去る9月14日、精神科医・樺沢紫苑先生の最新刊『インプット大全』の出版記念講演会「真夏のインプット祭り」が開催され、参加してきました。

前作である『アウトプット大全』は40万部越えの大ベストセラーとなりました。

私もこの本を読み、「多くの人がインプット過多になっている。インプットとアウトプットの黄金比率は3:7」という言葉に触発され、こうやってブログという形でアウトプットをするようになった次第です。

自己成長はインプット→アウトプット→フィードバック→インプット→・・・というサイクルを回すことによって実現される、ということで今回は改めて良質なインプット方法を学ぶことができました。

さて、講演会の冒頭にこんなワークがありました。

「あなたがここ1週間にネットで触れたニュースを1分で書き出してください」

さて、あなたなら何個思い出しますでしょうか??

私が書き出したのは・・・4個でした。

多くの人が3個以下、6個以上書き出せば優秀という話でしたが、仮にネット上で1日20個のニュースに触れているとすると1週間で140個になります。

そのうち思い出せるのが4個ということは4÷140≒2.8%ということで、なんとせっかくインプットしても吸収率は3%以下!残り97%以上は後で思い出すこともできないようなインプットだということが明らかに!

これを樺沢先生は「ザル読み、ザル聞き、ザル見」と表現していますが、どれだけ便利なツールを駆使して情報収集しても、アウトプットできなければ意味がない。

「アウトプットできる量がインプットした量」と定義すれば、どんなに情報収集しても、そのことについて詳細に説明できない、つまりアウトプットできないようであれば、それはインプットしたことにならない。

ではどうすれば質の高いインプットができるようになるのか?

ということが書かれているのが『インプット大全』なのですが、樺沢先生が実践していることで「これは自分も取り入れたい!」と思ったのが、脳内情報図書館の構築です。

これはマンダラチャートを活用したもので、自分の興味のある分野をチャート化することによって、インプットする際にも漫然とインプットするのではなく、「これはチャートの〇〇の分野に関連することだな」と整理された状態でインプットすることが可能となります。

今回学んだことを活かして良質なインプットを行うことによって、アウトプットの質もさらに高まることでしょう。

このブログを愛読してくださっている奇特な方々に「お!記事のレベルが上がったぞ!」と思ってもらえるように精進したいと思います。