今年に入りかなり精力的に読書会を企画しています。

しかし実は私自身、独立するまで世の中に読書会なるものが存在しているとは全く知りませんでした。

読書会の存在を知ったのはフォトリーディングという速読法を学んだ流れとなります。

そこで出会った受講生仲間が定期的に読書会を開催しているというので、「よ~し、この学んだばかりの速読法を駆使してめちゃくちゃ本を読んでやるぞ!」と鼻息荒く参加したのですが、なんとそこには意外な展開が・・・。

その読書会は”あまり本を読まない”ものだったのです。

めちゃくちゃ本を読む気満々だった私は肩透かしを食らったように感じましたが、じゃあ読書会で本を読まなかったら何をするのかというと参加者同士の対話(ダイアログ)です。

同じ本を読んでも響くポイントは全く違いますし、同じテーマに対する意見や考え方も全く違います。

対話(ダイアログ)とは別に議論を交わしたり、一つの意見に集約することを目的とするのではなく、そんな様々な意見を受容し、集約ではなくむしろどんどん広げていく作業と言えます。

例えばリーダーシップをテーマに本を読み、意見を出し合ったとして、片やトップダウンの強力なリーダーシップが必要だと考え、片や下からみんなを支えるサーバントリーダーシップが必要だと考えたとします。

そこで「どちらが正しいか」を決めるのではなく、「どちらも正しい」という前提で、例えば「トップダウン型のリーダーがサーバントリーダーのどんな特質を併せ持つとよりリーダーシップが増すか?」を考えていくというイメージです。

もしかすると読書会と言うと本好きな草食系の人たちが集まって「ここの文章は味わいがあっていいですな~」とほのぼのと感想を言い合っている姿を想像されるかもしれませんが(もちろんそれはそれでアリです)、少なくとも私が主催しているRead For Actionの読書会は違います。

知恵が詰まった本をみんなで読み、対話を重ねることでビジネスや人生に役に立つ情報を得、そしてRead For Actionとあるように具体的な行動(Action)に繋げる。

そんなビジネスや人生に直結した読書会となります。

我が国では江戸時代に吉田松陰の松下村塾など数多くの私塾が存在していましたが、そこで行われていたのが論語などを読み、塾生同士で対話をするという正に読書会です。

そして、そのような私塾で学んだ人が中心となり明治維新が成し遂げられることとなったのです。

と聞くと、みんなで本を読み対話をするというのは非常に意義のあることだと思いませんか?

 

現在企画している読書会は以下の通りです。

いずれも著者本人が参加し(オンライン含む)、本に込めた想いを聞けたり、本を読んでの疑問点について質問することもできるなかなかスペシャルな企画と自負しています。

◎5月11日開催 エイドリアン・ベジャン博士新刊『流れといのち』読書会(コチラ

◎5月20日開催 神田昌典・池田篤史著『人間学×マーケティング』読書会(コチラ

◎6月7日開催 大塚和彦著『神様と仲よくなれる!日本の神様図鑑』読書会(コチラ

◎6月8日開催 大塚和彦著『神様と仲よくなれる!日本の神様図鑑』読書会(コチラ