来る7月17日に、読売ジャイアンツなどで監督やコーチを務められ、今年から明桜高等学校野球部総監督兼投手コーチに就任された尾花髙夫さんを講師にお迎えして講演会を開催します。

タイトルは「部下がみるみる成果をつくりだす一流を育てる方程式」。

尾花さんは一般財団法人日本プロスピーカー協会認定のベーシックプロスピーカーでもあり、選手の指導に選択理論心理学を活用されています。

指導者の道に入り20年以上のキャリアの中で、リーグ優勝7回、日本一4回を獲得。

そして、育成した投手は通算タイトル54回を獲得するなど、球界でも圧倒的な「育成力」を誇っている尾花さんですが、そのスタイルは命令や強制という業界の常識的な指導法と異なる選手の自発性を引き出すものです。

残念ながらスポーツの世界では指導者が選手に命令や強制をするのがまだまだ一般的で、さらにそれがエスカレートして罵声を浴びせたり体罰に発展したりといういわゆる「パワハラ」が問題となっています。

もちろん特にプロの世界では結果を出せなければ「戦力外通告」という厳しい現実が待っているわけですから、いかに結果を出させるか、成果をつくらせるかというのは指導者にとって非常に重要な部分です。

しかし「今度エラーしたらタダじゃ済まないぞ!」「このヘタクソ!千本ノックだ!」と脅され、強制されて自分の最高のパフォーマンスを発揮できる人っているんでしょうか?

と考えると、選手に成果を出させるために良かれと思ってこうやって命令したり強制したりしたと、むしろ選手を委縮させて成果から遠ざかるということになってしまうのではないでしょうか?

じゃあ選手が全然練習しなかったり、試合で気の抜けたプレーをしてミスをしたとしても「いいよ、いいよ」と言ってあげることが指導者のすることかと言うと、これもまた違うでしょう。

命令したり強制したり脅したり罰したりしないでも、きちんと成果をつくりだすように育成するにはきちんとした技術が必要なのです。

これはもちろんスポーツの世界だけでなく、会社組織にも通じる話しです。

会社でも社員を脅したり罵声を浴びせたりすればあっという間に「ブラック企業」のレッテルを貼られてしまいます。

だからと言って全く好き勝手にさせていては会社の求める成果を得ることはできませんし、そうなれば事業を継続することも難しくなってしまいます。最悪の場合倒産・廃業です。

ますます人手不足が深刻になっていく我が国において人材育成は非常に重要なテーマです。

ぜひ経営者や管理職など育成する立場にある方には本講演にて「一流を育てる方程式」を学んでいただきたいと思います。

 

≪JPSA札幌支部特別講演会「部下がみるみる成果をつくりだす一流を育てる方程式」≫

○日時:2019年7月17日(水)18時45分~20時30分

○会場:札幌市中央区北2条西7丁目 かでる2.7 大会議室

○参加費:3,000円(税込・要事前振込)

○定員:200名

お申し込みはコチラよりお願いします。

参加費の振込方法につきましてはお申し込み後送られるメールにてご確認ください。

 

≪講師 尾花髙夫氏 プロフィール≫

明桜高等学校野球部総監督兼投手コーチ/一般財団法人日本プロスピーカー協会認定ベーシックプロスピーカー

1957年8月7日生まれ。和歌山県出身。PL学園高等学校から社会人野球の新日鉄堺へ進む。

1977年度ドラフト4位でヤクルトスワローズに入団。1991年まで在籍し同年現役を引退。

特に現役時代は、押し出しフォアボールをしたことが一度もなく、制球力を強みとしていた。

1995年以降、千葉ロッテマリーンズ、ヤクルトスワローズ、福岡ダイエー(のちのソフトバンク)ホークス、読売ジャイアンツでリーグ優勝7回、日本一に4回導いた手腕が評価され、2010年~2011年は横浜ベイスターズ監督に就任、自身初の指揮官を務めた。

2013年より読売ジャイアンツ二軍、投手総合コーチに就任。投手を育成し読売ジャイアンツのリーグ優勝に貢献し、その実績が評価され2016年より読売ジャイアンツ一軍コーチに就任。

2019年から明桜高等学校野球部総監督兼投手コーチに就任。