ここ最近
「頑張るを禁句にする」
「忙しいを禁句にする」
「効率化を図る」
と言っていますが、私は仕事において常に「楽をすること」を考えています。
と、聞くと
「楽をするということは手を抜くということで、けしからん!」
「仕事は楽をしながらやるものじゃなく額に汗して一生懸命やるものだ!」
というように
「楽をする=悪」
とばかりに批判してくる人がいます。
う~ん、もうそういうオールドタイプの価値観を捨てませんか?
「楽をする」と言っても例えばクライアントが入力した会計データの内容を全くチェックしないで申告をするという意味ではありません(こういうのを杜撰と言います)。
仕組み化やツールの活用により、
「それまで1時間かかっていた作業を15分で終わらせる」
「ミスの確率を50%減らす」
という意味での「楽をする」です。
今の時代、さすがに会計帳簿を手書きしている人はいないと思いますが、
「いや、パソコンを使うなんて手抜きだ!一生懸命汗をかきながら真心を込めて手書きをするからこそいい仕事になるのだ!」
という人がいたらかなり痛いですよね。
これはかなり極端な例ですが、要は「楽をする=悪」と言う人はこういう痛い状態だということです。
他にも例えば
「営業マンは足で稼げ!」
と言って、外回りをしている=頑張っているという価値観を持っている人もいたりしますが、
私のように飛び込み営業が大嫌いな人には頑張れば頑張るほど逆効果ですし、
コロナ時代ではいきなり知らない人に来られるのを嫌がる人も多いでしょう。
最近はオンラインの営業・面談ツールも増えてきていますから、
いつも会社にいて涼しい顔をしているけどめっちゃ成績をあげる営業マンというのが当たり前の時代になっていくかもしれません。
むしろ、楽をしようと考えている人の方が、常に
「この作業をもっと効率よくできるツールはないだろうか?」
「ミスを減らすために仕組み化できることはないだろうか?」
といったことを考え、アンテナを張っていたりしますから、手抜きとは真逆のスタイルと言えるでしょう。
令和の時代になっても未だに「気合と根性の長時間労働が美徳」という昭和の精神を引きずっている人も多く、しかもそれが経営者や上司だとそこで働く社員は悲惨です。
これからの時代、「新しい仕組みとか新しいツールとかデジタルとかって言われてもよく分からないし、新しいことを覚えるのは面倒なので、今までのやり方で一生懸命頑張ります!」という社員は評価されなくなるでしょう。
ということで、私はこれからも楽ができるやり方を追求していきます。
自分もそうですが、お客様にも楽をして欲しいと思っています。
ネットなどの広告で「楽して儲かります!」という文言があったらそれはかなりうさん臭いですが、
「楽して仕事できます!」が真っ当な会社だと認識されるような世の中に早くなって欲しいところです。