いや~、10連休終わっちゃいましたね。

皆さんはどのようにお過ごしになりましたでしょうか?

中にはサービス業で仕事をしていた!という方もいらっしゃると思いますが、多くの方が暦通りにお休みだったのではないでしょうか。

お休みだったという方でも、10日間目一杯遊んだ!という人もいれば、会社は閉めていたけど仕事をしていたという人もいれば、どこに行っても混むからと自宅でのんびり過ごしたという人もいたことでしょう。

私はと言うと、基本的には事務所で仕事をしたり、書類などの整理整頓を行いつつ、近場に遊びに出掛けたりして、お陰様で仕事もプライベートも充実した日々を過ごすことができました。

さて、今回の10連休は御代替わりに関連したある意味今年限りのものでしたが、賛否両論がありますね。

まず「否」の意見で言うと単純に祝日・休日が10日間も続くのは長いというものです。

まぁ行政機関や金融機関、学校などは閉まっていましたし、当事務所が入っているビルもずっと閉まっていました。

ビルが閉まっていると郵便物の配達がされないのが不便ですね(今日かなり一気に色んなものが届きそうです)。

現在の経済活動はかなり物流にかかっているところがありますから、こうやって流れが堰き止められると色々と不具合が生じます。

また、実際に仕事をしていたという人もどれぐらい来客があるのか読めなくて困ったという話をよく聞きました。

私は連休中、色んなデパートの催し物を見に行ったのですが、意外にすいていました。おかげで自分のペースでじっくりと楽しむことができたのですが、主催者的には「あれっ?」という感じでしょう。

あのディズニーランドですら、連休初日はガラガラだったみたいですし。

もしかすると多くの人は私のように超近場ではなく、海外旅行など遠出をしていたのかもしれませんが、ツアーがすぐに埋まってしまうとか、そもそも料金が高いといった不満もよく聞きます。

結局みんな一斉に休みになると混むところはやたらと混んで大変だし、混まないところはガラガラになって困るしとなり、コントロールできないという点が問題なのかなと感じた次第です。

一方「賛」の意見ですが、「財布の紐が固くなった日本人でも10日も休みがあれば旅行に行ったり色々お金を使う=経済が回る」という点です。

私は旅行こそしませんでしたが、普段行かないようなデパートの催し物に足を運び少額ながらお金も使いました。

そういう意味ではいいきっかけになったのではないかと思います。

折しも今年4月から働き方改革の一環として有給休暇の年5日取得が義務化されました。

日本は有給休暇の消化率が非常に低いので法律で義務付けられましたが、これにより、例えば三連休などを活用することで10連休を作ることも十分に可能となりました。

しかも今まではそんなに長期間休むということがイメージできなかったのが、今回の10連休によってイメージできるようになったのです。

別にいつも10連休を取る必要もないと思いますが、これをきっかけに当たり前に5連休、7連休ぐらいできるようになっても良いと思います。

ということで私の感想は「日本全体が一斉に長期間休みを取るのは弊害もあるので、今後ないようにして欲しいけど、個人レベルで長期間休みを取る分には全然良いと思うので、それができるように意識や体制を整えていくことが大事」という感じになります。

これで結局中小零細企業の経営者が「少ない人数で回しているのに長期間休まれたら迷惑だ!」とか言ってたら何にも状況は変わりませんからね。

↑連休中に行った大丸の「龍のキセキ」展。龍好きには堪りません。5月13日までやっていますよ。