4月15日放送の『芸人先生』は阿佐ヶ谷姉妹のお二人を講師に迎えての「ちょうどイイ接客術」講義となりました。
阿佐ヶ谷姉妹いわく「おばさんはコミュニケーションのエキスパート」。
コミュニケーションが苦手な人はぜひともおばさんのテクニックを活用することで円滑なコミュニケーションを目指しましょう!
ということでお二人が提案するポイントの1つが「ちょいお節介」。
単なるお節介だと求めていないものを一方的に売りつけるようなマイナスイメージがあります。
この押し売りのようになってしまう原因を「他店との差別化を図ろうと頑張って無理をする接客であり、やり過ぎのため不自然になる」と分析しています。
個人的に超苦手な「お店に入った瞬間からのマンツーマン接客」なんかもこれに該当する気がします。
そうではなく「ちょいお節介」で相手(接客の場合はお客さん)との間にある垣根を取り除こうというものです。
アドバイザー的存在である和田裕美さんは「ゆる敬語」を提唱しています。
例えば「かしこまりました。少々お待ちください」はきちんとした敬語ですが、それを「わかりました。ちょっとお待ちください」と少し崩したゆるい敬語を使うことによって相手に安心感を与え、ちょうど良い距離感を作ることができます。
これは我々のようないわゆる「先生業」でも結構大事なテクニックで、カッチリとした敬語を使うとそれはそれで間違っていないのですが、ちょっと冷たい感じというか距離を感じさせてしまいます。
といってあまりにもくだけすぎると親近感を感じるというよりは「上から目線」と捉えられてしまうおそれもありますので、どれぐらいゆるくするかは注意が必要と言えます。
我々法律家は我々が思っている以上に、一般の方は敷居を高く感じていますから、ほどよくゆるい敬語を使うことで目線を合わせるというか、まず安心してもらうということをもっと意識していいかもしれません。
確かに自分がお客の立場であれば、フランクすぎないぐらいのゆるい敬語で接客してくれた方が安心感を持つかもしれないですからね。
また、頑張りすぎると肩に力が入って不自然なコミュニケーションになってしまうので、自然体で臨むためにルーティーンを提唱していました。
阿佐ヶ谷姉妹にも本番前に緊張してきたときに二人で必ず行うルーティーンがあるということでしたし、和田さんは講演の前には胸をグッと張るパワーポーズを取るのがルーティーンなんだそうです。
私も日常の中で習慣化したものが色々ありますが、こういったパワーポーズについてももう少し研究してみたいと思いました。
皆さんにはここ一番の時のためのパワーポーズはありますか?