先日佐藤芳直先生の「人財化セミナー」に参加しました。

このセミナーは今回で19回目。”人材から人財になる4時間30分”というキャッチフレーズで、働く意味について考える日本で唯一の勉強会となります。

スノーピークや十勝バスなど様々な企業のトップが「毎年社員に参加させたいセミナー」に挙げられており、実際会場には今年入社する新入社員と思われる若者が沢山いました。

私はもう社会に出て間もなく20年になろうかという身で、「働くことは当たり前」であり、別に働きたくないという気持ちは全くないのですが、改めて「何のために働くのか?」を考える良い機会と思い参加した次第です。

それに、税理士・社会保険労務士として日々経営者に接する中での相談事・悩みのトップはなんと言っても「人のこと」です。

どうやって採用するか、どうやって定着してもらうか、どうやって成長して戦力になってもらうか、どうやって部下を育成するリーダーに育ってもらうか、どうやって経営者の右腕になってもらうかなどなど、人のことで悩んでいるクライアントの経営者に何かお伝えできることはないかという思いもありました。

結果として多くの気付きや学びを得ることができました。

ざっとキーワードを並べても「無用の人々(ユースレスピープル)」「学び直し(Re-Creation)」「世界は日本化する」「恩送り」「人間には役割がある」「高い理想を描く」必然・必要・最善」「人生はありがとうを集める旅」「2019年は祝祭の年」「丁寧を意識する」「習慣化に必要なのは振り返り」などまぁ盛り沢山。

正直これから働く新入社員の方々には消化不良だったのではないかと思いますが、私としてはめちゃくちゃ学びになりました(新入社員も後から振り返れば多くの気付きを得られることでしょう)。

ということで、その中でも「特にこれ!」という気付き・学びについてシェアしたいと思います。

①何のために働くのか?

このセミナーの核心部分となりますが、「仕事とはお客様と仲間に喜ばれることである」と佐藤先生は定義されています。

そして良い仕事をすれば、それは誰かの良い記憶となって生き続けます。

誰の記憶にも残らないような仕事に費やした時間というのは、残酷な言い方になりますが「命の無駄遣い」ということになります。

ビジネスは「価値と価値の交換だ」なんて言われますが、これはお客様のお困りごと解決や夢実現に役に立つ商品やサービスを提供し、その対価としてお金を支払っていただくという関係になります。

さらに「お客様に喜ばれる」ということはお金を支払っていただく際に「ありがとう」と言ってもらえるかどうかがポイントとなります。

これが「人生はありがとうを集める旅」ということになりますが、そう改めて学び「はたして自分はありがとうと言ってもらえるような仕事をしてきたか?」と自問しました。

さらには「自分が喜ぶような仕事を他人がしてくれたときにきちんとありがとうと伝えてきたか?」とも。

例えば食事をしてお会計をするときには基本的に「ごちそうさまでした」と声をかけるようにしていますが、できれば働いている人の「ありがとう集め」に積極的に協力したいところですね。

そしてもちろん、私自身もお客様や仲間に喜んでもらえるような仕事をしていきたいと改めて思った次第です。

 

ということで、一つ目の気付きポイントで既に結構なボリュームになってしまったので、次回に続きます。