今回はまず一番化戦略コンサルタント・高田稔先生のお言葉をご紹介したいと思います。

 

【営業が嫌いな理由トップ10】

・数字を追うのが嫌

・知らない人と会うのが嫌

・お客様に断られるのが嫌

・コミュニケーションの取り方が分からない

・頭を下げるのが嫌

・いろんな所に行くのが疲れる

・いろんなことで心が折れる

・お礼状を書くのが面倒

・フォローするのが面倒

・準備するのが面倒

 

これを克服すれば営業ほど楽しい仕事はありません。

 

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ここまで。

 

起業される方やすでに起業している方で「私は営業は嫌です。営業したくありません」と言う人と何度か出会ったことがあります。

しかし!

自分でビジネスをする以上、営業は避けて通れません。

たぶん営業が嫌だという人は悪いイメージで捉えてしまっているからだと思います。

実際残念なことに世の中にはかなり強引な営業をする人が沢山います。

・とにかくしつこい(明確に断っているのに何度も来る)

・一度家に上がり込んだらなかなか帰らない

・土下座営業

・メリットばかり並べてデメリットは隠す

などなど。

こうした営業を何度も受けた影響で「営業は嫌なこと・悪いこと」というイメージを持ってしまっていると、いざ自分がビジネスをする際に「自分は営業はしたくない」と思ってしまうというのも分からなくはありません。

しかし、繰り返しになりますが、ビジネスをする以上、営業は避けて通れません。

業種によっては飛び込み営業や電話営業を行う必要もあるでしょう。

我々のような士業が飛び込み営業や電話営業をするというのはなかなかありませんが、だからといって営業を全くしないわけではありません。

だって営業しないと仕事を獲得できませんし、そうしないと食べていけないですから。

高田先生が挙げた「営業が嫌いな理由」の中に「お客様に断られるのが嫌」というのがありますが、断られるのを嫌がっていてはビジネスなんてやってられません。

私も独立してから何人ものいわゆる見込客とお会いしてきましたが、沢山断られてきました。

しかし、こういう経験を通して営業スキルは高まるのです。

「どういう質問をすると本当に税理士に求めていることを聞き出せるのかな?」とか「今度はこの話の流れになったらこういうことを言ってみよう」とか。

私も大学を卒業してからずっと税理士業界に身を置いているので、バリバリの営業職に就いている人に比べたら営業スキルは全然低いと思いますが、でも嫌がらずに創意工夫しているのでレベルアップしていますし、結構楽しんでやっています。

結局場数ですよね。

 

なお、高田先生のお言葉には続きがあります。

 

”逆に言えばこれに該当するのであれば営業職につかない、自分でビジネスもしないことをお勧めします。

楽しまないと良い結果は何事も出せません。”

 

本当におっしゃる通りだと思います。

「起業したいけど、営業は死んでも嫌だ!」という方は起業しない方が幸せだと思いますよ。