本日は一般社団法人不動産相続支援協会主催の「不動産相続deハピネスセミナー」でした。

今回は協会の代表理事である芳賀由治さんが講師となり「私の不動産、どうして均等に分けられないの?」というテーマでお話をしました。

平成27年に相続税の基礎控除額が大幅に引き下げられたこととさらなる高齢化により、「相続ビジネス」のマーケットは拡大しています。

我々と同じように相続セミナーを開催している団体は沢山あります。

そんな中で我々が相続セミナーをしている意義は何なのか?

実は毎回セミナーの冒頭に芳賀さんが協会の理念について話しています。

それが「不動産を通じて幸せをつなぐ」です。

北海道では持ち家率56%と、半数以上の方が何らかの不動産を所有しています。

家は長年の家族の生活、子供の成長などたくさんの「想い」が詰まったものです。

その「想い」を残された人に引き継ぐはずの相続で家族が仲違いしてしまったりトラブルになってしまうことが多々あります。

大切な家族が守ってくれた不動産(家)を有効活用し、家族のきずなを守るために私たちは皆さまの円滑な相続の為に活動をしてまいります。

というのが、我々協会の存在意義、ミッションとなります。

以前にも取り上げたことがありますが、普段全く接点のない甥が急にやってきて、「俺にも財産もらう権利があるんだろ。現金で欲しいけど、現金がないんだったら家売ってでも用意してくれよな」と言ってくると長年住んできて、これからも住み続けるはずの思い出の詰まった家を手放さなくてはなりません。

そんなことにならないように我々ができることは情報提供と具体的なお手伝いです。

やはり単なる情報提供だけでは足りません。

きちんと専門家として具体的なお手伝いまでして初めて円滑な相続になります。

人によってはネット上で間違った情報を引っ張ってきてしまいます。

人によっては正しい情報を間違って(自分に都合のいいように)解釈してしまいます。

そもそも協会には税理士の私だけでなく司法書士、弁護士などの法律の専門家もいますが、相続には色んな法律が複雑に関係してくるので、こう言うのもなんですが、素人の方が付け焼刃で対応できるような甘いものではないわけです。

だから我々専門家がしっかりと関わって、正しい情報をお伝えし、誤解しているなと感じれば都度軌道修正していき、他の専門家も必要であればバトンタッチして、御相談者が願う理想形になるべく近づくように尽力するというスタンスが必要不可欠なのです。

ということで、次回6月は私が講師を務めるのですが、注意喚起の意味も込めて「不動産相続にまつわる勘違いしやすいポイント」について解説したいと考えています。

協会での個別相談もそうですし、税理士会で相談員として数多くの税務相談を受けてきた中で、「一般の方はここをよく勘違いするんだな」という法則が分かってきました。

そのような「よくある間違いやすいポイント」を聞いていただくことで、いかに素人考えで動くのは危険なのかをご理解いただいた上で、まずは最初の一歩としてセミナー終了後の無料の個別相談会にお申込みいただきたいと思います。

円滑な相続のために、是非とも我々専門家をご活用ください!

 

<不動産相続deハピネスセミナー Vol.12>

■日時:2018年6月19日(火)

セミナー 13:30~14:30 個別相談会 14:30~15:30(要事前予約)

■会場:札幌市教育文化会館(札幌市中央区北1条西13丁目)

■参加費:無料

■お問い合わせ先:一般社団法人不動産相続支援協会 電話011-206-4405(担当:山本)