前回全く売れなくなった羊羹を薄くスライスすることで簡単に小倉トーストを作れるように工夫しただけで売上が90倍になったという事例をご紹介しました。

売上90倍ってスゴイですよね。

まさにちょっとした発想の転換と言えますが、今回もまたそんな発想の転換により売上アップを実現させた事例をご紹介したいと思います。

奈良県にある株式会社サカガワは昭和32年創業の和履物屋さんです。

和履物と言えば下駄や雪駄ですが、御想像の通り、今の時代そんなに需要がありません。

ピーク時から比べて大きく売上を落とし時代遅れとなってしまった雪駄。

それにあるちょっとした工夫を施したことによって、なんと売上5倍のV字回復!

ロフトでバカ売れの超人気商品になったそうです。

さて一体どんな工夫を施したのでしょうか?

ちょっと考えてみてください。

シンキングターイム!

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いかがでしょう?何か思いつきましたか?

正解は「雪駄の鼻緒の位置を少し内側にズラした」でした。

もともと雪駄の鼻緒は天板の中央に鼻緒が挿げられており、左右の区別がありません。

左右を入れ替えて履くことができるので内側や外側だけが減るといった足癖による片減りを避けることができるという利点があります。

その一方で、そうすると常に小指が雪駄からはみ出る形で履くことになります。

たまに温泉とか居酒屋のトイレで雪駄を履くケースがありますが、その際に結構バランスの悪さを感じるという方もいるのではないでしょうか?

そこで、サカガワさんは小指がはみ出ずに履きやすくなるように鼻緒の位置を内側にズラすというちょっとした工夫を施したのです。

その結果、「これは履きやすい!」と評判になり、大ヒットに繋がったというわけです。

それまでの雪駄の売上が1,000万円だったのが、5倍の5,000万円になったということですから、これは「サカガワは鼻緒の位置をズラしてガッチリ!」ですね(番組は違いますが)。

確か番組では「なぜ位置をズラすことになったのか」という理由については言及していなかったと記憶しているのですが(間違ってたらすみません)、マーケットの「普通の雪駄は履きづらいから履きたくない」という不満の声を汲み取り、それを解消するためにどうしたら良いのかを考えてのことだとしたら、やはりこれも戦略マーケティングの原理原則に則したものだと言えるでしょう。

マーケットの不満にビジネスヒントあり。

ではそれをどうやって汲み取り、実際に商品・サービスに落とし込むのか?

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