世界有数の歓楽都市であるアメリカ・ラスベガス。

ここではAIロボットの導入が加速しているそうです。

ホテルではちょっとした飲み物程度であればポーターではなくロボットが客室まで届けてくれます。

そしてカジノでは「バーテンダーロボット」が120種類のお酒を自在にブレンドするということで人気スポットになっているんだとか。

そんな状況に「このままではAIロボットに仕事を奪われてしまう!」と危機感を覚えた従業員たちが会社に雇用の保証を求めるデモを起こしました。

「テクノロジーは私たちから仕事を奪っている。生きるため、子供を養うためにも仕事が必要だ」という切実な訴えです。

我が国でも商業施設の床掃除をしてくれるAIロボットが導入されていますが、これ一台で何人分もの作業を文句も言わず、24時間年中無休でやってくれます。

いや~便利ですね。

導入した会社の社長さんは「導入コストは短期的にも人件費と比べてもメリットがある」とおっしゃっています。

ということはやはりAIロボットに仕事を奪われてしまう人が出てくるということになりそうです。

ある調査では将来日本でも半分以上の仕事が自動化されると予測しています。

ちなみに法的な手続き業務とAIとの親和性は高く、税理士、社会保険労務士、司法書士、行政書士などの業務の90%以上はAIに取って代わられると言われています。

私は税理士と社労士のダブルライセンスですが、両方とも90%以上はAIに取って代わられるということですね。

う~ん、困った。。。

「テクノロジーは私から仕事を奪っている。生きるため、家族を養うためにも仕事が必要だ」と言ってデモでもやりますか?(笑)

やってもいいですけどあんまり意味はないでしょうね。

思えば私が本気で税理士を目指したのが約13年前。

当時でも既に同業者は沢山いたので、「資格を取って独立すれば一生安泰」なんて甘い話はない、という状況でした。

確かに私が勤務していたような大手事務所やマーケティングでどんどんクライアントを増やして拡大成長している事務所に正面から戦いを挑んでも勝ち目は薄いです。

ではどうすればそういった同業他社と戦わなくても売上をあげて生き延びていけるのか?

そんな観点で読書会を開催してみたり、高田先生とタッグを組んでマーケティングセミナーをやったりしてきました。

この同業他社との差別化、というのは13年経った今でも大事なテーマなのですが、それに加えて「業務の90%はAIに取って代わられる」というテーマです。

もう同業他社だけ気にかけるのでは不十分でAIも気にかけてどこにポジショニングしていくのかを考えなくてはならないのです。

この「AIに仕事を奪われる」という話になった時に「AIが仕事をしてくれるようになるので人間は仕事をしなくても済むようになる。場合によってはベーシックインカムなどの制度により最低限の収入は保証されるようになるので仕事をしなくても生きていける時代になる」という説もあります。

もしかすると実際にそんな時代が来るのかもしれませんが、う~ん、どうでしょう。

私が生きている間にそこまで行くのかどうかは何とも言えません。

少なくとも自分が生きている間は「AIによって仕事をどんどん奪われていく中で、国によって生活保障がされるわけではないので、新しい仕事を生み出して生き延びていかなければならない」ことになると覚悟しておいた方が良さそうです。

やれやれ、どうやら「ターミネーター」や「マトリックス」みたいに実際に人類とAIが闘うというのはフィクションの世界かもしれませんが、仕事を取り巻く人類とAIとの闘いはノンフィクションの世界のようです。

みなさんの仕事はいかがでしょうか?

私のようにAIに取って代わられる仕事でしょうか?

もしそうだとして今から何か対策は取っていますでしょうか?

こう言っては何ですがデモをしたところで「じゃあAIの導入は止めて人間の仕事・雇用を確保しましょう」という話にはならないでしょう。

先日「大廃業時代」をテーマに取り上げましたが、何もしなければAIに仕事を奪われることによる廃業も増えていくことでしょう。

ではどうすれば良いのか?

はい、それはやはり戦略マーケティングを学ぶことです。

正確に言うと戦略マーケティングを学んで原理原則をインプットした上で、自らの頭で考え、アイデアを出し、実行し、軌道修正していくことです。

そして学び実践するのは早いにこしたことはありません。

多くの経営者はこれだけ「AIに仕事を奪われる」と言っていても「うちの業界は大丈夫」「うちの会社は何とかなる」と他人事です。

いざ目の前にやってきてから、そして実際にそれが現実になってから動き出しても手遅れなのです。

いかがでしょう?AIに仕事を奪われてから「こんなハズではなかった!」と嘆きますか?それともしっかりと事前対応しますか?

もしも事前対応を選択されるのであれば10月30日にお待ちしています。

≪2019年10月開催 戦略マーケティング・ブートキャンプ≫

〇日時:2019年10月30日(水)13時~18時

〇会場:当事務所

〇参加費:55,000円(税込・要事前振込)

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