5月20日放送の『芸人先生』はものまね界のレジェンド・コロッケさんを講師に迎えての「モノマネ式オリジナリティー発想術」講座でした。

ものまねには「本人に忠実に似せるタイプ」と「本人の特徴的な部分を誇張するタイプ」があるかと思いますが、コロッケさんの場合は明らかに後者。

というか、「鼻をほじる野口五郎」のように誇張どころかそれ本人やってないでしょ!というように本人を超えちゃっているものまねのパイオニア的存在と言えます。

そんなコロッケさんが某玩具メーカー(というかBANDAIです)の社員さんに「どうやったらそんなオリジナリティーのある発想ができるのか?」を伝授するという内容で非常に興味深いものでした。

コロッケさんのアイディア出しの極意はズバリ「だってそう思ったんだもん」を活かすというもの。

コロッケさんの定番のものまねに「森進一恐竜」というものがありますが、これは映画『ジュラシックパーク』を観ていたときに、そこに出てきた恐竜が森進一さんに見えちゃったというのが発想のスタートとなります。

もうそうやって見えちゃったんだから、じゃああとはそれをどう形にするか?ということであの「髪がパカッと開いて恐竜のようになる森進一」というネタが生まれたわけです(文章にするとなんのこっちゃって感じですが笑)。

これは同じく定番のものまねである「五木ロボットひろし」でも同じで、映画『ロボコップ』を観ていたら、ロボコップが五木ひろしさんに見えちゃったんだそうです。

それにしてもそういった大御所とも言える方々をちょっと誇張するどころか、恐竜やロボコップと組み合わせるというのは下手したらめちゃくちゃ怒られそうな感じです。

しかし、「怒られて逃げるようなやんちゃな子供の感覚を大切にしている」とおっしゃっています。

もしかすると大御所の方々も、例えばちょっとした仕草などをバカにするように誇張されると不愉快に思うのかもしれませんが、そんなレベルを遥かに超えて、恐竜やロボコップと合体させられたらもう笑うしかないということかもしれませんね。

しかも、このロボットの動きの探究心が半端ない。

最初に真似をしたロボットの動きはもう古いので、今の小さな子供が見ても「ロボットだ」とは思われないんだそうです。

なので、もっと今のロボットの動きに似せるように細かい修正を常に行っているんだそうです。

流石のプロ根性を垣間見ることができました。

さて、こういったいわゆる「イタズラ心」をどうやってビジネスに取り入れましょうか?

正直言って税理士の本業の仕事にはこういったイタズラ心は一切求められていないので、これをTTPするとドえらいことになるでしょう。

しかしこのブログなどのように、直接会計処理をしたり税務申告をしたりという部分に関係しないところに発揮していくと面白いかもしれません。

やはり世の多くの人は税理士などの法律の専門家イコール真面目な人という認識だと思いますが、そういうちょっとやんちゃな部分もあるんですよ、ということを上手にアピールできれば親近感を持ってもらえるでしょうから。

あなたのビジネスに「イタズラ心」を取り入れることはできませんか?