「土日は閲覧数が少ない」と言っていたら皆さんご覧になってくれるようになったのか閲覧数が増えてきました(笑)。
ありがたや、ありがたや。
そして神社ネタはなかなか好評なようですので、今回は神社に行くとお出迎えしてくれる「狛犬」についてご紹介したいと思います。
以下、神社検定の公式テキストである「神社のいろは」から抜粋します。
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神社の参道や拝殿の前でよく目にするのが狛犬です。邪気を祓い、神前守護の意味をもつとされています。
玉を持っているものや、子を従えているものなどさまざまなものがあります。
犬といっても獅子形の像で、起源はエジプトやインドとされています。
シルクロードを渡り中国から朝鮮半島の高麗(こま)を経て日本に伝わったために、「外来の犬」という意味で「高麗犬(こまいぬ)」と呼ばれるようになりました。
そして、日本でその形態はさまざまに変化をとげたのです。
雌雄一対で、一方が口を開け、他方が口を閉じている、いわゆる「阿」、「吽」の姿をしているのが一般的です。
もともと狛犬は魔除けの力をもつものとして、天皇がいらっしゃる宮中で、几帳(布製の間仕切り)や御帳の裾を押さえる木製の重し(鎮子)として用いられていました。
それが神社や寺院でも使われるようになり、拝殿前や参道に置かれるようになっていきました。
神社によっては狛犬だけではなく、別の動物の像も見つけることができます。
例えば、稲荷神社の狐や天満宮の牛、春日大社の鹿などです。特に稲荷神社では、狛犬がいる場所に狐の像が置かれています。これは祀られている神様の神使で、神の使者です。
神使は鳥や獣、魚とさまざまで、動物が神意を伝えるという話は、『古事記』や『日本書記』にも見られます。
特別の存在である神の使いは、ご祭神となんらかの縁故でつながっています。
上記に限らず、熊野本宮大社の烏(からす)や八幡宮の鳩が有名です。
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狛犬も神社によって様々です。
いかついもの、かわいいもの、ひょうきんな顔つきをしたものなどなど。
↑東京・赤城神社の狛犬。ちょっとスフィンクスっぽい
↑東京・東郷神社の狛犬。角ばっていて強そうです
↑東京・戸越八幡神社の狛犬。ひょうきんな顔つきです
↑千葉神社の狛犬。ダイナミック!
↑埼玉・調神社の神使は兎です
神社好きな人の中にも特に狛犬が大好き、という人もいるぐらい奥深い世界ですよ。
「神社に行って何をしたらいいの?」という方はとりあえず御朱印をいただくのと、この狛犬にフォーカスしてみてはいかがでしょうか?