7月22日放送の『芸人先生』はあのピコ太郎のプロデューサーとしてもお馴染みの古坂大魔王を講師に迎えての「東京をすっ飛ばして世界へ発信」講座でした。

今回の講義の舞台は岡山。

生徒の皆さんは「桃太郎ぐらいしかない」とかなり低い自己評価をされているのですが、実際岡山と言えば・・・桃太郎ぐらいしか思い浮かびません笑(岡山の方、すみません)。

しかし、ピコ太郎で世界的に大ヒットした古坂大魔王先生はこう言います。

「発信するのに場所は全く関係ない!むしろ地方でラッキー!」

地方だと競争相手が少ないし、またギャップがあるのでむしろ目立つことができる。

インターネット時代では岡山でも、東京でも、ニューヨークでも一緒!

まぁ確かにスマホで簡単に世界と繋がれる現代において情報発信するのに場所は関係無いと言えます。

とは言え、なんの考えも無しに情報発信しても全く目立ちません。

ここでのポイントの一つが「分かりやすさ+違和感+こだわり」です。

まず「分かりやすさ」ですがPPAPの動画は1分程度と短いです。いま我々はゆっくりと動画を見なくなっているので1分で終わるという分かりやすさが重要なわけです。

次に「違和感」ですが、これはなんといっても見た目ですよね。パンチパーマ、サングラス、ひげ、豹柄の衣装というコワモテな風貌でクネクネと踊る様はかなりの違和感です。

最後の「こだわり」ですが、歌っている内容自体はほぼ意味のないものですが、その後ろで鳴っているBGMはめちゃくちゃこだわっていて、世界的な音楽プロデューサーからも認められたほど。

「なんか変な恰好したおじさんが意味不明な歌を歌っているな~。ん?でもBGMがめちゃくちゃカッコいいぞ!」という感じで注目されて皆さんご存知の通り世界的な大ヒットに繋がったというわけです。

そしてもう一つのポイントが「バズるには多面的+一極集中投下」ということで、YouTubeにアップした動画をツイッターなどの様々なSNSで拡散したのですが、芸人仲間にお願いして同じ時間帯にシェアなどで拡散するようにお願いしたそうです。

やはり同じタイミングに何度も目にすると気になるもの。

確かにジャスティン・ビーバーの目にとまったこともバズった大きな要因ですが、偶然そうなったのではなく、きちんと戦略があったわけです。

最近ではバズらせるために過激な言動をしたり、あえて炎上するようなことをしたりとちょっとやり過ぎなのが社会問題になりつつありますが、人を不快にさせたり、誰かを傷つけたりするのではなく、古坂大魔王のように戦略的に工夫して欲しいところです。

さて、最後にカリスマ・コンサルタント和田裕美さんが「バイラル・マーケティング」の面白い事例として「メーク女子高生のヒミツ」というものを紹介していました。

バイラルすなわち「感染する」ということで、

・人から人に口コミで広がる

・思わず伝えたくなる仕掛けがある

・成功すれば低コストで効果大

といった効果が期待できるマーケティング手法となります。

私も見てみましたが「なるほど、そういうことか~」と思わず人に言いたくなりましたので、ご紹介したいと思います。

コチラで見ることができますので、興味のある人は見てみてくださいね。

多くの日本人にとって「海外」とか「世界」はすごく遠い存在という感覚がまだありますが、インターネットで繋がっているわけですから、確かに近いと言えば近いですよね。

世界に向けて発信するとしたらどんなことを発信しますか?