さぁ出雲旅行記もいよいよ終盤戦です。

また松江から出雲に移動して次に向かうは万九千(まんくせん)神社です。

旧暦の10月に全国の神様が出雲に集うため出雲では神無月ではなく神在月と言うというのは有名な話ですが、そうやって集まった八百万の神々が最後に立ち寄られるのがこちらの神社となります。

ここで縁結びなどの神議り(かむはかり)を締め括り、直会(なおらい)という宴を催した後、諸国へとお旅立ちになります。

このお帰りになることを「神等去出(からさで)」と言います。

また境内には立虫神社の社殿もあります。

元々は別の場所に鎮座していたのですが、洪水の影響により現在の場所に遷されたとのことですが、万九千神社の社殿との距離がめちゃくちゃ近いのが特徴的です。

そんな目と鼻の先に遷さなくてもいいのに。。。

次に向かったのは縁結神社という境内社がある宇美神社です。どんだけ縁結びのご利益をいただきたいんだよという話ですが、せっかくの出雲遠征ですからね。

貪欲に行きましょうというものです。

例によってカーナビの指示に従って運転するもなかなか辿り着けず。ウロウロしている間に帰りの飛行機の時間がかなり微妙な感じとなってしまいました。

焦りつつも、でも心を鎮めつつの参拝となりました。

こちらは縁結びのご利益も絶大なのですが、逆に悪縁消除のご利益も絶大です。

というのも、一つには主祭神である布都御魂神(ふつのみたまのかみ)は霊剣の神であり、「ふつ」は宝剣で物を断ち切る音を表しているというのがあります。

もう一つは、配祀神である事解男命(ことさかのおのみこと)が「事」を「離(サカ)=解(サカ)<コトサカ=関係を裂く、離縁の意>」から新たな命を授かったので、悪縁消除を象徴しているというのもあります。

この二つのことからこのお宮をお参りすると、諸々の悪縁消除が叶うとされているのです。悪縁をお持ちの方には是非ともご参拝いただきたいお社です。

ということで、出雲で回った神社をご紹介してきました。

他にも亀太夫神事で有名な熊野大社や、日本最古の大社造で有名な神魂神社など巡りたい神社は沢山あったのですが、時間切れということで、次回のお楽しみにしたいと思います。

≪番外編≫

1.のどぐろ日本海

出雲市駅すぐ近くにあるのどぐろの美味しいお店。のどぐろ料理を堪能しました。

2.月夜のうさぎ

2017年にオープンしたばかりのちょっとお高い旅館です。せっかくなのでと奮発しましたが、料理も美味しく満足しました。

3.島根県立古代出雲歴史博物館

平安時代の出雲大社本殿は48メートルもあったという説に基づいた10分の1サイズの模型や荒神谷遺跡から出土した銅剣などが展示されており、見どころ満載です。

4.松江城

せっかく松江まで行ったのでお城も

ということで5回に渡ってお送りしてきた出雲旅行記、いかがでしたでしょうか?

1回目に書いた通り、毎年8月には新千歳からの直行便が運航していますので、一度足を運んでみてはいかがでしょうか?

ただ8月だとめちゃくちゃ暑いですけどね(笑)。