芸能界から10年間も姿を消し、現在復帰して再ブレーク・大活躍されているタレントのヒロミさんとサイバーエージェント社長・藤田晋さんによる共著の『小休止のすすめ』が結構話題になっています。

ヒロミさんはデビュー以来ずっと第一線で活躍し、MCとして冠番組も多数持たれていましたが10年前には全くテレビに出なくなりました。

堺正章さんの逆鱗に触れて芸能界を干されたという都市伝説も生まれましたが、そうではなく、いつの間にかテレビ業界の時代の流れの中で「扱いにくいキャラクター」になってしまったからだそうです。

そして約10年間ほぼテレビには出ず、トレーニングジムの経営などをされていたということで芸能活動を小休止していたという表現となっています。

片や藤田さんは起業以来、社長業を小休止したことはなく、ずっと最前線でバリバリと仕事をされている方なので、小休止の捉え方はちょっと違います。

どちらの視点も学びになるのですが、今回はヒロミさんの視点・観点の中から学び・気付きポイントをシェアしたいと思います。

①お金を使うバランス

ヒロミさんはそんなにお金に執着がなく、入ってくると使ってしまうそうです。

なくなったら「また稼げばいい」というスタンス。

ただ、小休止するにしてもある程度の貯金があった方が選択肢が増えるので、

・気楽に使う感覚

・「また稼げばいいや」という前向きさ

・「自由のために貯めておこうかな」という堅実さ

この3つのバランスが大事なんじゃないかとのことです。

やはり手元にお金があれば人生の選択肢は増えます。仮に一念発起し、仕事量を減らして税理士試験にチャレンジしようと考えたとしても、貯金がないどころか住宅ローンがあった日には「給料が減ってもいいから勉強する時間を増やす」という選択が取れません。

ただ、お金を貯めてばかりで全然使わないというのも考えものです。

より稼げる自分になるためには自分への投資は必要不可欠だからです。

お金は「天下の回り物」というように、上手に使って循環させる必要があります。

なので私も自己投資のためにお金を使っています。というかちょっと使いすぎかもしれません(笑)。

今時期は繁忙期で、言うなれば「書き入れどき」なのですが、お金が入ってくるとついつい「あの本欲しいな」とか「あのセミナー行きたいな」と考えだしてしまう学びの変態です(笑)。

②力の抜きどころを見極める

若い頃のヒロミさんは仕事は常に100%以上の力でやっていたそうで、そうすると周りの100%の力を出していない人を見ると「なんでお前は全力でやらないの!?」と不満に思っていたそうです。

しかし再ブレイクした今は8割程度の力加減で仕事をすることでかえって周りのスタッフから「最近、力抜けていいよね」と言ってもらえるようになったそうです。

思えば私もまだまだ力の抜き加減というものをよく分かっていないかもしれませんが、場面に応じて上手に力を抜くことを覚えたいと思います。

③遊びの中に次につながる気づきがある

ヒロミさんは小休止中に藤田さんやホリエモンなどの若手経営者に遊びを教えてあげていたそうです。

そして遊びの中でビジネスのことを学びジム経営に活かされたそうで、そういう意味でも小休止には意味があるとおっしゃっています。

私はそんなにアニキタイプじゃないですし、趣味も一人でするものが多いので、このような視点がないのですが、実際遊びの場の方が肩書きとか社会的地位とか関係無くフラットな関係で付き合うこともできます(たまに遊びの場にも肩書きを持ちだす人もいますが)。

無理にそういう趣味を持とうとは思いませんが、そんな視点も大事だなという気づきを得ることができました。

次回は藤田さんのパートを読んでの学び・気付きをシェアしたいと思います。