6月9日放送の『がっちりマンデー!!』では「装置レストラン」が取り上げられており、昨日のブログではそのうちの「焼肉ライク」さんについて紹介しました。

今回は番組で紹介されていたお店でもう1件、マーケティングの観点から面白いと思ったお店を紹介したいと思います。

それは福岡県にある「大重食堂」というラーメン店です。

こちらががっちり稼ぐために活用している装置が「コーヒーサイフォン」です。

といってもラーメンを食べた人にコーヒーをサービスしている、という話しではありません。

なんとこちらのお店ではコーヒーサイフォンを使ってスープを作っているのです。

なぜコーヒーサイフォンを使うようになったのかは番組では語られていませんでしたが、しかしコーヒーサイフォンを使うことにより、様々なメリットが出ており、これはすごいと感心してしまいました。

①鍋で作るよりも香り高いスープを作れる

コーヒー豆からコーヒーを作るのと同じ仕組みでスープを作っており、真空状態になって凝縮したうまみと香りを抽出することが可能になるんだそうです。う~ん、一度このスープを飲んでみたい。。。

②エンターテイメント性がある

このコーヒーサイフォンを使ったスープ作りはお客さんの目の前で行われます。

するとお客さんは待っている間、視覚的に楽しむことができので、待ち時間も全く苦になりません。ラーメン店のスープ作りがエンターテイメントになるというのはなかなか無い発想です。

③人件費を削減できる

普通のラーメン店だと開店の何時間も前から店員さんがスープに付きっきりになるので、どうしても仕込み作業に人件費がかかります。

それがこちらのお店では仕込みは開店の1時間半前からでOKなので、そのぶん人件費を抑えることが可能となっています。

さらに言うと、出汁を取るために大量の食材を使ったりもしないので、厨房のスペースもかなりコンパクトにできるんだそうです。

ということは、新たに出店する際にも一般的なラーメン店よりも狭い物件でOKなのでその分、家賃も削減することが可能となります。

前回ご紹介した飲食店のテーマである「商品のクオリティ」「人件費の抑制」「お店のエンターテイメント性」の全てをカバーする夢のような装置がコーヒーサイフォンとなるのです。

ちなみにこちらの店長さん、2017年に世界中から集まった452店舗のラーメン店で競う「ワールドラーメングランプリ」のチャンピオンなんだそうです。

なので単なるインパクトではなくその味も折り紙つきということで、ますます食べたくなってしまいました。

この事例にもマーケティングのヒントが沢山隠されていますね!