選択理論心理学では人は生まれながらにして「生存の欲求」「愛・所属の欲求」「力の欲求」「自由の欲求」「楽しみの欲求」という5つの基本的欲求を持っている、と考えています。
そして、各欲求の強さ・器というのは遺伝子レベルで決まっているものなので、大きくなったり小さくなったりはしないと考えられています。
例えば「力の欲求」。
むちゃくちゃ負けず嫌いで、勝負事には絶対勝ちたい!営業ノルマは絶対達成したい!というタイプの人は生まれつき力の欲求の器が大きいということになります。
逆にいわゆる「草食系」で争いなんて嫌い、誰かと戦うなんて望まずのんびりと生きていきたい、というタイプの人は生まれつき力の欲求の器が小さいということになります。
器が大きければ沢山注力しなければ満たされないですし、逆に器が小さいのであればそんなに注力しなくてもすぐ満たすことが可能となります。
ということは最近取り上げてきた時間術の観点からも自分の各欲求の強さ・器がどれぐらいで、現在どれぐらい注力していて、満たされているのか、逆に満たされていないのかを知ることは大事なことではないでしょうか?
でも、そんな知る方法なんてあるの?
あるんです!
アチーブメント社の「5つの基本的欲求サーベイ」、これおススメです。
質問に回答すると、生まれついての各欲求の強さ、現在の注力度、そしてその注力の結果である満たされ度が数値化されます。
私は毎年1回受けているのですが、つい最近受けた際の結果がこちらです。
これで分かるのはとにかく「楽しみの欲求」がめちゃくちゃ強いということ、そして注力し満たされているということ(全項目100)。
その他の欲求も軒並みバランスよく注力し、満たされているので結構理想的な状態かなと感じています。
ところで生存の欲求はあまり強くありません。
でも私は結構健康に気をつけています。
睡眠、食事、運動など。
やはり個人事業主として自分が倒れてしまうと仕事が止まってしまうので、特に独立してからは健康に気を遣うようになりました。
では、そのように環境が変わると欲求の強さも変わるのでしょうか?
選択理論心理学では「欲求の強さ・器の大きさは生まれついてのものであり不変なものである」と考えられています。
私が健康に気を遣うようになったのは、生存の欲求の器が大きくなったからではなく、むしろ器が小さくて放っておくとなおざりにして健康を害することになりかねないので意識的に注力するようになった結果です。
よく頂点への道講座やJPSAの支部会などのテーブルシェアで「自分は昔は力の欲求が強かったけど、今はそうでもなくなった」という風におっしゃる人がいるのですが、これは正しくなく、あくまでも「注力度」や「満たされ度」が変わっただけで欲求の強さ自体は変わっていないということになります。
と、このようにサーベイを活用することで、5つの基本的欲求の状態を把握することが可能になります。
自分が今、どんな欲求が満たされているのか、または、満たされていないのか?
また家族や社員はどうなのか?
これがわかるとどんな活動に注力すべきなのか、家族や社員とどのように関わってあげるといいのかが見えてくると思いますよ!
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