6月7日放送の「がっちりマンデー!!」は「加藤浩次が驚いた!!若手社長の儲かるベンチャービジネス!」というテーマで、過去に取り上げたベンチャービジネスをMCの加藤浩次さんが覚えているかというちょっとしたクイズ形式のものでした。

取り上げた会社は私も過去に見て覚えていたので、クイズは全問正解できたのですが、もちろん大切なのはそんなことじゃありません。

過去に取り上げた時点でもしっかりと稼げるビジネスモデルを構築していた若手社長が、今回のコロナショックを受けて、どうなったかという点こそが注目ポイントとなります。

まずは空いた時間に働ける求人アプリ「タイミー」でがっちり!の株式会社タイミー。

働き手にとっては面倒な面接なしに働きたい場所で働け、お店にとってはそのタイミングだけスポットで人手が欲しいというニーズを満たしてくれるまさにウィン・ウィンのうまいビジネスモデルといえます。

放送後も順調に登録者も導入店舗も増やしていたそうですが、さてコロナの影響でどうなったのか?

現在はコンビニなどの利用も増えており、売上は順調に伸びているそうです。

さらに、新規事業として「タイミーデリバリー」をスタートさせました。

配送するのはお店の人ですが、事前予約をして同時配送する仕組みになっており、1軒配送してはお店に戻ってまた別の1軒に配送して・・・ではなく、一気に何軒も配送できるので配送効率は3倍もアップするんだとか。

 

次にエステティシャンのいないセルフエステ店「じぶんdeエステ」を運営してがっちり!の株式会社博心。

エステティシャンの人件費がほとんどかからないことから通い放題、最高級エステマシンを使い放題で月額たったの5,980円というサービスが女性のハートをがっちりと鷲掴みしています。

コロナにより、どう変わったのか?

通常のエステサロンであればお客とエステティシャンが個室の中で密な状態になるので、客足が遠のく恐れがありますが、こちらのお店はそもそもお客一人でセルフケアをするので、密になる心配もなく、全く問題無し。

さらには、外出自粛により在宅ケアの需要が増えると見込んで、新たに月額19,800円でホームエステができるレンタルサービスをスタートさせました。

 

この2社に共通しているのは、もともとがっちり!と儲かるビジネスモデルがあり、しかもそれがコロナによってもそんなに影響を受けないようなものだったけど、コロナショックにより生まれた新たなニーズに対応する形で新規事業も展開しているという点です。

いや~、抜かりがないですよね!

「ピンチはチャンス」とはよく言いますが、今回のコロナショックでも観光業や飲食業などが大きなピンチを迎えている中でも見方を変えればビジネスチャンスは沢山あるということです。

コロナショックをむしろ自社のビジネスチャンスと捉えたならば、どんな新規事業が思いつくでしょうか?