前回「ウルトラマン世代」「ポケモン世代」「ドラクエ世代」で盛り上がりすぎて(途中のRPGネタが不要だったという説も)、1回で収まらなかった神田昌典さんの最新刊『インパクトカンパニー』を読んでの学び・気付きポイントの続きとなります。

②仲の良い会社は、殺伐とした会社に負ける

これは結構刺激的な表現ですが、

”社員同士の仲が良いか悪いか、会社の雰囲気が良いか悪いか、というのは、実は、会社の収益性とは、あまり関係ない。”

と神田さんはおっしゃっています。

では会社の収益性は何で決まるのかと言えば、それはズバリ「ビジネスモデル」となります。

”いくら従業員満足(ES)や顧客満足(CS)が高くなるよう経営者が努力しても、すでに賞味期限が切れたビジネスモデルでは、残念ながら、業績を維持することで精一杯。

未来から選ばれるビジネスモデルを作り上げることが、経営者にとっての最優先の仕事である。”

よく「顧客満足度(CS)を高めるためには、その前提としてまずは顧客と接する従業員の満足度(ES)を高める必要がある」と言われますが、CSよりもESよりもまずはBM(ビジネスモデル)ということですね。

確かに賞味期限が切れてしまったビジネスモデルのままでどんなにESを高めても、確かに社員同士の仲は良く社内の雰囲気はいいのでしょうが、会社としては収益性が低く、忙しく働いているわりにはあまり儲からないということになってしまいます。

ではどんなビジネスモデルがいいのか?というのは実は神田さんは何年も前の2022講演会でも言及されていたのですが、その時は「ふ~ん」と聞き流してしまいました(汗)。

しかし本書を読み、私も収益性が高いビジネスモデル構築に動く必要があると感じた次第です。

一体どんなビジネスモデルが収益性が低く、どんなビジネスモデルだと収益性が高いのかについてはぜひ本書にてご確認ください。

ちなみにそうは言っても理想は「会社の収益性が高く、社内の雰囲気が良い」という状態です。

その次に「会社の収益性は高いけど、社内の雰囲気が殺伐としている」のと「会社の収益性は低いけど、社内の雰囲気が良い」のとで、どちらの方が良いかと言えば前者となります。

会社は仲良しクラブではありませんので、多少殺伐としていようとしっかりと収益性が高いのが望ましいです。

といって、「会社の収益性が高いんだから、会社の雰囲気が殺伐としたままで構わない」と、その状態を放置してしまうと、やはり社内の人間関係に疲れて辞めてしまう人も出てきますので、社内の雰囲気を良くする努力も必要ではないかと思います。

ちょっと脱線しましたが、やはりまずはビジネスモデルということですね。

ここがパッとしないビジネスをどんなに頑張って一生懸命やっても成果は出ません。

確定申告業務が落ち着いたら自分のビジネスモデルについてしっかりと向き合おうと思います。

皆さんのビジネスモデルは未来から選ばれるものでしょうか?

【神田昌典の「2022」全国縦断講演ツアー@北海道】

日時:2019年2月23日(土) 13時30分~15時30分

会場:札幌ビューホテル大通公園

参加費:7,560円

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