最近御朱印にまつわるネガティブな報道をよく目にするようになりました。
元号が令和になった5月1日には明治神宮に御朱印を求める大行列ができ、なんと最大10時間待ちにもなったそうです。
そのこと自体は別にネガティブなことではありませんが、問題はその後、その御朱印がフリマサイトなどで大量に転売されたということです。
明治神宮の御朱印の初穂料は500円ですが10倍以上の金額で出品する人がいて、明らかに「転売目的」というのは非常に悲しい話です。
また、浅草神社では「平成」や「令和」入りの御朱印を数量限定で頒布した際に、手に入れられなかった人が神職の方や巫女さんに罵声を浴びせたり、「こっちはお客さんだぞ」と迫る場面があったそうです。
そんなこともあって今後行われる三社祭で例年頒布している特別な御朱印を今年は取りやめると発表しました。
他にも「書くのが遅い!いつまで待たせるんだ!」などと罵声を浴びせてくる人が多いため、御朱印を頒布するのをやめたという神社の話も複数耳にしており、非常に残念に思います。
最近の神社ブームやパワースポットブームで神社の参拝者が増えているというのは日本人として嬉しいことではありますが、その反面でマナーを守れなかったり、自己中心的なふるまいをしてしまう人が増えているのは由々しき問題です。
「期間限定の御朱印が欲しいから!」とか「SNS映えするから!」というライトな理由で参拝すること自体は全然問題無いと思いますが、そこで神社や他の参拝者に迷惑をかけるような行為をしてしまうようでは、結局何の御利益も得られないことになってしまうでしょう。
とは言えあまり厳しいことばかり言ってしまうと腰が引けてしまい気軽に神社に行こうという人が減ってしまうかもしれません。
そこで、知らずに神社や周りの人に迷惑をかけない程度の参拝方法を実地、つまり神社を巡りながら学ぼうというのが、来月開催される「大塚先生と行く!神社を巡り日本の神話・神様のことを学ぶツアー」です。
思えば私自身、本格的に神社巡りをするようになった最初の頃は「手水の仕方ってこれで合ってるのかな??」とか「御朱印いただくのってどうすればいいんだろう」とか恐るおそるという感じでした。
でも最初から基本的な型を学んでおけば一安心ですよね。それと合わせて「これはやっちゃダメ」ということも学んでおけば知らないうちに周りに迷惑をかけるという心配もなくなります。
実は私もそうやって本格的に神社巡りをするようになったタイミングで大塚先生の講座を受講し、基本的な参拝方法を学ぶことができたおかげで、その後は恐るおそるではなく堂々と神社巡りを楽しめるようになったという経緯があります。
大塚先生は國學院大學で日本文化を学ばれた造形の深い方で、優しい語り口で分かり易く楽しく教えていただけます。
色々書いてきましたが、あまり小難しかったり説教臭いような内容では、わざわざお金を払って参加しようという人もいないでしょうから、楽しく、でもしっかり学べる、そんなツアーをお届けしたいと思います。
・神社ビギナーで全く参拝方法が分からない方
・ちょくちょく神社を参拝しているけど改めて参拝方法の基本を学びたい方
・純粋に神社や日本の神話、神様のことについて理解を深めたい方
いろんな方の参加をお待ちしています!
どうしても日中は参加できない!という方は、両日とも夜に大塚先生の新刊を使った読書会を開催しますので、ぜひそちらにご参加ください。大塚先生も参加されての懇親会も開催しますよ!
≪大塚先生と行く!神社を巡り日本の神話・神様のことを学ぶツアー≫
○日時:①6月7日(金)13時~18時 ②6月8日(土)13時~16時
※土曜日の方はちょっと時間が短いです
○参加費:①15,000円 ②12,000円
※正式参拝の玉串料込み
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