6月11日放送の『ガイアの夜明け』は「コロナでもこだわりを!~飲食店 ”次”を見据えた闘い~」というテーマでした。

ハウス食品グループが今年3月から飲食店を支援するためにキッチンカー事業をスタートさせました。

キッチンカーのレンタルはもちろん、仕込み場所や出店スペースなどもハウスが世話をするというものになります。

そこで早速キッチンカー事業をスタートさせたのが創業93年の高級レストラン「アラスカ」。

私は存じ上げていなかったのですが、大物芸能人や政界のトップに愛されてきた知る人ぞ知る名店です(あのオードリー・ヘップバーンも来店しています)。

コロナ前は予約必須の人気レストランだったのですが、コロナにより売上が激減。

そこで「この苦しい状況でも前を向いて必ず生き残る」という強い決意のもと参戦したという経緯です。

さて、キッチンカーはここ札幌ではあまり見かけないような気がするのですが(私が気付いていないだけ?)、東京ではオフィス街に出店するというのをそれこそ同番組で何度も見ていました。

お昼時になると周りの飲食店は満席になり、コンビニも長蛇の列になるので、そうしたランチ難民の救世主的存在だったわけです。

お店としては車一台を停められるスペースがあれば出店できるというメリットがありますし、利用者としては本格的な料理をリーズナブルな料金で楽しめるというメリットがあります。

特に今回の「アラスカ」の料理はお店で食べれば2,500円以上はするところをその半額以下の「キッチンカー価格」で楽しめるということですから、かなりお得と言えます。

先ほど札幌ではあまりキッチンカーを見ないと書きましたが、実は最近事務所の近くでちらほらとキッチンカーを見かけるようになりました。

札幌の場合は中心地でもそこまでランチに困るということはありませんが、「アラスカ」の場合はコロナ後を見据えて「まずはこれで名前を覚えてもらう」という戦略ですから、同じように

「キッチンカーでお手頃なランチを楽しむ」→「常連になって名前を覚えてもらう」→「その流れでお店にも来てもらう」という流れを作るという意味で、もしかすると今後もキッチンカーの出店が増えるかもしれませんね。

ここ札幌では6月20日で一応緊急事態宣言が解除されても、その後もまん延防止等重点措置の適用により、引き続き飲食店には時短要請などが行われる予定です。

そんな中でもコロナ後を見据えてどう今のうちに仕込んでおくのか?を考えさせられる内容でした。