1月30日放送の『けいナビ~応援!どさんこ経済~』は「冬に活躍するビジネス」というテーマでした(「どさんこ」と付いているのでお分かりの通り北海道地域のみの放送となります)。
その中で非常に面白いなと思ったのが、除雪マッチングアプリの「スノーベル」です。
北海道出身の現役大学生が開発したアプリで、除雪をして欲しい人と除雪をしてお金を稼ぎたい人をマッチングするものになります。
除雪をして欲しい人は作業者が見つかり、除雪をしたい人は希望する時間にスポット的に仕事をすることで収入を得ることができます。
危険なので屋根の雪おろしは対象外となっていますが、除雪というのは雪国に暮らす我々にとってはなかなかに面倒な作業となります。
高齢者はもちろんですが、サラリーマンだって作業をする時間帯が仕事前後の朝や夜などに限られるので大変です。
料金は1時間で約3,000円ということですから、これを収入の柱にするというのはちょっと難しいですが、例えば学生さんであれば、最近はコロナで飲食店のバイトが減っているということなので、それをある程度補ってくれるかもしれません。
また、体育会系の部活やサークルに所属しているのであれば、筋トレ効果もあって一石二鳥です。
従来除雪を外部の人にお願いするとなると、業者に月額いくら、あるいはシーズンいくらという形で契約するというのが一般的でした。
しかし、雪はいつどれぐらい降るのか全く読めません。
全然降らないのに料金だけは払うというのもなんですし、一気に降ったら降ったで業者の方でも一気に仕事が増えるので、契約しているにも関わらずなかなか除雪に来てくれないという不満の声もよく聞きます。
その点、このようなマッチングアプリを活用すれば、雪が降らない時は料金は発生しませんし、雪が降った時もマッチングすれば作業者がすぐに駆けつけて除雪をしてくれます。
もちろん、ちんたらと作業をして、普通なら1時間で終わるところを倍の2時間作業して2時間分の報酬を請求するということが起きないようにガイドラインを整備する必要はありますが、除雪の世界にもギグワークを、という現役大学生のアイデアは素晴らしいものだと思います。
ちなみに私も、今シーズン、4回程車の雪下ろし作業を行いましたが、まぁ結構いい運動になります。
一応毎週1回のペースで学生時代から続けているスカッシュをやっているのですが、それでも普段はデスクワークがメインなので、運動不足なのは否めません。
なので、雪下ろし作業は格好の運動できる機会だとポジティブに捉えて行っているのですが、本心としては「もう雪降らないでくれ!」と思っています笑。