4月22日放送の『芸人先生』は横澤夏子さんを講師に迎えての「お芝居的コミュニケーション術」講座でした。
横澤さんのことは「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」の頃から注目していたのですが、「イラっとする女」など観察力が凄いのとそれをお笑いのネタに変換する能力が凄いので、その意味でも注目の講座となりました。
前回の阿佐ヶ谷姉妹同様、今回の生徒は某百貨店の社員さんです。
お客さんや同僚などとのコミュニケーションをどう円滑に取ったらいいのかというお悩みを抱えています。
そこでまず冒頭に横澤さんは「話が続かないのは相手に興味を持っていないから」と断言されます。
とは言え、苦手な人や嫌いな人に興味を持つというのも難しいもの。
そこで提唱したのが「私が映画監督」というもの。
これは相手に対して(心の中で)タイトルをつけることによって、「あぁ私は今、相手のお芝居を見ているんだ」と思うようになり、相手に興味を持つことができるようになる、という作戦です。
例えば相手の話を全く聞かず、自分の喋りたいことだけをひたすらマシンガンのように喋り倒す人がいたとします。
まぁだいたいこの手の人は嫌われてしまうのですが(私も苦手です)、でも、そんな人とコミュニケーションを取らないとならない立場であればそうも言ってられません。
そこで、例えば「息継ぎをしない女(男)」といったようにタイトルをつけることによって「この人はどこまで息継ぎしないで話せるんだろう?」と興味を持つことができるという仕組みです。
アドバイザー的な存在である和田裕美さんはこれを「心ファイリング」と呼んでいました。
「嫌な人」とファイリングしていたのを「息継ぎしない女(男)」という風にファイリングし直すことで違う角度で相手を見ることができ、客観的になれるのでコミュニケーションを良好にすることができるんだそうです。
皆さんも、身近に苦手な人や嫌いな人がいたら、映画監督になって「〇〇な男」「〇〇な女」という風にタイトルをつけてみてはいかがでしょうか?
もう一つ、「自分のモチベーションを上げるのにどうすればいいのか?」という質問に対して横澤さんが提唱したのが「私が主人公」というものです。
これは今現在の自分の状況を客観視してドラマの主人公に見立てるというものです。
例えばその状況に合わせて好きな映画やドラマのサントラを聴く「サウンドトラック作戦」によってテンション、モチベーションを上げることができます。
これは分かりますね~。私も税理士試験勉強をしていた時には要所要所で「情熱大陸」のテーマ曲を聴いて気分を高めていたものです。
自分の人生の主人公は自分!気分よくご機嫌に過ごすために音楽や服装などの力を借りるというのは大事なことですね。