5月20日放送の「がっちりマンデー!!」は「大手に負けない!一芸がスゴい家電メーカーが登場!」というテーマで、メジャーなメーカーではないものの、一芸に秀でたスゴい家電でガッチリと儲かっている会社が紹介されていました。
千国の食パンなどが激うまのトースター
テスコムのプロ(美容師)御用達の最強ドライヤー
ユピテルの激安ポータブルカーナビ
この中でも非常に興味深かったのがユピテルの激安ポータブルカーナビです。
大手メーカーのカーナビは5万円超えは当たり前、ものによっては10万円オーバーのものもあったりしますが、ユピテルのポータブルカーナビはなんと驚異の2万円台!めっちゃ安い!
なぜそこまで安いのか?
それは無駄な機能を徹底的に省いているからです。
一般的なカーナビではテレビが見れたり音楽が聴けたりと色んな機能がついていますが、ユピテルの安楽会長は「そういう機能のほとんどはドライバーは使わない」ということで潔く省いています。
さらには渋滞情報や交通規制情報を知らせるVICSもないですし、地図の更新機能もありません。
とにかく引き算!引き算!引き算!
ということで、多機能で高価格化している商品から機能を減らしていくことで低価格化を実現したのですが、ガッチリと稼ぐにはもう一つポイントがあります。
ユピテルはもともとレーダー取締の分野を強みとしていましたので、取締ポイントを知らせることにより「うっかりの交通違反」を防ぐという機能は充実しています。
また事故多発ポイントを知らせることにより安全運転を促してくれます。
こういったデータ件数は7万件以上で業界最多なんだそうですが、なぜそれが実現できているのかと言えば全国のスタッフが現場でGPS測定器で位置情報を取るという地味な作業をコツコツと行っているからなんだそうです。
世の多くの商品・サービスはライバルが増えてくると差別化を図るために高機能化合戦になっていきますが、中小企業がそこで勝負をするのは結構大変。
敢えて逆張りで機能を絞った低価格帯を狙うというのも一つの戦略と言えます。
しかし、ただ単に機能を絞るだけではライバルに真似されると価格競争になってしまいます。
低価格帯でも安売りではなくきちんと利益を確保するためにはユピテルのように一芸を磨く必要があるということになります。
では自社が扱っている商品・サービスでも同じようなことができないか?
それを考える絶好の場が毎月開催している「戦略マーケティング・ブートキャンプ」です。
ユピテルの取締情報や事故情報のように、「ここはライバルに負けないぜ!」という自社の強みは何か?
実際に商品・サービスを利用するお客さんは本当にカーナビで音楽を聴きたいのか?機能は絞ってもいいけど取締ポイントを教えてくれるのはめっちゃ助かる!その機能が充実しているなら買う!
そんなお客さんが本当に求めているのは何なのか?
そういったことをマーケティングのフレームワークを活用しながら徹底的にアイディア出しする半日のセミナー&コンサルティングとなります。
「うちも逆張り戦略でガッチリ稼ぎたい!」という方はぜひともご参加ください。確実に思考の枠が拡張されますよ!
ブートキャンプは今月28日、体験ミニセミナーは29日午前・午後の2回開催となります。
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