つい先日「『自己肯定感の教科書』Expert Caffeやります!」と告知したばかりなのに、早くも次回の開催についても告知しちゃいます。
著者と一緒に読書をし、そして著者に直接質問し回答してもらえるというかなり豪華な読書会Expert Caffe(エキスパート・カフェ)、8回目は株式会社リブ・コンサルティング常務取締役兼CHROの権田和士さんをゲストにお迎えして権田さんが監修した『モンスター組織』を取り上げます。
モンスター組織?ブラック企業ってこと?
実は本書にはモンスター組織の明確な定義が無いのですが、8つのモンスター組織の事例が紹介されています。
そのタイトルを見ればなんとなくニュアンスが伝わるのではないでしょうか。
●フリーライダー増殖組織~ビジョナリーかつ成長優先の経営者により、フリーライダーが増殖した組織
●低体温デジタル組織~業務過多とデジタル偏重コミュニケーションで低体温化した組織
●大量採用・大量退職組織~人財育成は「他人事」、大量採用・大量離職が当たり前の組織
●ワンマン社長の独り相撲組織~責任と権限の不一致により、事業成長を阻むトップダウン型組織
●MBA新社長の戦略独走組織~二代目M B A ホルダー社長が施した急激な戦略転換が生み出す組織のひずみ
●肥大化する事業部制組織~「新」「旧」の主力事業部間にできた相互不理解による組織の壁
●ロスト・アイデンティティ組織~熟練技術者を活かせず誤った「機能体組織」の導入で窮地に陥った組織
●業績第一パワハラ組織
「うわ~、これってまさにうちの会社のことだわ」と思う人もいることでしょう。
もしかすると経営者の中にも「これってうちのことだな」と苦笑している人もいるかもしれません。
一番最後の事例「業績第一パワハラ組織」というのはいわゆるブラック企業と言えると思いますが、やっかいなのはビジョンやミッションを掲げ、社員第一主義を採っている組織でもモンスター化してしまうこと。
経営者自身が「自分はこんな組織にしたくて起業したわけじゃないんだけど、一体どうしたらいいんだろう・・・」と途方に暮れているかもしれません。
本書は経営コンサルタント会社として数多くのクライアント企業の経営改善の成功事例を持ち、そして何よりもリブ・コンサルティング社自体がモンスター組織となってしまい、そこから脱するために取り組んだことという生きた事例を基に、どうすればモンスター化した組織を正常化することができるのかについて詳細に書かれた1冊となります。
心当たりのある方にはもちろん、現在は当てはまらなくても将来自社をモンスター組織にしたくないという方にも予防的観点で是非ともお読みいただきたいと思います。
そして読むのであれば一人よりも他の人と一緒に読む方が学びの効果が高まります。ましてや今回は著者(監修者)と一緒に読めますし、場合によっては直接質問することもできます。
もしも現在自社の組織運営について悩みを抱えているのであれば是非積極的に質問していただければと思います。
≪「モンスター組織」Expert Caffe≫
〇日時:2019年11月11日(月) 19時~21時(開場18時45分)
〇会場:札幌市中央区南1条西7丁目都市ビル7階 寄りそうコンサルタントグループ
〇参加費:3,000円(当日現金にてお支払願います)
〇持ち物:『モンスター組織』株式会社リブ・コンサルティング著(権田和士・監修)、筆記用具
※会場でのお貸し出し、販売は行いませんので忘れずにお持ちください
〇お申し込み:Read For Actionの公式サイト(コチラ)よりお申し込み願います。
※事前に無料の会員登録が必要となります