6月1日は私の開業記念日ということで妻にお祝いをしてもらいました。
2012年6月1日に独立したので丸7年となります。
何度も書いているように「日本の創業後5年以内の廃業率は85%」と言われています。
やはりスタート直後というのはなかなか事業も安定しないもの。
私も最初のうちは色々と苦労しましたが、何とか危険ゾーンである5年間を超えて無事7周年を迎えることができました。
さて、廃業・倒産の原因のブッチギリの1位が「販売不振」、つまり売上があがらないというものです。
長年この業界に身を置き、多くの経営者を見てきた経験から、これは感覚的な話になりますが、おそらく起業して2~3年以内にしっかりとビジネスモデルを構築することができなければ、その後の事業継続は厳しいのではないかと思います。
仮に親や友人知人からお金を借りて延命できたとしても、ビジネスモデル自体が破綻していれば、やはりそのお金が尽きてしまえば廃業するしかありません。
で、ここが肝心な話しですが、起業前にどんなにしっかりとしたビジネスモデルを考えていたとしても、その通り上手く行くなんてことはほとんどありません。
大抵の場合は「こんなハズじゃなかった!」ということになり、ビジネスモデルの見直しを余儀なくされます。
ここで多くの起業家が取る行動が2つ。
・そのまま頑張っていればいつか何とかなると軌道修正しない
・このままではまずいと思い、とにかく色々やってみる
このうち、前者はそもそも上手くいっていないことを頑張ってやり続けるわけですから残念ながら上手くいかないという結論に至ってしまいます。
では、後者はというと、これによって上手くいく人がおそらく2割。残りの8割はやはり上手くいかないという結論に至ってしまいます。
とりあえず値下げすれば何とかなる!と価格を下げてみたり、片っ端から異業種交流会に参加してみたりと、手当り次第、行き当たりバッタリで行動しても上手くいくハズがありません。
私は起業してこのかた、ずっと学びを軸にしてきました。
神田昌典さんの加速学習メソッドを学んだり、アチーブメントの成功の技術を学んだり、髙田先生に戦略マーケティングを学んだり。
これも感覚的な話になりますが、起業後数年で廃業してしまう経営者には「学ばない」「自分のやり方にこだわり人のアドバイスを聞かない」「学ぶけど行動に移せない」という人が多い気がします。
どんな業種業態でも、「最低限これを外して経営したら確実に失敗する」という型・原理原則があります。
まずはそれをしっかりと学び、でも、それに沿って経営しても上手くいかない場面もあるでしょうから、そこは素直に人からのアドバイスを聞き入れる謙虚な姿勢が必要となります(ただし、誰でも彼でも聞き入れるのは危険です)。
そして大事なのがきちんと行動に移すこと。
どんなに学んでも、アドバイスをもらっても、行動に移さないことには現実は変わりませんので。
私自身、人から「学びの変態」と呼ばれるほど、学んでいますが、単純に学ぶのが大好きということもあります。
しかし、それ以上に学ぶことで自分の人生をより良いものにしたいということもありますし、お客様ともその学びを共有することで事業の発展、幸せな成功に貢献したいという想いがあるからです。
創業後5年を超えたからと言って安泰ではありません。
歩みを止めた瞬間から、後退・衰退が始まります。
これからも学び続け、そしてお客様に寄りそい、サポートしていきたいと思います。
ということで、8年目の寄りそうコンサルタントグループもよろしくお願いします!
↑たまたまご縁をいただき全国で活躍されている舞書家Chad.さんに素敵な言葉をいただきました。
↑恒例の朔日参りでは1年のお礼と共に8年目の決意表明をしました。