緊急事態宣言が全国的に解除されたこともあり、先日名古屋に行ってきました。
行きの飛行機はそうでもなかったのですが、帰りの飛行機がほぼ満席で、新千歳空港自体も結構混んでいました。
さらにはJRも一般車両は満席で指定席のUシートにもまあまあ人が乗っていたので、ようやく人の動きが出てきたなという印象です。
飲食店も営業しているお店が多かったので、矢場とんのみそかつ、きしめん、エビフライなど名古屋めしを堪能することができました。
コロナになってからもちょこちょこ出張をしていたのですが、緊急事態宣言が発令されていると飲食店がやっておらず、ホテルでコンビニ弁当を食べることもあったのに比べると、こうやって外食できる状況がありがたく感じますね。
緊急事態宣言が解除されても新規感染者数は減少傾向にあるようですから、この調子で落ち着いていくことを願うばかりです。
さて、実は出張に行く数日前から急に無性にモンブランが食べたくなっていました。
そこで名古屋のどこかでモンブランが食べられないか調べたところ発見したのがモンブラン専門店「栗りん」です。
※「くりりん」と読みたくなりますが「くりん」と読みます。
こちらのお店は以前、何かのテレビ番組で取り上げられたのを見た記憶があり、「そうだ!名古屋にはモンブラン専門店があったんだ!せっかくだから行こう!」ということに。
私は出張する際には基本的にはグルメよりも神社巡りを優先し、時間がある限り神社を巡るようにしているのですが、今回は完全にモンブランを優先することにしました。
名古屋に到着し、一旦ホテルに荷物を預けてお店に到着したのが14時。
お店の前には10人ほどの行列ができています。
こちらのお店ではテイクアウトもやっており、そちらも大人気だそうですが、この行列はテイクアウト待ちのものとなります。
私は店内で食べたかったのでお店の中に入ると1時間待ちとのこと。
基本的に食事のために並ぶことはしないのですが、今回は別。
1時間待つことにして、お店のすぐ近くにある大須観音などを散策しました。
そして15時改めてお店に向かいます。
注文したのは定番メニューである「黄金モンブラン」。
目の前で専用の機械で絞り出すことで細いクリームが出てきてモンブランが形づくられていきます。
このお店のコンセプトは「五感で楽しむモンブラン」。
このようなパフォーマンスによりまさに五感で楽しむことができました。
と、長々と書いてきましたがこのお店には戦略マーケティングの真髄が詰まっています。
そもそも「モンブラン専門店」というのが超ニッチ。
でも食材やコンセプトなどにこだわったことにより話題となり、「モンブランと言えばここ!」という存在となりました。
ちなみに今回食べた「黄金モンブラン」はドリンクが付いて1,800円です。
普通のモンブランケーキと比べて何倍もしますが、それでも並んででも食べたいという人が沢山います。
これはもうブランドと言えるでしょう。
話は戻って、緊急事態宣言が解除されたことにより、飲食店にもお客が戻ってくるかと思います。
しかしそもそも飲食業界はライバルがひしめく激戦区です。
その中で選ばれる存在になるには「栗りん」のような差別化が必須です。
差別化戦略、考えていますか?