『小さな会社の稼ぐ技術』は以前ご紹介した『小さな会社★儲けのルール』(コチラ)と同じ栢野さんの著書で、一緒に読めば理解度も深まるだろうということで連続して読んでみての学び・気付きをシェアしたいと思います。
前回の『小さな会社★儲けのルール』では時間戦略に着目し、「成功するためには長時間労働が不可欠だ!」というある意味時代に逆行した学びを得ましたが、今回着目したのが「弱者の戦略として接近戦を徹底せよ」です。
これは
・人は、知らない人には攻撃的で、警戒心を持つ
・人は、会えば会うほど好意を持つようになる
・人は、相手の人間的な側面を知ると、より親近感を持つようになる
という「ザイアンスの法則」を活用したもので、直接間接問わず接触頻度を高め、時にはプライベートなことも知ってもらうことで仲良くなり、いざ必要なときには「いつも仲良くしている〇〇さんに仕事をお願いしよう」と真っ先に思い出してもらえる存在になることを意図したものとなります。
私がこの中でも特に実感しているのが「人は、相手の人間的な側面を知ると、より親近感を持つようになる」です。
私はFacebookに神社巡りのことやBABYMETALのことやスイーツのことなどをちょくちょく載せています。
「いいね!」が沢山つくかどうかはさておき(いや、でも「いいね!」は欲しい笑)、Facebookで繋がっている人とリアルに会うと、結構「この間も神社に行っていましたね」とか「ライブ行ってましたね」「私もBABYMETAL好きなんです」みたいに言われて、「案外みんな見てるんだな~」と感じます。
税理士のようなお堅いイメージの仕事で、かつ、私自身もどちらかというと(というかかなり)真面目な人間なので、「宮治はひたすら仕事をしているかビジネス書を読んでいるかの超ストイックな生活をしているに違いない」と思われることもあるのですが、そういった投稿を見ていただくことで「宮治にも人間臭いところがあるんだな」と思ってもらうことも意図しているわけですよ。
そういうこともあってか初めてお会いしてから何年も経ってから仕事の依頼をしていただけるケースが増えてきました。
これはまさに接近戦の賜物です。
が、そんなに恩恵を受けているにも関わらず、最近ちょっと意識していなかったな~と反省した次第です。
本書では徹底的に接近戦を磨いた結果、売上を大きく伸ばした事例が沢山紹介されているのですが、それに比べると「自分はまだまだヌルいな!」と痛感します。
まずは本書を読んで、自分の接近戦をどのように再構築するかアイデア出しをし、年内には実行します。
皆さんもご自身のビジネスの接近戦を強化するためにも読んでみてはいかがでしょうか?