昨年の話になりますが、12月10日に放送されたガイアの夜明けの「残業を減らす!45時間の壁」の回がかなり話題となりました。

働き方改革の一環で時間外労働(残業)の上限規制が行われ、大企業では2019年4月から原則として月45時間、年間360時間を超える残業は認められないこととなりました。

一応「臨時的な特別の事情」がある場合には例外規定も設けられてはいますが、違反した場合には代表者に6ヶ月以下の懲役又は30万以下の罰金という罰則が科されるという結構厳しい内容となります。

それを踏まえまして、今回番組で取り上げられたのは定食チェーンの大戸屋です。

大戸屋は創業当初から店内調理にこだわり、家庭の味を提供してきましたが、そのこだわりにより店内での仕込み時間が大幅にかかり、労働時間の増加を招いていました。

さらには各店舗の深刻な人手不足。埋まらないシフトは店主自らが入り埋めるので、残業時間の削減は喫緊の課題となっていました。

ということで、ガイアの夜明けの取材が入ったときには残業時間が月45時間を超えるのが常態化していたため、このままでは法令違反で罰則が科されるかもしれないという深刻な状態で、そこからどう改善していくのか?というのが番組の見どころだったわけです。

結果としては残業時間の削減に成功することができたのですが、しかし番組内での大戸屋の山本社長の社員に対する言動に「パワハラ」「ブラック企業そのもの」と批判が殺到し大炎上してしまったのです。

まぁ確かに各店長に対して

「本気になってる?いや、目が死んでるんだけど」

「この会社、生きていけなくなると思う、このままでは」

などと叱責する姿は、今のご時世だとパワハラと言われてしまうのかもしれません。

しかし、人手不足が深刻な飲食業において残業時間削減に取り組んでる姿勢をアピールしようと思って密着取材を受け入れたのに、それが真逆の結果になってしまうというのはなんとも切ない展開と言えます。

さて、今回の記事は別に大戸屋をブラック企業だと批判するものでも、逆に擁護するものでもありません。

問題はこの「時間外労働の上限規制」というのが今年4月からは中小企業にも適用されるということです。

もちろん中小企業だから少し甘く見ますよというものでもありません。

大企業と同じように法令違反となれば罰則規定が適用されてしまいます。

※なお、特定の事業・業務については猶予・除外規定が設けられています。

皆さんの会社は4月からの適用に対応できる体制を築けていますでしょうか?

もしも現状、社員の長時間労働によって成り立っているビジネスモデルなのであれば早急に、かつ抜本的に改革を行う必要があります。

これ、結構待ったなしの話です。

「うちの会社はこのままではマズい!」

そう思われるのであれば、おススメなのが一番化戦略コンサルタント・高田稔先生の「戦略マーケティング・ブートキャンプ」です。

長時間働かないと利益が出ないということはこう言っては何ですが、そのビジネスモデルは機能していないと言えます。

今後「働き方改革」というビッグワードのもと、更なる法改正が行われていくのは時代の必然と言えます。

であれば、ビジネスモデルもそれに合わせて改善していく必要があります。

では一体どのようにして改善すれば良いのか?

考える切り口は無数にあると思いますが、なんにせよ原理原則を押さえておく必要があります。

原理原則の無い中で、自分の勘、フィーリング、周りの人の意見、ネットをググって出てきた情報、そういったものに基づいて意思決定をしても決して上手くはいきません。

逆に言えば、原理原則さえしっかりと身につけていれば、色んな情報や意見があってもそれに振り回されることなく、正しい意思決定をすることができます。

戦略マーケティング・ブートキャンプでは戦略やマーケティングに関する原理原則をしっかりと学んでいただけます。

またグループコンサルという形で高田先生や、高田先生から原理原則を学んだ他の受講生からアドバイスをしてもらえます。

実際に、このグループコンサルの場でビジネスのコラボ企画が進んでいるものもありますので、単なる「セミナー」ではなく、共同学習であり、ビジネスマッチングの場と捉えていただければと思います。

今月の開催は29日(水)となります。

ぜひこのタイミングにビジネスモデルを見直してみませんか?

≪戦略マーケティング・ブートキャンプ≫

〇日時:2020年1月29日(水)13時~18時

〇会場:札幌市中央区南1条西7丁目12番地 都市ビル7階 寄りそうコンサルタントグループ

〇参加費:55,000円(税込・要事前振込)