経済番組『ガイアの夜明け』の案内人が江口洋介さんから松下奈緒さんにバトンタッチしましたね。

初代・役所広司さん、二代目・江口洋介さんと男性が続いていたのが初の女性案内人ということで、新しい層の掘り起こしを狙っているのかなというところです。

さて、そうやってリニューアルされて今年放送された内容を見ると、

1月14日「”棄てない”闘い!~食品ロス削減2020~」

1月28日「追跡!余った服の行方」

ということで、売れ残った食品や服が処分される実態を明らかにし、そのように処分されないように奮闘する方々を取り上げていました。

そう、今ビジネスとして「棄てない」「無駄にしない」というビジネスモデルが注目を浴びており、さらに消費者の支持を得る流れとなっているのです。

実は私、学生時代に某コンビニでアルバイトをしていたことがあったのですが、やはり在庫がないことによる機会損失を防ぐためと、棚に商品があまりないと寂しい感じになって購買意欲を損なうという理由で、基本的には多めに発注するということが当たり前の世界でした(私は短期間しかバイトをしていなかったので発注という重要業務はしませんでしたが)。

しかし、近年はそれこそこれからやってくる節分の恵方巻が、コンビニやスーパーなどで大量に売れ残りそれを廃棄しているというのが社会問題となったこともあり、「いかにロスを無くすか」というのは単に損益の問題だけでなく、ブランドイメージとしても重要なポイントとなっています。

対策としては大きく2つ。

1つは例えば恵方巻を完全に予約販売にして売れ残りを無くすという販売する側によるもの。

もう1つは売れ残ったものを買い取り、他の場所で販売することで廃棄を防ぐというもの。

1月14日の放送では、販売する側の対策として、ファミリーマートのおでんの提供方法の変更を取り上げていました。

また、売れ残ったものを買い取るというものでは、1月14日の放送ではワケアリ商品を買い取り安く販売する「スーパーみらべる」が取り上げられていました。

服についても同様に大阪のベンチャー企業「ショーイチ」が売れ残りの服を何千着単位で買い取り、それを販売する様子が取り上げられていました。

賞味期限が迫っている食品や型落ちした服などの在庫問題は悩ましいものではありますが、そこにこそビジネスチャンス有り!

もちろん食品や服だけでなく、きっと皆さんの周りにも同じような問題を抱えた商品がきっとあるはず。

それを解決できる仕組みを作ることができれば、一気に化けるかもしれませんよ。