今回もまたまた『バカとつき合うな』を取り上げたいと思います。

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それだけ世間の関心が高いテーマということですから、しっかりと取り上げていきたいと思います。

今回取り上げるのは西野さんの主張である「未熟なのに勘に頼るバカ」です。

前回の「神武以来の天才・ひふみんが語る直感力」(コチラ)で「自分が努力している世界で『何かある』という直感が働いたら実際に『何かがある』」というひふみんの言葉を取り上げました。

経験に裏打ちされて発動する直感や勘は結構信憑性が高いという話です。

それに対して今回のテーマは真逆なもので、「経験がない、未熟な状態で発動する直感や勘に頼っても意味がない」ということになります。

毎回このブログでは「戦略や原理原則を学び行動しよう」と言っているのに、こんなことを言っては身も蓋もないのですが、戦略や原理原則を学ばなくてもむちゃくちゃ実践する人で成果を出している人も一定の割合で存在します。

本当に何も考えず行き当たりバッタリの行動だと忙しい割りに成果が伴わないということになりがちですが、仮説を立てて行動し、成功すればそこに時間とお金を集中投下し、失敗してもそこからすぐに軌道修正するというサイクルを高速で回す人は、どんどん学習していくので、やはり成果を上げやすいと言えます。

結局はどんなに戦略や原理原則を学んだからといって、やることなすこと全てが100%思い通りにうまく行くなんてことはなく、実際に行動すると成功も失敗(という名の学び)もあります。

しかしそうやって経験値を積んでいけば、やはり「あ、多分これをやったらうまくいく」とか逆に「あ、多分これはうまくいかない」という直感力を発動することができるようになります。

 

でもやっぱり、例えば高田先生のコンサルを受けて「こういう理論に基づいてこういうことやってみたらどうですか?」というアドバイスをもらっても「いや、うまくいかないような気がします」と実行に移さないという方も残念ながらいらっしゃいます。

もうお分かりの通り、その勘ってアテにならないですよね。経験に裏打ちされたものじゃないですから。

で、当然の結果として行動しなければ現状は何も変わりません。

高田先生も何も「全財産を投下してこれをやりましょう!」みたいな無茶なアドバイスをしているわけではないのです。

「試しにこういうことをやってみたらどうですか?」というアドバイスに対して、仮に今までやったことがないことでも「とりあえずやってみます!」と行動に移すことで得られる経験が沢山あります。

それがもしもちょっと苦手に思っていたことでもやってみたら案外そんなに大変じゃなかった、となったらそれはそれで大きな経験じゃないですか。

西野さんはこうおっしゃっています。

”成功も失敗も敬遠しているうちに「歳をとっているのに経験がない人」のできあがりです”

”あなたが迷っているあいだに、やる人はやります。そしてその人は、成功しても失敗しても経験値を得る”

”失敗さえも歓迎する気で、とにかくやってみる。それを繰り返して、あなたには勘の鋭い人になってほしいなと思います”

 

今回に関しては私もついつい尻込みしてしまうこともある人間ですので、自戒の意味も込めて取り上げてみました。

お互いに「未熟なのに勘に頼るバカ」にならないようにどんどん行動していきましょう!