アイデアの見つけ方』がいよいよ11月20日に発売となります。

それを記念して11月25日に札幌にて出版記念読書会&講演会を開催させていただきますが、これは日本最速の企画となります。

高田先生は東京ご在住ですし、マーケットの規模からしてもまずは東京で開催するというのが妥当な流れですが、北海道をこよなく愛する高田先生より「まずは北海道で!」とおっしゃっていただいたことにより実現しました。

参加費は書籍も付いてたったの3,000円と採算度外視の価格設定となっていますが、そこには高田先生の「多くの人にアイデアの見つけ方を知って欲しい」という思いがあるからです。

さて、何度も書いていますが、なぜビジネスアイデアを出すことが今後益々重要になっていくのでしょうか?

先日放送された「がっちりマンデー」は「5年で100店舗以上増えてる大急増店!」というテーマでしたが、そこで回転寿司店の「魚べい」が取り上げられていました。

「魚べい」は元気寿司株式会社が展開する回転寿司チェーン店ですが、その特徴は「回転しない」という点です。

回転レーンを無くし、代わりにオーダーされた寿司を直接客席に届ける高速レーンを導入しましたが、これによって廃棄ロスが激減し、その分原価率を高くしても利益が出るようになったので、ネタのボリュームが増えたことで満足度が上がり、売り上げを伸ばし、店舗数も急増しています。

もともと元気寿司株式会社は「すしおんど」という回転寿司チェーン店を展開し店舗数を増やしていましたが、競合との厳しい戦いの中で徐々に店舗数を減らしていました。

そんな中、2011年に起きた東日本大震災の際にあるお店で節電のために回転レーンを止め、高速レーンだけで営業してみたところ意外にもそんなに売上が落ちなかったため、「あれ?もしや別に回転レーンっていらないのでは?」と思いつき、高速レーンのみの「魚べい」が生まれたという経緯があります。

確かに私もちょくちょく回転寿司屋さんに行きますが、回転レーンの皿を取ることはなく全て注文しています。

おそらく回転寿司屋さんに行くほとんどの人がそうしているのではないでしょうか?

であれば、「別に回転レーンなんていらないんじゃない?廃棄ロスも減らせるし、そのぶん客に還元されるんならむしろその方がありがたいし」と考えてもおかしくありません。

とは言え「回転寿司屋は回転するもの」という固定概念があるとなかなかそういった発想になりにくいのもまた事実。

もしも元気寿司株式会社が「回転しない回転寿司」というアイデアを見つけていなければ回転寿司事業は規模縮小、下手をすれば撤退していたかもしれません。

今回たまたま「魚べい」の事例をご紹介しましたが、皆さんの業界にもこういった固定概念はありませんでしょうか?

こういった固定概念を取っ払い、目まぐるしく変化するマーケットで生き残っていくためにも、アイデア出しは非常に重要なのです。

今回の講演会ではもっと突っ込んだ話を高田先生にしていただく予定ですのでお楽しみに。

《『一番化戦略式アイデアの見つけ方』出版記念読書会&講演会》

〇日時:2019年11月25日(月)19時~21時

〇会場:札幌市中央区南1条西5丁目 愛生舘ビル6階 愛生舘サロン

〇参加費:3,000円(書籍付き)

〇詳細・お申込みはコチラ