ここ数年の「神社ブーム」「パワースポットブーム」により神社を参拝する人が増えました。

何を隠そう私自身も本格的に神社巡りをするようになったのはここ2~3年の話なので、ある意味ガッツリと「神社ブーム」に乗っかった一人と言えます。

そして神社と言えば御朱印。

私も過去に記事にしている通り(コチラ)、御朱印集めをしていますが、「御朱印ガール」という言葉もある通り、ガールに限らず私のようなおっさんも含めて御朱印集めをしている人も増えています。

さて、御朱印というのは「神社を参拝した証」となりますので、当然その神社に行かないといただけません。

また、神社によっては季節限定とか、ピンポイントにその日だけの限定の御朱印などが頒布されるのですが、当然そのタイミングで参拝しないといただくことができません。

という事情を踏まえた上で、現在メルカリなどの個人売買サイト上で御朱印の出品が問題となっています。

まぁ便利と言えば便利ですよね。自分が参拝しなくても他に参拝して御朱印をいただいた人から購入できるわけですから。

しかしこれはタブー。やってはいけない行為です。

もちろん「御朱印を転売してはいけない」という法律があるわけではないので違法ではありませんが、そもそもの趣旨に反する行為ですので、出品しないで欲しいですし、またくれぐれもそういうところで購入しないようにして欲しいところです。

・・・と書いてきましたが、なんとネット上で御朱印を頒布している神社が存在します。

その神社は「金吾龍神社」。

こちらの神社、御本社は北海道にあります。

小樽市と余市町の境界である神域のフゴッペ岬の付け根に鎮座しています。

縄文時代からの信仰が伝承として残るパワースポットで、太古の竜神様・大元尊神(ダイゲンソンシン)が祀られています。

実はこの御本社に参拝してもご朱印をいただくことはできません。

2015年に自然災害で被災した御本社に代わり、神事や御朱印の授与は全て東京・新宿にある東京分祠にて行われています。

なので、せっかく北海道にある御本社を参拝しても、そこで直接御朱印をいただくことができません。

そこで、ネット上でも御朱印をいただけるようになったという経緯なのです。

でもってこの御朱印がまぁカラフルで豪華!

先月2月22日は「ネコの日」ということでネコと龍神様がコラボした可愛い御朱印が頒布されました(カラーコピーになります)。

また今月は「黄金桜」という完全手書き(墨書き)のダイナミックな御朱印が頒布されています。

他にも御守りや御朱印帳、御神水などさまざまなものをネット上でいただくことができます。

ちなみに一般的な御朱印の初穂料は300円~500円程度ですが、こちらの限定御朱印は1,500円。さらに送料500円の合計2,000円ということでなかなかの金額です。

ただ神社の多くは厳しい財政状況のため、社殿を改修したいとか建て替えたいと思ってもなかなか難しいのが現状です。

この金吾龍神社も御本社の社殿改修の財政拠出のためにこのような取り組みをされていますので、そこをしっかりと理解した上で北海道の神社再興の一助となるべく今後もネット上で御朱印をいただいていこうと思います。

ということで、「御朱印は神社を参拝した証」という大前提を認識の上で、参拝していなくてもぜひネット上で御朱印を授かっていただければと思います(転売品ではなく直接)。

私もまだ参拝したことはありませんが、小樽の御本社は雪がとけた頃に是非参拝したいと思いますし、東京の分祠も今度東京に行く際に是非参拝したいと思います。