先日エイドリアン・ベジャン博士の新刊『流れといのち』の読書会を開催しました。
経営コンサルタントの神田昌典さんが前作の『流れとかたち』のときから博士が提唱している「コンストラクタル法則」を絶賛されており、今回も新刊の発売に合わせて是非対談をさせて欲しい!と熱望された結果、対談が実現し、さらにはせっかくだから読書会もやりましょうという経緯となります。
この「コンストラクタル法則」はざっくり言ってしまうと「全てはよりスムーズに流れるようにデザインされている」という定義になり、これは物理法則となります。
よってこの『流れといのち』という本は物理法則について書かれた本となります。
ちなみに私は超文系の人間で数学や理科が大の苦手です。
「税理士は数字を扱う仕事なんだから数学は得意なんじゃないの?」と言われることもありますが、税金の世界で使っているのは数学ではなく算数です。
算数レベルは大丈夫ですが、数学や理科は全くちんぷんかんぷん。
そんな私にとって本書は難しい数式も出てくる難解なもので、おそらく神田さんが取り上げなければ決して手に取ることはなかったと思います。
そんな本を使って読書会をするとどうなるのかと言うと・・・
めちゃくちゃ脳が刺激されて、いろんなビジネスアイディアが浮かんできました!
難しいので、内容を正確に理解できているのかと言われると結構微妙なところがあるのですが、肝心なのは読む目的を「内容を正確に理解すること」にしないことです。
そうではなく、「理解できなくてもいいから、自分が気になったキーワードなどを触媒としてどう発想を広げていくか」という目的で読むと、普段自分が読むタイプの本じゃないからむしろいろんなキーワードが引っかかって発想が膨らんでいくんですね。
どうしても自分の興味関心のあるジャンルの本は偏ってしまいます。
私の場合はマーケティングやマネジメント、リーダーシップなどのビジネス書に偏ってしまいます。
そして似たような本ばかり読んでいるとなかなか発想は広がりません。
そういう本を読んでいる中に、ポンと異質な本を混ぜることによって化学反応が起こり、普段なら思いつかないようなアイディアが浮かぶ。
そんな非常に刺激的な読書会となりました。
これは本もそうですし、人もそうですよね。
普通なら接点を持たないような人と本を触媒として対話(ダイアログ)を行うことによって「へ~、そんな考え方があるのか。ん、まてよ、その考え方は自分のビジネスにも応用できるぞ!」とアイディアが生まれるわけです。
次回の読書会は5月20日(月)の開催となります。
課題本は『人間学×マーケティング』。神田昌典さんとその”懐刀”である池田篤史さんの共著となり、そのうち池田さんにはオンラインにてご参加いただけます。
どちらかというと経営者向けの本ではありますが、経営者だけでなくサラリーマンや主婦、学生さんなど様々な属性の方が集まると、より幅が広がりアイディアが生まれる可能性も高まると思いますので、いろんな方のご参加をお待ちしています!
≪著者”オンライン”参加読書会&講演会「人間学×マーケティング」≫
○日時:2019年5月20日(月)19時~21時(開場18時40分)
○会場:愛生舘サロン 札幌市中央区南1条西5丁目 愛生舘ビル6階
○定員:20名
○参加費:3,000円(税込・当日現金にてお支払願います)
○持ち物:課題本『人間学×マーケティング 未来につづく会社になるための論語と算盤』神田昌典・池田篤史著、筆記用具
※会場での書籍のお貸し出し、販売は行いませんので、必ず事前に購入し忘れずにご持参願います。
○申し込みは読書会コミュニティ「Read For Action」サイトよりお願いします(コチラ)
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